こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

野生なやつら

2015-09-15 05:30:00 | 我が家
先週のこと、雨が続いて「お隣との間の溝に落ち葉や草が溜まっていないかな?」とブロック塀ごしに見下ろしたら、我が家の柿が溝に落ちていた。



色づくには少々早いような気がしますが、最近 ヒヨドリがつついているのを見るので 虫が刺したりすると色づくので鳥が寄ってくるのかもしれません。

でもこれは かじられたようにも見えるし・・・と ぼけ~っと見ていたら 写真右の溝の奥からなにかがちょろちょろと走り出てきました。その時はカメラを持っていなくて

この柿の写真も その後にカメラを慌てて持ってきて写したのですが、その走り出てきたものは真っ茶色の小動物。てっきりこの柿を取りに来たのかと思っていたら

柿を通りすぎ 上空で私が覗き込んでいるのも気がつかず立ち止まり 脚で耳を掻き始めました。体自体小さいからその耳も掻く脚も人形さんの手足のように小さいけど、

しぐさはこげが後ろ足で耳を掻くのと変わりなく、かわいい!と思わず小声で唸ってしまいました。掻き終わると 脱兎のごとく溝を左側に走ってうちの畑のほうに

下りてしまいました。戻ってくるだろうか?待ってはみたものの戻ってきません。そう、現れたのはイタチ。昔はよく見たけど 最近見なくなったと思っていたところ、

数日前に家よりずっと離れたところで、こげの散歩中に道路を横断しかけて私たちと目が合って そのまま川に向かって下りていってしまいました。

まだまだイタチも健在なんだと、そのときもすばしっこいこの生き物に喜んだのでした。で、溝に現れたイタチはそれ以後戻って この柿をきれいに種を一つ残して

去っていたのでした。

 その後のある晩のこと。網戸の向こうの真っ暗な柿の木でガサゴソと音がします。夜だし、きっとイタチかな?と覗いても真っ暗だし何も見えません。でも

カーテンを開けて私が見ているのを察知しているはずなのに、ガサゴソと音はやみません。部屋の電気を消して 懐中電灯で照らしたら見えるかな?と思って

照らしてみました。まずは地面からずんずんと光を上に、柿の枝に向けていくと 何かが葉っぱの間から光って見えます。来ている!!と喜んだ私ですが同時に

向こうの目がこっちを見ています。見ながら柿を食べ続けているのか シャリシャリという音も聞こえてきます。

カメラを用意して写してみたものの 網戸が邪魔して写せません。おとうさんがお風呂から出てきたので「何かが木の上にいる。目が光って、光を当てても逃げない」

と言ったら、外から照らしてみる!と出ていきました。なかなか見つけられずにいるので 私は網戸を開けて場所を指示、今度はその音でこげもリンリン鈴を鳴らして

やってきます。こげを近づけると逃げるのでこげを戸の外で待たせて照らしてみました。



これだと光る二つの目のようですが、照らしたら顔がはっきりわかるんですよ。カメラではうまく写せないのが残念。「これはタヌキにしたら顔がアライグマみたい」

とうとうこの界隈にアライグマが出たのか?



やはり写せません。おとうさんは「おもちゃのエアガンで撃ってみる」と自慢のエアガン(ピストル式)を持ってきて撃ちましたが、弾が柿の葉っぱに邪魔されて

届きません。運動会用のピストルを撃ってみましたが、それでも逃げずに柿を食べている様子。おとうさんも苛立ってきて 小石を投げたのですがそれでも逃げない。

相当根性が座っているのか おなかが空いているかですね。こっちのほうが疲れてきて「もうどうでもいいわ」ということでカーテンを閉めたのです。

あれは、イタチではない、目が大きい、タヌキか アライグマか、アナグマであろうと推察したのですが、まぁどれも木に登るからなぁ。

アナグマだとも少し鼻が長いような気がします。

その翌日、お昼過ぎ 今度は柿の木が風のわりに大きく揺れています。これはおかしい、昨夜の何かが来たのか、正体を暴いてやる!と意気込んでカーテンを開けたら

柿の木に割と大きなサルが座っています。「こら~っ!」と思わず大きな声を出したら 昼寝をしていたおとうさんが「わぁ、びっくりしたぁ」と飛び起き、

庭で寝ていたこげまで「わわあわあん」と吠えだしました。私は「サルが座ってんだよぉ」と言ったのですが 「心臓止まるかと思った」と文句を言われてしまった。


その夜、またもガサゴソと音がするのです。「また来たな」と電気を消して懐中電灯で照らしたら、照らされた中に現れたのは枝を降りる 丸々としたタヌキ。

そうかぁ こいつが前夜と同様柿を物色しにきたけど昼間のサルにあらかた取られて すごすごと帰るところ・・・ということのようです。

今年は柿の数も少ないように思っていたけど(いつもなら消毒をして虫食いを予防していたけど この二、三年はやっていない)、半分はこいつらの影響もあったのだ。

コメント (2)
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