失われつつある田舎の情景

私の住むこの辺りも、つい近年まで田舎田舎した環境の良い場所だったのに．．．

いつの間にか水路は三面張りされ、蛍を始めとする水生昆虫や淡水生物が居なくなり、

農道はコンクリート擁壁とアスファルト舗装で仕上げられ、土筆や虎杖、雑草が生えにくくなった。

そして田圃は八十八回もの手間暇を掛けなくなり、化学肥料とヘリ除草作業で間に合わせている。

目前の里山はと言うと、大規模団地に姿を変え、今新たに高速自動車道がその頂を削っている。

借金をして社会資本を整え、国民はまたそれを補填する重税に苦しむ。