ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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修二会によせて ~愛溢るるオフ会 食事編~

2016-03-07 17:45:32 | 奈良
お水取りカフェの原型は、個人的にお水取りにちなんだものの形を食材で作り出されたのを、SNSなどでアップしていたことだそうです。
おかずだったり、お菓子だったり。。。いろんなものを「これは!」という切り口で表現されていたのだそう。

それをブラッシュアップしたものが、今回のカフェなのです。

素敵なお料理たちをご紹介。
※法要に使うものや神聖なものを食べるなんて!と思われる方はここから先はご遠慮下さい。




クコの実一徳火と牛玉箱くじ
一徳火を模したクコの実。クコの実はお酒に漬けてあって、美味しいけれど3つ食べたらアルコール検知されそうな感じでした^^
チョコレートを牛玉箱に見立てたくじ。みんなにプレゼントがありましたのよ!!!


椿サラダ
浅漬けした大根とパプリカの花びらなの中には、ポテサラの雄しべが。。。錦糸卵も添えられて、より雄しべの黄色が映えているのが素敵。
お味ももちろんGood!!



過去帳玉子焼
薄焼き卵をくるくると巻いて巻物に見立てたものに、すりごまを更に細かくくだいたもので文字を表現。


文字はなんと転写式!(笑)
いえいえ、箱の底に小さな穴を定期的に開け、そこからごまが落ちる仕組み。
竹のヘラのようなものでサッと掃くと、卵焼きの上に綺麗な文字が出現!!
細かい作業です!!!


椿と過去帳。色合いがベストマッチ♪
奥にお松明がチラ見え(笑)



良弁杉おひたしと人参興成社
朱の鳥居が眩しい良弁杉は、幼い頃の良弁さんがこの杉にひっかかったとの伝説を持つ杉です。
お浸しをこんもり杉のカタチに盛り、鳥居を添えております。
この鳥居さん、食べることになるので置くかどうするかかなりもめたそうですが、個人的には体に取り込むことでなんだかより親密な気持ちになれるので、置いていただいて良かったと思います。
前日に鳥居さん作成現場に居合わせたので、より気持ちが投入されます^^



お松明サラダ
ブロッコリーとアスパラで仕上げるのは、練行衆の足元を照らすお松明です。
斜めに並べているトコロが憎いですね!!
人参ドレッシングでいただくサラダです。


人参ドレッシングでお松明に点火!


火の粉も散って、いよいよ盛り上がりです!!


椿とお松明もベストマッチ♪


残りのお松明にも点火です~^^



お壇供チーズ
お壇供の積み方は独特なのであります。
それをスンバラなかたちで復元!!!



華籠椎茸の肉詰め
椎茸の笠を華籠に見立てたナイス逸品!
椎茸のお出汁とお肉とがあいまって、非常においしゅうございます。



散華ポップコーン
こちらの画像、ワタクシ撮り損ねておりましたので、文花さんのところからお借りしてまいりました。
散華となっておりますが、オイラの頭の中では「櫨の実」かなぁ。。。(過去記事参照
でも食べ物の中に掃き出されたものを入れるのは良くないね^^;



糊こぼし刺身
マグロとイカで糊こぼしを。雄しべに柚子の皮が入っております。
椿の葉にはキュウリを。できれば3枚入れるとより椿になるんですけどね~。(椿は花の周りに3枚の葉があるのです。山茶花にはないんだよ←一応お花の師範<(`^´)>でも、既に名ばかりで素人に格下げ状態ですが)



店内にはさりげなく二月堂灯篭が飾られておりました。



食堂作法風ご飯と行法味噌
修二会師匠のハイミーさん、盛られたごはんはこうやって最後にきれいにこんもり集めてそれからおしゃもじ立てるんですよ、と実演してくださいました!!


きゅっきゅと集められたご飯にすっくと立つおしゃもじ!


文花さんがみんなの分を取り分けしてくださいました(*´д`*)
ご飯に乗っているのが味噌です。



お香水入りお吸い物
本物のお香水を頂いてきてくださってて、それを入れて作ったお吸い物です。
ありがたや~~~
そしてめっちゃ美味しい!!←初代汁らー(汁好き)



授戒の時の石 草餅
ほんのりアールグレイの香る豆菓子と草餅で作られております。
草餅の香りも非常に良いでした♪



お香水入りコーヒー
こちらもお香水を入れて淹れてくださったコーヒー。
お豆はなんと、アカダマさん仕様です!!(少し前に、ことのまあかりさん主催のアカダマさんの講演があったんです。その時に使われたお豆なのだ)


最後のお菓子の段で、文花さんおプチ講演が。

新薬師寺にいらした福岡隆聖和上のお話しでした。
緻密な表現、練行衆だからこその構図など、画家ならでは見解で説いてくださり、非常に興味深いお話しでした。
國界嚴飾(こっかいごんじき)という画集があるそうです。どうやら、奈良県立図書館は所蔵しているようです。貸出不可になっているけど、閲覧はできるのかな?
一度拝見致したい。。。


そして最後に佐野さんの御本も強引にGET!!

サインまで入れていただきました~♪
ゆっくり読むぞぉ( ̄∀ ̄)


お水取りを愛する皆様とご一緒させていただけて、ホント、めっちゃスンバラな時間を過ごさせていただきました。
参加者の中には、大好きなブログを書かれている南無最上様もいらっしゃり、ほんま小躍り状態。
初めましての方も気さくにいろいろ話して下さり、さらには頂き物をしたり。。。もうもう、こんなに皆様の愛に触れてていいんだろうか!!!って感じでした。

宗教行事ですので、こういったオフ会をお好みでない方もいらっしゃるでしょう。
でも、愛の表現方法は人それぞれ。
クサしたりけなしたりしておりませんので、そっと目をつむってください。
私には非常に心温まり、更にお水取りをもっと深く知りたいと思えるオフ会でした。












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修二会によせて ~愛溢るるオフ会 人形編~

2016-03-07 14:50:46 | 好き・応援
ワタクシの大好きな日本画家さんに、中田文花さんという方がおられます。
薬師寺の冊子に描かれていたのを見て、ひと目でfall in loveっすよ。(作品と出会った当時は、木ノ本圭子さん)

そんな文花さんと最近お近づきになれる機会を経て、今回のオフ会にお声がけいただきました。


東大寺の修二会、お水取りをこよなく愛される漫画家の佐野絵里子さん主催のオフ会「お水取りカフェ」

「お水取りをテーマにしたお料理を食べ、お水取りを熱く楽しく語る会。」という趣旨のもと、絵里子さん筆頭にお水取りにお詳しいハイミーさん(HN)、文花さんが中心となっての開催です。
オイラはぜんぜんお水取りの知識も浅く無知ながら、末席に連ねさせていただいた次第。
参加メンバーは主催のお三方とオイラを含めて8名と少ないながらも、その内容の濃いこと!!!

そのオフ会のなかで、先ずはお人形をピックアップ。



マトリョーシカ練行衆と二月堂灯
素敵ですねぇ・・・もう、たまりません。
マトリョーシカを練行衆バージョンにするってだけで、ツボです!!!
一番小さいのは青衣の女人でしょうか。しくりました、未確認です^^;



練行衆1
さしかけ、糊こぼし、牛玉箱を括りつけた牛玉杖


拡大するとこんな感じ。
細かいですね。スンバラです。



練行衆2
祈りの姿。


練行衆3
食堂作法


こんもり盛られた飯に黒いおしゃもじまで、ホント美しいのだ。

この練行衆シリーズ(という名前ではないですが)は最終11体を目指されているそう。
11人の練行衆が勢ぞろいしているのは圧巻だと思われます。
今後が楽しみですね。


さて、カフェのメニューとお話の内容は次回に。。。







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修二会によせて ~穀雨のもたらす恵み~

2016-03-07 12:49:22 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
奈良にはたくさん好きな場所があるのですが、こちらのお店「穀雨」さんも大好きな場所のひとつです。

中華粥の美味しいお店なのです。
なかでも角煮は絶品なり。

そんな穀雨さんで、修二会期間中販売しているのが「精進粥 椿御前」であります。

え?お粥って肉けないじゃん!って思われたお方。
奈良の茶粥と違い、穀雨さんのは中華がゆなので、貝柱とかのお出汁がガッツリ出ておるのです。そして付け合せに角煮とかあるのでね、ここは一発肉け無し粥にトライされたわけです。(多分)

そんな椿御前がコチラ



良弁椿を思わせる紅色のお粥は、いろんなお野菜の旨みがぎっしり。赤色は紅芯大根というのを使われているそうな。
メインのおかずは、野菜の湯葉揚げ。ゴマソース添え。お野菜の中に大豆が入っているのが個人的にはめっちゃ高評価。湯葉は回りはパリパリなのに、中はトロふわ。ごまのソースが濃厚でめちゃめちゃ美味しいのです!
各種おかずに、もやしの炒めたの、ごぼうの揚げたん、お野菜炒めたの。
毎度のことながら、添えられた副菜のどれも美味しいのだ。
大根のピクルスと刻み奈良漬、柚子胡椒。。。これまた美味しいのねん。
お粥は1杯おかわりできますし、女性で2杯はちょっと。。って方は2杯目は半分くらいとか調整しておかわりを入れてくれるので、お腹の空き具合に合わせて調節できます。




デザートに八朔とすだちの寒天ゼリー。飲み物はオイラはマンゴージュースをチョイス。
八朔とすだちの爽やかな風味が非常に美味しいです。見た目も美しいね~


御膳には椿の花の折り紙も添えられてて、非常に情緒ある膳だと思うのです。



修二会の期間だけの精進粥、皆様もいかがですか?






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修二会に寄せて ~のりこぼし~

2016-03-07 11:54:29 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
どうも東大寺さん的には黙認状態だそうですが、この時期の奈良の風物詩の一つに「のりこぼし椿」のお菓子があります。「良弁椿」とも言いますね。

毎年、このお菓子をいただくのが楽しみの一つなオイラ。
今年はこれらの椿をいただきました。


まずはこちら。。。

左:萬々堂さんの糊こぼし
右:鶴屋徳満さんの開山良弁椿
上:折り紙は穀雨さんのランチについてたもの

萬々堂さんは安定の美味しさ。っつか、このふわふわ感がたまりません。
徳満さんもかなりふわふわで、雄しべの部分が萬々堂さんが白あんに対し、黄身餡のお味。
どちらも甲乙つけがたしでございます。
穀雨さんの椿は、スタッフさんの夜なべのなせる技だとか。。。





左:千代乃舎竹村の御堂椿
右:萬春堂さんの修二会椿
萬春堂さんの修二会椿は、お友達から頂いたもの。
練り切りらしいしっかりとしたお味で、ぐっと濃厚です。
昨年にGETできず楽しみにしていた竹村さんの御堂椿は、基本は予約制。当日余った分を店頭に出すので、早々になくなるそうです。
今回はちゃんと予約致しました。
どのお店も練り切りベースな良弁椿さん達ですが、こちらの椿は、花びらがムッチリ。。。雪平か求肥と練り切りを混ぜたような食感です。そして今まで頂いた中で唯一、赤の餡が中心に入った椿さんでした。
いやはや、これは。。。今までにない食感でめっちゃ美味しいでした!!!


どのお店の修二会にちなんだ椿も、それぞれに丁寧に作られており非常に美しく更に美味しいです。
好みのMY修二会椿菓子を見つけるのも楽しみの一つかも♪




以前の記事はこちら
糊こぼし椿
南無観椿と庚申様




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