三月も終わりになりあちこちで卒業式や終業式の話題が聞かれるようになってきました
だけど、いまは誰もが被災地に思いをよせ惨憺たる現地に、一日もはやく復旧・復興の
終結の日がやってきてほしいと願っている。それは神戸のときよりも時間がかかるので
はないか?いや、被災した人たちには家族も家も仕事も無くした人が多く、春がくると
思っている人は少ないかもしれません。
私の周りには季節は当り前に巡ってきて、道端にも野山にも明るい花が当り前に咲き
始めました。東北の春は遅い、だから春が来ると雪に閉ざされた景色から解放され人々
は一気に活動を始める・・・そんなイメージを持っていた。今回はその春でさえ長いに
ちがいない。
ライフラインも少しながら回復しだし、食糧などの援助物資も避難所に配られはじめ
マイクを向けられた人は「なにもかも無くしたけど命があればまたやっていける」と
寂しそうに言う姿に、私はひたすら「無理はしないで。阪神大震災のときのように
避難所でひっそりと息絶えてしまったりしないで」と思う。
暖かい日が続くと、山の桜がちらほらと咲きだして国道42号線沿いの山はもう
散りだした山桜も見かけます。昨年あたりから山桜の開花が早いように思えこのまま
だと山の桜は四月の始めに終わりそうではないだろうか。
いつものアマナも今年はよく見かけるが以前休耕田のあぜ道にたくさん咲いていたのに
イノシシが掘り返すのか、あぜ道から消えてしまった。いまは道路の端に追いやられた
ようだ。
レンゲの花も田んぼでみつけられず 畑の中に咲いたのを写させてもらった。
子供の頃は田植え前、一面のレンゲがみられたけどいまは人寄せに植えられたり、
なかには「わけわからん人」のように、たい肥用に種を撒くけどレンゲも菜の花も育た
ない場合もあるようだ。米どころでもある東北、がんばれ。