Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

一触即発のもやもや。

2010-04-08 23:22:54 | Weblog

会社で、珍しく飲み会が企画された。
しかし、私はサキタのお迎えがある。
年に数回あるかナイかのような飲み会に、「毎日お迎えに行ってるんだから、1日くらい旦那さんに代わって貰えないの?」などと言われながら、すごく行きたい気持ちもあったけれど、丁重にお断りをして帰宅した。
そりゃそうだ、今日の今日でいきなりハルトくんが早く帰って来てくれるなんてことは考えられないし、サキタをそんな理由で待たせるなんて可哀想過ぎる。

いつものようにサキタとお風呂に入り、上がって戻ったリビングで、携帯が点滅していた。
ハルトくんからの、メールだった。

『飲みに行くことになりました。夕食は要らないです、ごめんね』

このもやっとした気分を、誰が責められる?

私だって今日、本当は飲みに行きたかった。
滅多にナイ飲み会で、皆わかっていながらも誘ってくれて、嬉しかった。
本当は他にも飲みに誘われているけど、平日の夜だから諦めている。

ハルトくんが飲みに行くのは付き合い上仕方ナイのかもしれないけど、全部が全部好きで行っているものではナイのかもしれないけど、この圧倒的な頻度の違いはどうよ。
愚痴を言えば、「俺だって本当は早く家に帰って家でゆっくりゴハンを食べたいよ!」とか逆ギレされたりするんだよね?
私のこのもやっとした気分には、一切何のフォローもナイんだよね。
「ゴメンね、残念だよね」と言ってアイスの1つくらい買ってきてくれたりすれば、それだけで違うのに。イイよって言えるのに)

自力で気分転換するしかナイんだよね。

週末は家を空ける予定だから食材の整理をしているなんて考えもしないかも知れないけど、今日の夕飯は一昨日くらいから決まっていたし、既にもうパスタを茹でるだけの状態になっているんだけどね。
ハルトくんの1食分だけだから、それでもうキレイに鍋の中身が片付くはずだったんだけどね。

サキタを寝かせた後、上記の愚痴メールをハルトくんに送った。

しばらくして届いた帰るコール代わりのメールには、ただ『何も言えません。今どこそこ』とだけあった。

さぁ、このメールを、「返す言葉も掛ける言葉も見つからないほどに心を痛めている」と取るか。
「そんなこと言われたって、俺も困る」と取るか。
相手のコンディションによってどちらとも取られる内容を、よくもまぁ恐れずに送ってきたものだ。
私なら、誤解を生む可能性のあるメールを、ただでさえ機嫌が悪く、関係が悪化しそうな相手には、喧嘩を売る時以外には怖くて送れナイ。

で、私は、最後の素っ気ない位置報告により、後者と取った。
今の私のテンションも手伝って、当然の選択と言えよう。
そこで、私が返したメールが、これだ。

「あっそ。」(「喧嘩を売るなら買ってやるぜ」の意)

さぁ、ハルトくんが帰宅する。
超険悪な沈黙が下りるか、激烈なバトル勃発なるか。
ゆるーいテンションながら、バトルになれば一歩も引かぬ自信のある私は、そっと玄関の様子を窺う。
相手の出方次第で、いくらでも対応を変えてやろうじゃナイか。

ハルトくんは、散々飲んで来たとは思えぬほどに、至って穏やかだった。
あの失礼とも取れるメールの意図は、意外にも前者だったようだ。
おやおや、ならばそうとわかる文章を書きたまえ。
私からの冷た過ぎるメールを受け取る羽目にならずに済んだものを。(超上から目線で)

まぁこちらとしては、売られた喧嘩は全力で買う所存だが、別に喧嘩を売りたいわけではナイ。
なので、別にいつものことだし愚痴りたかっただけで怒ったり気にしたりしちゃいませんよ~という態度を貫いた。
ハルトくんは食事のことも悪いと思ったのか、「パスタ食べてイイ? 食べたい。でも(時間が)遅いから、いつもより少なめにしておこうかな…」などと言って、食べていたよ。
実際飲みながら食べれる量は少ないのかもしれナイけど、もう時刻はてっぺん超えてんだから、やっぱ気にしたんだろうな。

そんな、不気味に穏やかな空気。
うん、お互いやり切れないというか、これ以上険悪になりたくナイというか、とにかくこの状況はどうしようもなくて、本当の意味では誰もきっと悪くなくて、ただ仲良くしたいだけなんだ。

なのに、このもやっと感は、一体何なんだろうね。