もう、どうとでもなれの人生さ。
日々認知症の母のわがままに振り回されて介護する。
やることなすこと監視される。
ことは夜中にするのだ。
母に内緒でバレないようにするのだ。
ちっとも売れないKindle作家をしている。
書きたいことは山ほどあるのだ。
相手の名前を伏せる。
仮名にする。
そんなことはくそくらへだ。
だけど裁判沙汰にはしたくはない。
料理研究家でも無いのにレシピ本を出す。
いやあ、1冊は出したが売れなかった。
小説家でもないのに文章を書く。
本当は実話に基づいた話が書きたいのに、仮名にする。
応募してもボツになる作詞のことも書いた。
詩人でも無いのに詩集も書いた。
他人が書かないものを書きたいと思う。
実名を出せるなら好きな芸能人の話も書きたいが、実名を出すのは無理だと思う。
許可無しには無理なのだ。
ましてや一人は亡くなっている。
中学生の頃漠然と物書きになりたかった。
文章を書くのが好きだった。
物書きになってみんなを見返してやろうと思った。
高校を卒業する時に和裁の専門学校に行きたいと思った。
見事に親の反対にあい、諦めて就職をした。
その後プロの作詞家になりたいと思ったが、これも親の反対にあった。
ことごとく親の反対にあうのだ。
逃げ道に結婚を選んだが10年後には母親が働けなくなり引き取ることになるのだ。
引き取ったら元の木阿弥だった。
自由を奪われ、日々監視され暮らさなければならなかったのだ。
ストーカーのような母親に…。
実母だから同居して介護もしているんですよ。
産んでくれたことしか感謝していません。
旅行らしい旅行もしていません。
目的地に行って目的が済んだらろくに観光もしないで帰ります。
私たち夫婦の物はゴミだと思うようで、捨てて欲しいのです。
部屋から全ての物が無くなることを望んでいます。
最低限の物で暮らして欲しいようです。
昔はそんなもの無かったよ。
は、口癖です。
夫婦で楽しく明るい老後は無理なようですね。
せめて売れなくてもKindleで本を出す。
私と言う存在をこの世に残す。
名前を残す。
それだけが今の私が望むことかも知れませんね。