まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

京都 撮影散歩 後編

2014-04-03 23:28:24 | 日記


三月連休のあいだ
祇園界隈の夜は
ライトアップされており



八坂神社や円山公園は
夜遅くまで賑わっていた



花見小路の提灯の朱と
町屋から洩れる光がうつくしい


明けて翌朝、向かった金閣寺



開門前から長蛇の列
外国人が半数ほど
おみくじのグローバル化が
おもしろい

道中、バス移動だったのだが
すこしでも迷うそぶりでいると
町の人が親切に教えてくれた
そのやりとりのはしばしに
我が町自慢がにじむのが
さすが世界に名だたる
KYOTOのひと、である

さて
今度はどこにいこうか

あれ?

受験のあれこれ
入学式のあれこれ
免許とりたいっていうし
スマホにもしたし
お洋服ほしいっていうし

山分けしたお宝
もう残ってないかも

ま、いっか
また、働こうっと

京都 撮影散歩 前編

2014-04-03 22:46:48 | 日記


ムスメがうまれてすぐ
わたしたちがしたことの
ひとつに
学資保険手続き、がアル

ふつーのサラリーマン夫婦の
わたしたちが
コドモにしてやれるのは
素頭(すあたま)鍛えること
学費だしてやること
ごはんたべさせること
目一杯愛情注ぐこと
くらいなもの

なんかの雑誌見ながら
そうか私立大学文系いくなら
これこれこのくらいの
費用がかかるのね、と
そこから逆算して
まいつきの積立額を決め
地道にちまちまやってきた

そんな親心を慮ってか
ムスメは努力して
公立大学へのパスを
手に入れてくれた
予算より大幅な減額となり
わたしたちはその差額を
山分けすることにした

せっかくなので
ちょっとだいそれたことをしよう、と
だんなさまが京都の豪奢な宿を
予約してくれた



嵐山から桂川を船でのぼってゆき
川縁に面した離れの宿




過日の台風では
宿泊客を避難させなければ
ならないほどの被害を受け
運営再開を待ちわびていた客で
満室なのだそう

対岸は一面の桜の木
開花まで一週間
木々の幹も枝も
見れば赤味を帯びて
輝いている

端正な顔立ちの宿のスタッフが
残念でしたね、あと少しで
花が見られましたのに
というので

もう、十分すぎます
これで花が咲いてたら
幸せすぎてしんじゃう
というと、笑っていた

(続く)



入学式は雨と桜に祝されて

2014-04-03 21:50:07 | 日記


母によく叱られるネタに、
あんなことしてあげたし
こんなとこつれてったのに
おぼえてないなんて!
というのがある。

なので
わたしの入学式、ママ来てくれたんだっけか、
だなんてことは、おっきな声じゃ、
言えない。

だからというわけでもないが
確かに参加しましたの
証拠写真をあげておく。
ムスメもこれで、
何十年かののちに
無用に悩まなくてすむはずである。



厳かなはずの式典の会場に
青くて白いでかいものが
うろうろしてる。
業務提携してるサッカー団の
マスコットだそう。
入場してくる緊張した面持ちの
スーツくんやスーツちゃんに
ロータッチ?を強要し
若干迷惑がられている。

学校長の、過不足なく可否のない
ステレオタイプの祝辞のあと
就職応援の部署にいる先生の
話が印象的だった。

「ここにいる大半のみなさんは
おめでとうのことばを素直に受け止められるだろう。
だけどなかには、不本意ながら、
この場にいるという人も
いるかもしれない。
わたしは、その人たちに言いたい。
きみたちは、運がいい。」

受験、恋愛、仕事、人生。
なんだって、そうそう
おもったようにはいかない。
だから、早くに挫折を知り
それを原動力にここで努力し
成功をつかめれば
その経験はかならず
生きるうえで大きな力になる。

先生はご自身の経歴を交え
穏やかに楽しそうに話をされ
最後に
ようこそ、おめでとう、と
壇上から降りた。

ムスメは、ありがたい話だが
いくつかの学校の入試をパスして
ほんとうに行きたいところ
行くべきところはどこか
迷った末の決断だったが

わたしは、このコトバを聞いて
彼女の選択は間違っていなかった
と確信し、安堵した。

合唱団の歌ってくれた
「かもめ」

ついにかれらは自由をてにいれた

木下牧子さんのメロディは
なぜかいつもココロ揺さぶられる。
うっかり泣きそうになった、というと
あーそう?とクールなムスメ。



式典終わり、ゆっくりと会場を
でてゆく学生たち。
「二階席look up!」と
メールを送り、視線あげたところを撮影。


明日からは講義がはじまる。


母にはあとで、ツーショット写真を
送っておこう。
おかげさまで。ありがとう。