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ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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AKURO

2008-12-01 15:07:15 | 舞台関係
これはもー。オイラが大好きなお話でしたね。
この手の時代物は大好物です。
11月30日 友達Kちゃんが誘ってくれた『AKURO』を観に行く。


ざくっと話しますと、蝦夷の王である阿弖流為の死後、大和朝廷が蝦夷の土地「日高見」を平定するって話。(←うぉい!略しすぎ^^;)
ま、その平定・監督の役人に任命された安部高麿が、蝦夷とは何か、大和とは何か、国とは何か、人とは何か・・・を考えてゆく。。。みたいな。
物語としては、史実を変えることは出来ないので、結構悲しいラストなんだけど。


阿弖流為・母禮は以前少し調べたことがあるので(アテルイ続・アテルイ参照)うっすらながら、この時代のことは解ったんだけど。
オイラが調べた時に知った田村麻呂とはまったく違う田村麻呂で、ちょっとショック(笑)
いや、いーんですけどね。
今さんの田村麻呂、カッコイイだけだったら好きになれなかったはずだし。(←今さんのカッコイイだけの役が好み出ない人。一癖も二癖もある役が好き。)

いつも興味の対象にならなかった坂元さんが、めっちゃよかった。(←オイオイ^^;なんつー言い草)
主役だからいい役なのは当たり前なんだけど、坂元さんの持つビリビリ響く盛大な音量の歌声とか、コメディタッチの軽いノリとか・・・いろんな面を引き出してるって感じがよかったなぁ。。。
自分が信じていたもの。夢にもおかしいなんて思わなかったものが、足元から崩れていく脆さ。高麿の心の動きもすっごくよかった。
アケシに「俺の子を産んでくれ」って言ったのには、えぇー!ここで言う~?きゅうてんかーい!!ってちょっとズッコケましたが^^;
ラストのアテルイの影とともに田村麻呂に斬られる高麿のシーンがすっごく綺麗で、好き。
歴史が繰り返される様を感じるような、田村麻呂の心の悲しみを見るような・・・なぞられるシーンがね、悲しくて切なくて綺麗だったのです。


戦には敵と味方とがある。
自分から見れば敵でも、敵から見れば自分は敵なのだ。
どちらかが正義でどちらかが悪なんてことはなく、どちらも自分の正義を貫こうともがいているのである。
今の正義が後の世の正義とは限らず、またどちらも成り立たない事だってある。
正史には必ず裏があり、それは時の政権を樹立するための礎となる。
なんだか人柱みたいな感じだね。


アテルイの話題の時にはザクーっとしか調べなかったけれど、もう少し踏み込んでみようかな・・・と思うオイラであります。
とうとう、奈良時代から平安時代への歴史がオイラの頭の中で繋がるかも!!!(今は途切れております・笑)


最後に、沙也加ちゃんのアケシがすっごくいいです。
彼女の成長は目覚しいと思うんですが、どうでしょう?

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