「色差し」とは、色物の着物に『抜紋』をした場合、どうしても抜く過程に地色が余分に抜けるので、それを補正して仕上げる、紋章上絵の一作業です。
色無地を「木瓜」紋に抜いた所で、紋の中と縁が白く抜けています。
これを直すために、地色に合わせた色=染料を作り、彩色筆で色を差して行きます。
今でも未熟ですが、仕事を始めた頃、よく余計な所を多く抜いてしまい、手直しが大変でした。抜けた部分が多いと、作る染料自体が地色と完全に一致する事は難しく、その部分が目立つようになります。
又この仕事は緻密さが要求されますので、紋抜き・色差しの仕事は、黒の紋付の上絵が一通り出来るようになって初めてさせてもらいます。
色差しの途中で、未だ白い部分が残っています。
この前に地色に合った色を作りますが、これが一番肝心な事で、色が違えば折角の紋付は台無しになります。
着物の色は千差万別で、同じ色の系統でも少しづつ、微妙に色が違っていますので、色を合わせる作業には非常に気を使います。
差し終わり、蒸気で蒸して色を浸透させ、水際を直して完成します。
「抜紋」「色差し」の詳細
色無地を「木瓜」紋に抜いた所で、紋の中と縁が白く抜けています。
これを直すために、地色に合わせた色=染料を作り、彩色筆で色を差して行きます。
今でも未熟ですが、仕事を始めた頃、よく余計な所を多く抜いてしまい、手直しが大変でした。抜けた部分が多いと、作る染料自体が地色と完全に一致する事は難しく、その部分が目立つようになります。
又この仕事は緻密さが要求されますので、紋抜き・色差しの仕事は、黒の紋付の上絵が一通り出来るようになって初めてさせてもらいます。
色差しの途中で、未だ白い部分が残っています。
この前に地色に合った色を作りますが、これが一番肝心な事で、色が違えば折角の紋付は台無しになります。
着物の色は千差万別で、同じ色の系統でも少しづつ、微妙に色が違っていますので、色を合わせる作業には非常に気を使います。
差し終わり、蒸気で蒸して色を浸透させ、水際を直して完成します。
「抜紋」「色差し」の詳細
我が家の家紋を調べていたらこちらにたどりつきました。丸の中に「工」という文字が書かれているのですが、家紋の本を見ても載っておらず、ある掲示板に質問したら『丸に浅尾工左衛門』という人名を使ったもので珍しいものだということでした。
浅尾工左衛門というのはどうやら歌舞伎役者のようなのですが、それ以外のことはわかりませんでした。
この家紋についてなにか少しでもわかることがありましたら、教えてください
その点紋付きは黒だから少しはやりやすいんでしょうか。でも黒でも微妙に染めは違いません?
この家紋の由来については、申し訳ありませんが上記以上の事は分かりかねます。
風さん いえいえ・・・・・私がやる事ですから大した事ありません。
黒に関しては、一色で間に合わせていますが、近来の濃縮黒については手間をかけています。