Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

青い、空。

2010-04-10 23:38:15 | Weblog

昨夜東京を出発し、夜中に起きたサキタの相手をしたり、ハルトくんが仮眠を取る間サキタと2人で明け方のPAで散歩をしたり、ハルトくんの眠気覚ましに付き合ったりしながら寝心地の悪い助手席で眠り、7時頃ハルトくんの実家に到着した。
富山はなかなかのお天気!

待ち構えていたハルトパパ&ハルトママは、早くもサキタにメロメロだ。
先月あったばかりだけれど、「大きくなった気がする!」「言葉が増えた気がする!」と大騒ぎ。
調子に乗って、最近よく歌うようになった「ちゅうりっぷ」の歌を披露したら、もう大喜びだったよ。
うんうん、富山だもの、チューリップは鉄板だよね。
そして、2人はいそいそとトイザらスの袋を持ち出してきた。
袋の中には、プラレールの電車(中央・総武線)と新幹線(MAX)、信号機。
ついでに中くらいの微妙なサイズの青いゴムボール。
絵柄は勿論、サキタの大好きなアンパンマンキャラだ。

…先月、「勝手に玩具を買い与えたらいけないと思って云々」という話を聞いたような気がしたのだけど、夢だったかな。
うん、きっと夢だったな。

サキタはまんまとハートを鷲掴みにされ、歓声を上げながらプラレールに飛びつき、「あーけーて♪」と私のところへ持ってきた。
こうなった以上、サキタに我慢させるのは不可能だし、我慢させる理由もナイし、何よりサキタ以上にわくわくした顔のハルトパパとハルトママの手前開けないわけにはいかないだろう!(T▽T)
ハルトくんの苦笑いに応えて私もへらへらとした笑いを返し、ありがたく頂戴することにした。
電池が別売ということに気付いていなかったので、動きはしないけれど、サキタは手動でガンガン遊びだしたよ。
良かったねぇ…。(´ω`;

そのままサキタをハルトパパ&ハルトママ(ついでに今や実家暮らしとなったマサトくん)に頼み、ハルトくんと私は少々寝させて貰ったよ。
このままでは、まともに活動するのがしんどいのでね。(完全に寝不足)
起きて身支度を整え、今回富山へとやってきた目的を果たしに、皆で出掛けることに。

今回は、ただ遊びに来たわけではナイ。
昨年11月16日、たった15週5日という短い命で天使になった、可愛いテパの納骨をするためだった。
49日とかまぁ納骨のタイミングはあるようだけど、私の体調のことや、時期が年末年始に被ること、何より深い雪を掘り起こしてまでわざわざ冷たいお墓の下に入れることはナイだろうと考え、暖かい春になるまでは、一緒に家で過ごそうと思ったのだ。
そして春になったら、高瀬家に生まれた子供として、きちんと高瀬家のお墓に入れるのがイイと思われた。
そこでハルトパパやハルトママに相談して、今日、いつも高瀬家がお世話になっているというお坊さんに霊園まで来ていただき、お経を上げていただいて、テパをご先祖様にお願いすることになったのだよ。

霊園に着くと、岐阜からナオトくん&さなえちゃん(次男夫婦)も来てくれていた。
私達が富山へ行くと電話で話した時、「せっかくだから顔を見にいこうかな」と言ってくれたのだ。
軽いノリだったけれど、多分、私が入院した時やテパの火葬の時には来られなかったから、気を遣ってくれたのだと思う。
サキタのこともすごく可愛がってくれてるからね、きっとテパが生まれてくるのを、楽しみにしていてくれたのだと思うよ。

今日の富山はお天気も良くて暖かく、ところどころに満開の桜がちらほらと見えて、ぽかぽかと気持ちのよい陽気。
空はすっきりと爽やかに澄んで、吹く風も清清しく心地良い。
あぁ、テパを送った秋の空も、こんな風にキレイな青だったね。

寒がりなこの私がジャケットを着なくてもイイくらいの暖かさで、余計な荷物が減って大いに助かった。
霊園に入ると、墓石とアスファルトの照り返しで更に暖かい!(爆)
暑がりのハルトくんなんかは、うっすらと汗をにじませているくらいだったわ。(^-^;

高瀬家のお墓に着くと、ハルトママがお花やお供えのお菓子やバナナ、お線香などを並べてくれた。
テパのお骨と数珠を忘れないように!とそればかり気にしていて、他の用意にまで気が回らなかったのだけど、事前にハルトくんがハルトママに相談した際、用意しておいてくれるという話になっていたそうだ。ありがとうございます…。
テパ、優しいばぁばで良かったね…。
抜けてるママでスマンね…。
お供えのお菓子は、カワイイ鯉幟の形をした袋に入っていた。
「100均で買ったんやけど、イイやろ♪ これ、カワイイわぁ~と思って♪」
テパの出産予定日が5月5日だったことを、ハルトママは覚えていてくれたのだ。
さすがです、ハルトママ。

テパのお骨を墓石の前に置き、お坊さんにお経を上げていただく。
「ちや、しっかり手を合わせてあげたいでしょう? 俺がサキタを抱っこしているよ」
ハルトくんの言葉に甘えて抱っこしていたサキタを渡し、数珠を握って手を合わせた。
テパに伝えたい想いはたくさんたくさんあって、ちょっとやそっとではとても伝えきれるものではなかったけれど。
今の私に思いつく言葉の全てを、満足な言葉に変換することもできない想いを、ありったけ込めて、手を合わせた。
ひょっとしたら、それらをまともにぶつけられたテパが、「おぉっとぉ!(゜д゜;」とよろめくくらいの勢いはあったと思うよ。
辛いとか悲しいとか泣きたいとか、そんな気持ちはとうに行くところまで突き抜けてしまっていた私。
お経が終わって閉じていた目を開けると、ほんの少しだけ、目が潤んでいた。
テパがこれからまた新しく生を受けた時、今度こそ元気いっぱいに生まれて、そして幸せになってくれたらイイ。
そう思って元気よく送り出したつもりだけど、やっぱり少し寂しさが残った。
もし叶うなら、テパ、また私達家族の元へ、戻っておいでね。
うぅ、めめしいママだ。(T△T)

納骨の前に、最後に抱っこする、とテパの骨壷をハルトくんと一緒に抱っこした。
ハルトくんの腕に抱かれたままのサキタも、よくわからないままに骨壷に触れて、一緒に弟を抱っこしたよ。
とどめに(?)普段サキタにするように、ぶちゅぅぅ~とちゅーをして、テパの小さな骨壷をお墓に納めた。
そこにはご先祖様達がもっと大きな骨壷で眠っていて、テパは曽祖父と曾祖母の間で抱っこされるように、ちょこんと納められた。
ハルトくんの父方の祖父母は、結婚した時にはもう亡くなっていたので、私はここに眠るご先祖様達を誰も直接は知らナイ。
それでも、「新参者の嫁が図々しくもお願いしますが、あなた方の小さな子孫をどうぞよろしく」とお願いしてきたよ。
いつか私もここに入る日が来るのだろうけど(長男の嫁だしな)、その時の楽しみができたかな。
私のお骨は、ぜひテパと並べて貰うことにしよう。そう遺言を書いておこう。(まだまだしぶとく生きていくがね!)

大袈裟にならず、簡単過ぎもせず、堅苦しくならず、かといってラフ過ぎもせず、実に私達らしく、テパの納骨ができたように思う。
服装も皆キレイ目にしているけど普通服だし、終始明るく和やか~な雰囲気でさ。
サキタは抱っこされていたせいか、お経に驚いたり愚図ったりもせず、イイコで大人しくしていた。
「ここはふざけたり騒いだりしてはいけないのだな」と空気を読んだ感じだ。
エライ! さすがお兄ちゃんだ!

霊園を後にすると、実は疲労と胃もたれ(?)で体調が悪かったというハルトパパは病院へ。
(出張が続いたり、接待が続いたりしたらしい。お疲れのところ頑張っていただき、ありがとうございますー!)
皆は、駅前のホテルへランチに向かう。
ハルトパパは食べられそうもナイので、病院から真っ直ぐ帰宅することにしたようだ。

ホテルの傍の広場(?)では、何か催し物をやっていて。(ホテルは「とやま自遊館」というところ)
ちんどんや屋コンクールだか何だか… 端の方で、練習か?という規模でちんどんちんどんやっている人達がいたよ。
地方との交流を含めた出店が立ち並び、各地の名物を売っていたり、紹介していたり、何だか賑わっていた。
人口の川のようなのがあるのだけど(富岩運河環水公園)、そこでラジコンのヨットを走らせている人がいて、川沿いには桜が満開で、その下にはお花見を楽しむ人達がたくさん。
小さな子供を連れた家族連れや、犬の散歩をしている人も多く、楽しくのんびりとした週末を、皆が楽しんでいるようだった。
スタバがあって、そこだけ妙にオシャレ感が漂っていたのがウケたよ!
天気がイイせいか店内の席はガラ空きで、でもレジには長蛇の列、みたいな!
何この人気っぷり。(^▽^;

ランチはホテルの中にあるレストラン。
春らしい桜モチーフのランチセットが楽しかった♪
サキタはよく食べるので、皆にこにこしながら眺めていたよ。
食べさせる私やハルトくんは、結構大変だったんだが!
サキタは自分でも食べてくれるけど、まだまだこぼすし、スプーンで掬い難い量になってくると「やってあげるよ~、イイよ♪」と言って食べさせて貰おうとするのな。
「やってあげるよ」は確実にこちらの台詞だし、その後の「イイよ」もサキタが「やって♪」と言った後のこちらの返答なので、完全に言わせる気満々ということだ。確信犯。

一旦家に戻ると、しばしまったり。
体調の優れないハルトパパはソファで寝ていたし(なぜかベッドでは寝ない)、睡眠不足だというナオトくんも昼寝。
朝からはしゃぎ通しのサキタは、電池が切れたかのようにチャイルドシートから寝たまま部屋に運ばれ、そのままお昼寝タイム。
ハルトくんとマサトくんは「サッカーでもやるか!」と海まで出掛け(歩いて5分)、ハルトママ・さなえちゃん・私はガールズトーク(というには年齢層高い)に盛り上がった。
夜は高山のホテルに泊まる予定なので、そこで飲むお酒などを買い置きの中から選んだりしたの。
満寿泉という美味しい日本酒があるんだよ♪
あまりお酒に強くナイ高瀬家だけど、さなえちゃんはそこそこイケる口らしい。
最弱の嫁の次は、最強の嫁が来た。うぷぷ。

夕食の時間に間に合うように、と今夜宿泊予定のホテルへ移動。
(ハルトパパは体調不良のため、「家で寝てる」と残った。残念)
家に泊まるとハルトママが大変だからね。
最近仕事が忙しくなって疲れている上、人数が増えて食事の支度も部屋の支度も大変な手間だからね。
もちろんそうなれば手伝うけれど、たまには温泉でも入って、ゆっくりして、孫ともたっぷり遊んで…ということなのだろう。
到着までには1時間少々だったが、ハルトくんが家に忘れ物をしてくるというポカをかましてくれた。orz
三兄弟がわいわいと「取りに行ってくるわ~」と戻ってしまったので、女性陣はサキタを囲んでまたもまったり。
サキタは貰った電車で遊び倒し、「こんなに遊んで貰って、買っておいて正解やったわ~、買った甲斐があったわ~(^-^)」とハルトママを喜ばせていたよ。
ハルトママは、本当にサキタに会うのを楽しみにしていたようで、仕事のストレスをサキタに癒されているようだった。
サキタも、私が「ばぁばにぎゅ~は?」とけしかけると素直にハルトママのところへ行って「ぎゅ~♪」と抱きつくので、いっぱい構ってくれる優しいばぁばが大好きなのだろう♪
相思相愛なので、存分にいちゃつくがイイよ!

夕食前に時間があったので、温泉にも入った♪
石鹸が流しきれているのかイナイのかわからないほどつるつるした泉質で、サキタが転ぶんじゃナイかとヒヤヒヤしたわ!
湯船の温度はちょうど良く、サキタが立ってちょうどの深さ。
回りに巡らされた段差はサキタが座ってちょうどの深さだったので、サキタがひっくり返らない様に支えつつ座らせ、のんびり寛げたよ☆
しかしサキタはジャグジーにはビビッて、ちょいちょいと手を伸ばしただけだった。
初めての広いお風呂は、気持ち良かったかな?(^-^)

男性陣が戻って来た頃、ようやく皆で夕食。
サキタの食事は取り分けだったのだけど、ハルトパパの分があって助かったよ!
それがなかったら、私の分をほとんど食べられてしまうところだったっ。
サキタが食べられナイお刺身などを除いて、食べられそうなものはあるだけ食べてしまったからね。
ホントに、よく食べるよ… 見ている分には気持ちイイ食べっぷりだけど… 見ていた皆は大喜びだけど…。
早くも、「サキタと分け合って食いっぱぐれる」か「サキタの分も頼んでつい残りを食べて太る」の2択を迫られるようになるとはっ。
(「サキタの分も頼むが残ったら残ったで食べナイ」が正しいのだろうけどね。大食らいの貧乏性だから、きっと食べちゃうね)

食後しばらくして男性陣がお風呂から戻ってくる頃、女部屋で酒盛りの予定だったのだけど。(男部屋はさっさと布団を敷きやがったため)
サキタを男部屋に寝かしつけている間に酒盛りは始まり、1時間も経たないうちに皆が眠くなり、あっという間にお開きになってしまった。
酒盛り…というより、部屋でだらだらして終わった、みたいな感じっ。

盛りだくさんな1日は、力尽きるように終わったのだった。
サキタは男部屋だから、超久しぶりにサキタのイナイところで眠るな…。