まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

poisoned mouth

2019-02-01 21:37:13 | 日記
約束の時間より30分早く駅に着いた。
多分よっぽど神経質になっていたんだろうな。

到着を見透かしたかのように
ボスからline。
「駅のカフェで兄貴と作戦会議してる」
そっか、じゃ合流するかな。

カフェに着くとすぐさま
兄貴のケータイが鳴る。
こっちにも聞こえるような金切り声が
「彼女、今怒って出て行った」
わかったすぐ行くから、と言って切ったあと
「やっぱり一本吸ってから行くわ」と
スモーキングエリアに移動する兄貴。
するとまた兄貴のケータイが鳴る。
発信者の表示を見てボスが兄貴を追いかける。
怒って出て行ったと言うその人が
今からこっちに来ると言う。

やれやれ、オフィスでの会議は
開始を待たずしてすでに大荒れ模様。

半泣きのその人をどうにかなだめ
オフィスに移動すると今度は
金切り声の主がグズグズ泣きで
「もう私無理です」と叫んでいる。

言っとくけど登場人物全部
アラフォーアラフィフ女子だからね。

オフィス内の環境を改善するのに
事務面、営業面の両方で
一日みんなで話し合う会の
前半にオブザーバーとして呼ばれた私
チームでの作業分担、進捗確認なんかを
どうやるのがいいかアドバイス
って、その前に断言してもいい、
同じオフィスで働く人たちが
普通に持つべき敬意や配慮が
足りないことが諸悪の根源なんだからさ。

電話してもすぐ出ないじゃないですか
だって忙しいから仕方ないじゃん
でも着歴見たら返してくださいよ
そんなこと言ったって見るのが8時だったりするんだもん

って、もう、倦怠期の夫婦か。

そして口調がみんなキツい。
バイトちゃんがオフィスの長に
あり得ない乱暴な言葉を吐くのに
とてもびっくりしたんだけど
要するにみんなそんな感じでやり取りしてるから
それがスタンダードになってるらしい。

この状況は、でも、昨日今日に
始まったことじゃないから
ボスと兄貴が必死に対策練ってるけど
おいそれと軌道修正されたりはしない。

自分が吐き出した毒は必ず
増殖して自分の頭に降りかかる。
私がそのことに気づいたのは中学のとき。
それだって遅いほうだ。

ボスに前もって、私がどんなことを考えながら
仕事してるのかを話してくれって言われて
なんとなくまとめてみた。

・楽しいことは大事。
起きてる時間の大半を過ごしている職場が
つまんなかったりしんどかったりするなら
なんのために生きてるかわかんない。
楽しくいられるためには
自分の仕事をちゃんとして
周りの人と意思疎通をちゃんとして
助けてもらえることへの感謝を
いつも伝える努力をする。

・事務なんて誰にでもできる。
特殊な技量はいらない、
やり方がわかって、やる意志があれば
事務作業なんて誰にでもできる。
担当がいなくても
誰にでもわかるところに
整備されたマニュアルがあればいい。

・気にするべきはこども。
上司も同僚も先生も保護者も大事だけど
いちばんに会員や会員予備軍のこどもの
利益を考えて動けばいろんなことがブレない。

たまにこういうこと考えると
いろんなことに気づけていいな。
そういやマニュアル整備最近怠っていた。
頑張るか。

ただ、これが今日の皆さんに
なんかの足しになったのかはわかんない。

午前中をそんなんで潰し
自分のオフィスに戻ってから
その日の仕事を始めて当然のように残業になり
ボスと兄貴があの騒ぎに巻き込まれてることが
かわいそうやら勿体無いやら哀しい気持ち。

救いは先方の事務リーダーが
レクチャー受けたいって自ら
言ってくれたこと。
私よりずっと先輩なのに、
いや先輩だからこそ、さすがだな。