今、若者たちには広まつている言葉らしい。
あちこちで格差社会という言葉が聞かれる。その下層にいると自覚する人は、親がその階層にいるからという考えらしく、おもちゃの「がちゃ」のように親を選べないという喩えのようだ。
親にとっては嫌な言葉だ。
私の青少年期は終戦後で家は貧しかった。小中学生時代は、雨の日は傘がなく父親の雨合羽で通学していた。恥ずかしくて裏道を通っていたことを思い出す。
また、親は授業料(国立大学は年額9千円)だけは出すということで大学に行かせてくれた。土方、店員、家庭教師など雑多なアルバイトをしながらの大学生活だったが有意義な4年間だったと思う。
貧しく苦労したことは間違いないが、それが親によるものと考えたことはなかった。
「親ガチャ」の言葉は、親への不信感でなく、自虐的に揶揄して使っている若者のジョークだと思いたい。
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