三浦の浜で焚火してくれる人がいる
ってことはかなり前に知ってて
実際に友達が何人かそれに参加して
SNSにあげる写真を指くわえて見てた
でも見てるだけじゃ飽き足らず
いいなあいいなあって騒いでみたら
友達の河野さんが連れてってあげる!と
やっぱ、騒ぐって大事
でも、予約を入れた晩秋にはその日に
大寒波が来るだなんて思ってもいなかった
ヒートテック着て
パタゴニアのジップアップ着て
さらにパタゴニアのダウン着て
マフラー手袋カイロたくさん持って
車で三崎口へ
そこで河野さんやあこちゃんと待ち合わせて
今回の焚火の会場、矢作の浜へ
すぐそばにある美味しいパン屋さんに
寄り道
充麦(みつむぎ)さん
メロンパンの香りの素敵なこと
クランベリーとクルミのパンは
結構な大きさだったが
美味しくて一気食いのあこちゃん
買い物終えて浜に出ると
すでにオーナーの寒川さんが
セッティングを済ませて待っててくれた
見るからに焚火ガイ、って雰囲気の
頼もしい人
外気は相当冷たいはずなのに
燃え盛る薪に手をかざし
台の下の方に足を伸ばして
真っ赤な炎が踊るのを眺めていると
ゆんわりと暖かく
心が軽くなっていく
炎はとても気前が良く親切で
コーヒー豆をいい感じに煎りあげてくれたり
ホットサンドをこんがり焼いてくれたり
ソーセージやマシュマロを美味しくしてくれたり
ほかほかとろとろの焼きりんごを作ってくれたり
寒川さんのやかんはなんだか不思議で
真ん中にストンと穴が開いてて
そこに燃料を入れると周りの空洞に入った水が
沸騰していく仕組み
ケリーケトルっていうらしい、と後で知った
我らが松本先生が
「寒川さんは日本一ケリーケトルの似合う男」って
言ってたのだけど全面的に同意するよ
ホットサンドを食べ終わった頃に
空からまんまるい小さな白い塊が
ぱらぱらぱらっと降ってきて
あれ?これは?と言ってる間に
周辺の景色がどんどん変わり
海岸にうっすら積もり始める
雪の雲は三浦の地だけを覆っていて
対岸は陽の光が降り注いでおり
澄み切った空気のおかげで
建物の形さえくっきりと確認できる
河野さんが用意してくれた
毛布をあこちゃんと一緒に膝にかけながら
ぽつんぽつんとお喋りしたり笑ったり
ボーーッとして景色を眺めたり
ふと思い出して写真撮ったりして
なんとも不思議で静かな雰囲気の中
寒川さんが
「じゃあ、雪の中でシュールにソーセージ焼きますか」
って言ったのが面白かったな
当たり前なんだけど雪は溶けて水になり
手袋も敷物も髪も服もどんどん濡れてきて
さすがの焚火もそれだけでは暖がとれなくなり
寒川さんが「これで全メニューは終わり、
あとは耐久できる範囲でどうぞ」というので
まもなくお開きにした
一人当たり4500円くらいのお支払い
滅多に出来ない素敵な体験が出来たのですごいお得感
三崎口であこちゃんと別れ
残ったみんなで南下して
美味しいマグロ屋「さくらや」へ行く前に
港から見た夕日の美しさに心が打たれ
せっかくだから景色を見ながら
お茶の飲めるカフェに入って
日の入りまでゆるゆる過ごした
さくらやでは三色丼を注文してみた
鯵のたたきが美味しい
マグロももちろん美味しい
でも次は絶対カキフライ・・・
路駐の車に戻ると
ルーフに雪が2センチくらい積もっていたが
横浜が近づいてくると
乾いた地面に雪の跡すらない
今度はもうちょっと普通の天気の時に
来てください、と寒川さん 笑
また来ます
お誘いくださった河野さん
寒川さん
ご一緒した皆さん
楽しい1日をありがとうございました