紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

家紋ギャラリー  「桐」

2010年05月21日 19時10分21秒 | 
再び、久しぶりに<家紋ギャラリー>を更新しました。

今回は『き』の項です。
この項は、「桐」「菊」「桔梗」「亀甲」紋と、なじみな紋が多くあり、整理するのが億劫になって、遅れてました。

まず、「桐」と「算木」「杵」を編集しました。

桐紋は、元々菊紋と同様皇室の紋で、天皇から下賜されて広まったようです。更に豊臣秀吉がその紋を大盤振る舞いをして、臣下に分け与えて全国に広まったようです。
ですから、「五三の桐」紋は様々な姓に家紋として受け継がれて現代に至り、私も一番多く描いて来た紋です。
あまりにも一般的な紋で、且つ貸衣装にもよく付けられているので、嫌う方もおられるようですが。

この「桐」紋は、他の紋と比較して、今まで描いて来た紋の種類が、紋帖より少なく、偏って描いて来た事が分かります。ギャラリーに掲載した紋の種類は少々ガッカリさせるかもしれません。

 <家紋ギャラリー> 「桐」ほか

変った紋と云えば、下の「筍桐」紋が、紋帖には掲載されていません。
     五三の筍桐

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