今日は憲法記念日。「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨として、
昭和22年5月3日に施行されたことを記念して、昭和23年に祝日法によって制定されました。
さて、戦争放棄を宣言した新憲法について、近年、憲法改正論議が高まる機運にありますが、
そもそもこの新日本国憲法は、先の大戦で敗れたことに伴い、連合国サイドによる監修の下、
日本が再び刃向かうことがなきよう、足枷の如き罪人に対する意味合いが濃く含まれた
理不尽な部分も多々あるように感じます。
世界の全ての国が平和で平等な時を重ねて来て、更にこれから先もそうであるのなら、
今あるこの日本国憲法は、素晴らしく理想の憲法だと思うことができるのですが、
現実の人間社会に於いては決してそうならないと断言でき、将来も難しくあると思います。
地球上の生物である人間について、その成り立ちを考えると、先ず個々があり衆が集い、
他人のことより先ず我が身と我が身内を守り、そして同種同系が集い国と言う境壁を守る。
また文化や言語や宗教、民族の違い故に、争い事が絶えるということは非常に困難で考え難い。
そんな人間社会にあって、愛すべきこの日本国の国体を堅持し、家族を守ろうとする時には、
せめて最低限のその手立てだけは確保しておくべきだと考え、議論すべきだと考える次第です。
それは70年前敗れし時に、勝利者達によって手足を縛られた如きお仕着せの憲法ではなく、
せめて愛する祖国と同胞を守ることが出来る、より良い憲法に改められんことを願うものです。
今日は天気予報によると朝から晴れとのことでしたが、豈図らんや風強き午前となりました。
そして午近くになり、やや風も収まり日射しも覗いてきたこの日に、改めて熟考したく候也。