ぶつぶつ地蔵

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水滸伝を語ってみちゃう??? ~その1~

2006-06-08 20:27:24 | 壱百八星
数年前に中国へ行った時に買ったもの。泥人形である。

京劇の隈取にしようか、物語の登場人物のにしようか・・・さんざ悩んで物語のものにした。
10人入りで小出費にするか、50人くらい入りの大出費にするか・・・さんざ悩んで小出費に留めた。
それが、今回のお写真の10人でござる。

中国と言えば三国志が有名であるが、おいらは三国志を読んだ事がないので(川本喜八郎さんの人形劇三国志は大好きで、ある程度見てましたが・・・古^^;)、大好きな物語『水滸伝』にいたしましたの。

水滸伝の名はご存知であろう。
幻想水滸伝とかゲームになってるしね(←ゲームしないので、内容はさっぱり解りませんが^^;)
三国志より時代の下った宋の時代。腐敗した政府に反乱を起こした実在人物、宋江の反乱をベースに講談師が語り継ぎ、形作られたのがこの物語。36人で決起をした乱であったが、講談師達の創意工夫によって最終人数は108人。(笑)
108人の好漢が108の星の下に集い、政府に対峙する物語のだ。
日本には江戸時代に伝わり、一世を風靡。馬琴の代表作『南総里見八犬伝』もこの物語がべーすとなっているとか。
現在日本で訳されているのは、主に71回本と100回本。
更に詳しく知りたいって方はこちらをどうぞ

さて、ここからはオイラの個人的キャラ見解っちゅーことで。


■宋江■

天魁星で1番目の席順。
108星を率いる『水滸伝』の主人公。何故かこの人形では顔が半分以上隠れております(笑)
及時雨とあだ名されるほど、人に施しをする慈善の人である。
異常なまでに好漢から信頼を寄せられるお人なのだが、オイラ的にはかなり苦手。オイラが読んだどの本をみても、ウジウジとしてて自分では人を殺めない。さらに頑固☆者ときている。
どうしても最後まで掴めないキャラだったんだよね。


■呉用■

天幾星で3番目の席順。
イワユル108星のブレーン。三国志で言うところの諸葛亮孔明的役どころ。
あだ名は智多星。ようは星の数ほどの智を持ってるっちゅーことでしょうな。
秀才肌の文系な人かと思いきや、案外チャッカマン的な性格も併せ持った好漢であったらしい。
特に好きーという感情もなければ、ウザイという感情もなし。フツーにふつーな感じかな。本来、好き系の人のはずなんだけど、この物語、オットコ前が大量におりますからね、薄れちゃうのかもなぁ。。。


■林冲■

天雄星で6番目の席順。
豹子頭といあだ名を持つ彼は、義に熱く、貞節を知り、その上、武術に優れた、もう、文句なしの好漢なのである。三国志で言う張飛をなぞらえているらしいっす。槍術に長けた人で、もともとは禁軍の教頭をしていた官の人である。中国で教頭といったら、この人を指すらしい。
上司に妻を横恋慕されたり、友達に裏切られたり、罪に問われて服役中でも刺客がきたり、本当はお天道様に顔向けできない不正を一番嫌っていたんだけれど、結局無頼となって義勇の為に働かざるをえなくなったっちゅー・・・かなり不幸なお方。。。でも、林冲は大好きでする
京劇でも、林冲と智深が出会うところなんかが、武術と友情の見せ場が多くて面白いらしいね。オイラも見たけど、ワクワクしたもん



一先ず、今回はこのあたりで。。。
そんなに語るほどの知識があるわけではないんだけどね。オイラの一番好きキャラまでは語ろうと思うなりよ。108人全員は語らないと思う。。。たぶん。。。

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2 コメント

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お返事 (nao)
2006-06-12 13:19:55
>雪さん

解りやすい???よかった~^^

オイラも初めはかなり躊躇したんだけど、杉本苑子さんの水滸伝でハマリました。機会があれば、是非読んでみてください☆
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わかりやすーい! ()
2006-06-09 23:47:07
なんだか長いしややこしそうだし人名覚えらんないし、

どうにも手が出せない水滸伝。

こうやって解説してくださると、とっかかりやすくて嬉しいです。



続きも楽しみにしてます。

それを読んで、水滸伝を読破したつもりになる予定。

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