先日のことだけど、私は紀陽銀行のATMにでかけた。入金しようと機械の前に立ち、
祈るような気持ちで預け入れのボタンを押し、機械の指示に従い通帳を入れた。
機械の中で何が行われているかはだいたい想像がつくけど、タッチパネルに何行もの文
字のあと、入れた通帳が戻って来た。幸い後ろに並ぶ人もないのでもう一度やってみた
けど、同じだった。「なんで、この間裏の磁気テープを貼り替えてもらったばっかしや
のに・・・」こいつは一言文句言ってやろう・・と、番号券を取り待った。名前を
呼ばれ通帳を差し出し、「入金したいのに受け付けてくれません、この間磁気テープを
貼り替えてもらったばっかりなんやけど」「申し訳ありません。もう一度張り替えます
ね、お預かりします」と通帳を窓口のお姉さんが持って行った。この間というのは、
午前中行くとこ行くとこで、イライラした日だ。だけど、ここで訂正だけど窓口で言った
「この間貼り替えてもらった」と言うのは、今年貼り替えてもらった・・のだ。とうとう
物忘れが始まったらしい。まぁ、貼り替えてもらったことは事実だからね。しばらく待って
呼ばれて窓口に行くと「貼り替えさせてもらいました。それから通帳への御記入もさせて
頂きました。あのぅケースに入れてもらっていますか?」「はい」と写真の半透明ケース
を見せた。これはたぶん紀陽銀行のだと思うのだけどね、ほら、通帳もほかの金融機関とか
あるし、磁気テープに不具合がなかった時は、郵便局と銀行と重ねて通帳を持っていたら
局員さんから「それは磁気がおかしくなるのでやめてください。局のケースをあげます」と
もらって以来、私はちゃんと銀行、局、JAと分けてケースに入れるようにしてきた。
でもね、あれってATMの前でめんどくさいのよ。通帳めくるのさえ最近は手元を遠ざけて
見るようになったからね、ぺらぺらのケースから取り出すのが嫌になるのだな・・。
窓口のお姉さんは。ちらっと見てから「新しいケースを差し上げますのでそちらに移しかえ
てください」「わかりました。磁気テープはそんなにおかしくなるんですか?」「携帯と
一緒にしていませんか?」「鞄の中では一緒だけど」「携帯と一緒に入れると、おかしくな
るんです」・・・・え?カードと一緒なのか?昔は磁気テープは貼ってなかったよね、
貼るようになってから、そんな注意聞いたっけ・・・物忘れだな。きっと。そんなものなの
か・・。
で、お姉さんが出してきたのがこの青いケース。こんな立派なケースがあるなんて知らない
みんな持ってるのか!私だけ古いケースを持たされ、銀行に来るまでバッグの中の携帯で
磁気が狂わされていたのか・・。納得しながら車に乗り込み、前方を見たら若いお母さんが
バッグに通帳を入れながら歩いてきた・・・って、私と同じ古い半透明のケースじゃん。
みんながみんな持っているわけではないのか、青い通帳ケース!!このケースには磁気を
守る板が入っているんだそうだ。帰ってよく見たら、その板が破損したら銀行に持って行く
と交換するとある。その夜、おとうさんにこれこれこうで・・と説明し、青いケース
を見せたら「そんなケース、見たことない」と言う。おとうさんは仕事柄、銀行にもよく
行っているし、勤め先でも紀陽のケースは半透明だという。ということは、磁気テープを
おかしくする困った客用の要注意ケースなのか!
こちらはゆうちょのケース。ゆうちょで注意されてからはちゃんとケースに入れて、最近は
不具合もないのだ。私のちょっとしたミスであるにもかかわらず、文句を言いたくなるのは
やめなあかんわね。
それでは、オークワのポイントカードはどうだろ。この間はセルフレジで使用できずに
サービスカウンターのレジでは使え、普通のレジででも使えた。だけど、新宮のスーパー
センターのセルフでも使えなかった。ずっと財布の中に入れてるけど、紀陽のカードも
財布の中だと携帯の悪さには負けないようだし・・・。それとも私の体がATMやセルフレ
ジに対応していないのかも・・・。