1912年、世界一の豪華客船といわれたタイタニック号が大西洋で沈没し1514人の死者が出た。私が生まれる前のことだが、ジェームズキャメロン監督の映画「タイタニック」を観たのでその物語は知っていた。そして、1985年北大西洋深海3200mで「タイタニック号」は発見されたという。錆と水藻に覆われ深海に横たわっている姿を写真でみたが、新たな感動を誘うものだった。
その「タイタニック号」の残骸を見るための潜水艇による観光ツアーがあることを知った。そして先月末、北大西洋でその潜水艇が行方不明になり未だに発見されないというニュースがあった。心が痛むことだし早く発見されることを祈る。
だが、どうしてこのようなツアーがあるのだろうか。沈没船の死者1514人を悼むためのツアーには思えない。
だが、どうしてこのようなツアーがあるのだろうか。沈没船の死者1514人を悼むためのツアーには思えない。
日本にも御巣鷹山での飛行機墜落事故があり、毎年8月に、この山に登る人が多い。彼等は遭難者の慰霊のためにそうするのであって観光ではない。