マクロビ、マクロビオティックという言葉、今や、かなり浸透していますね。普通に、目にし、耳にします。
私が初めてマクロビオティックを知ったのは、1998年から99年。
あのころは、全然知られていなかったです。興味のある、ほんの一握りの人たちだけの世界という感じでした。
ところが、私は、その世界に、とてつもなく、魅力を感じたのです。
自分がやりたいと思っていたことが、そこにすべてあるような。
当時私は、飲食店の厨房で働いていました。勤めていたお店は不景気にもかかわらず、大変繁盛していて、有名人もたくさん訪れました。先日亡くなられた高倉健さんも、常連さんの一人でした。
お店を切り盛りする親方は大変厳しく、哲学を持った方で、たくさんのことを教わりました。技術的なことではなく、心のこととか中心に。
今でも役に立っています。いい経験をさせていただきました。(迷惑も、相当かけたけど。ごめんちゃい)
で、厳しい料理店だったので、食材もこだわるし、手間を省かない仕事を要求されました。
そんな経緯から、ふと、マクロビの世界を知るようになります。知れば知るほど、そっちへシフトしたいと願うようになりました。
仕事を辞めるきっかえの一つが、実は、マクロビだったりするのです。
仕事をやめて、こだわり食材を生産する農家になりたく、農業への転身をしました。しかしながら、農業の世界でも、一進一退で、就農するまで5年の修業期間がありました。
就農から10年、ようやく、理想に近い形に近づいてきています。
(毎度申し上げますが、私は、柑橘の単一作物栽培には、興味がないのです。あくまで、多様で永続可能なパーマカルチャーを目指しています)
今日も、高きびでハンバーグのランチ。マクロビオティックの定番料理ですね。
長い長い道のりを、かみしめながら、いただきたいと思います。
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