日常の中で誰もがなんということのない行動をしている。
たとえば珈琲を飲むこともその一つ。朝のある一時に珈琲を飲む習慣。珈琲を炒れ、そして飲むときの香りと味、それを味わいながらゆったりとした人生の一時を自覚する。
その人は雪の山頂でご主人と一緒に珈琲を飲むのが夢だという。山頂の雪の中で飲む時の珈琲の色を想像するのも楽しいという。
ある会合を終え、カフエに立ち寄った女性との会話の内容である。
日常のさりげない習慣、他人からみればこんなことと思う事、それを自覚することが暮らしを生き生きとさせるのかも知れない。
哲学者になった訳じゃないけどそんなことを考えたデートのひと時だった。