こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

書写山

2009-01-27 05:23:23 | 


書写山の摩尼殿より奥に行くと、映画で使われたところがあるので行ってみました

行きは上り坂で、ヒールのあるショートブーツの私でも、日ごろの鍛錬のおかげで

ずんずん歩いていけます。ふとよぎるのは帰り道・・・上ったからには同じ数だけ

下るのです・・・下りはちょっと不安だ!行き着いたのが大講堂と呼ばれる建物。

写真右がそうです。正面は食堂(じきどう)。夕方ですからひと気はなく、私達の

前を歩いていた中東風の外国人と案内の日本人二人は 食堂に入ってしまったよう

です。



大講堂 国指定重要文化財 寛和2年(986年)花山法皇の勅願により創建され

た円教寺総本堂。衆僧の学問と修行の場として栄えた。本堂は釈迦如来。現在のも

のは室町初期のもので、昭和31年に解体修理された。・・・そうです。屋根が

とてもきれいな線で、大きさもあるせいか圧倒されました。





 こちらは食堂(じきどう)。どうやら中は観覧できるみたいで開いた扉の向こう

で人影が・・と思っていたら、お寺の人が扉を閉めにかかっていた。外国人たちは

二階に上がったみたいで、下を見下ろす姿も。



閉じられたらこうなるようです。

食堂(じきどう) 国指定重要文化財 後白河法皇の勅願で創建。修行僧の寝食の

ための建物で、別名『長堂』と呼ばれる長さ約40mもある二階建ての大建築。

 下を歩く人の姿からしてみて 本当に大きな建物・・・映画のワンシーンで渡辺

謙が立っていたのはここ?もっとちゃんと観ておくべきだった・・。



食堂の左側に建つ常行堂。部屋というより何かの舞台のような感じを受けたんだけ

ど、帰ってきてパンフレットを見たら当たっていました。じゃぁ、ここで謙さんが

撮影したのかな?

常行堂 国指定重要文化財 修行の一つ「常行三昧」をする道場で、舞台では大講

堂にむかって雅楽や舞の奉納が行なわれた。本尊は阿弥陀如来。昭和40年に解体

修理された。・・・そうです。言われて見れば、そうなんだ、大講堂と対峙してい

たんだ。想像すると雅楽の響きがあたり一体に流れて、そう、きっと夜かがり火に

照らされて舞を舞うんだよな・・。日本的な情緒ってところかな。

このみっつの堂は、どれもチョコレート色していて懐かしい感じ。再建されたり

解体修理されたのが昭和だから 創建された当時よりはどっしりしているのかもし

れない。こんな色の建物はいい。母校串本高校に通学していた頃、鉄筋校舎と旧校

舎があり、選択科目で旧校舎にいくと、こんなチョコレート色した木道階段があっ

て、そこを通るのがとても好きでした。なんかそのときのような気分になってしま

った。

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