ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

従兄以外の芸能人はほぼ雲の上の他人です

2023年10月05日 | 日記
昔従兄が芸能人だった。
私にとっては従兄以外の芸能人は雲の上の他人です。
憧れでした。
友達と呼べる人がほぼいなかった私は芸能人に憧れまるで心の友のような存在だった。
雲の上の芸能人は多くのファンがいた。
その芸能人のコンサートや舞台を見に行くことは楽しみの一つだったが、母からは止らていた。
そのようなものにお金を使う。
お金は貯金と言う母とコンサートや舞台を見に行くために使いたい私はたびたび嘘をついて出かけた。
出かけても母は帰ってきた私のバックをこっそりチェックするので後でバレるのだ。
毎日のようにいじめに会う私は好きな芸能人に救いを求め、心の友としていたのだ。
最初に好きになった芸能人には山ほどのファンがいた。
私などは相手にしてもらえるわけもなく、十羽一からげの部類だった。
そんな私にもチャンスは来たのだ。
ある日後援会の会報に「付き人募集!」と出ていた。
すぐさま「これだ!」と、思い、手紙を書いた。
思いのたけを手紙に書いた。
そのころの事務所の社長あてに書いたのだ。
ほどなくして自宅に社長から電話があった。
両親が電話に出た。
初めは父だったと思う。
その後私も電話に出た。
私の意思は変わらなかった。
親に反対されても行きたかった。
半ば勘当同然で家を出た。
紙袋一つに荷物を詰めて家を出た。
それから1か月と1週間の生活が始まるのである。
わずか二十歳の娘には辛かった。
いわゆる他人の飯を食うのである。
連日慣れない仕事に挫折の連続だった。


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