ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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88歳

2005-11-09 11:59:33 | 呟き
たまに遊びに行くブログで、こんなものが紹介されていた。
なので、試してみた。

・・・88歳まで生きられるらしい。
し・か・も!「生活をちょっと見直せば、もっともっと長生きできますよ」だとよ。

う~ん。案外ちゃんとした生活してたんだぁ・・・などと思ったのでした。

しかしね、アドバイスの部分で、最近うだうだいじけてる事なんかを指摘されててさ、なんか、考え時だなぁ・・・とか思ったわけよ。

長生きって難しいよね。
自力で楽しく生きられるなら、長生きしたいし。
でも、寝たきりとか、病気満載だったらそんなに長生きするのもな、って思うし。
まわりに居てくれる人たち(いわゆる環境ってやつですな)にも大きく影響されるしね。

まぁ、今は足元固める時。。。かな。
頑張るしかないべ

眠らない音

2005-11-09 03:03:22 | 舞台関係
11月8日、念願の姿月あさとさんの歌声を聞いた。
その舞台は『眠らない音』である。

華奢な体からは想像もつかない声量が溢れ出す。
伸びやかで、透明感のある歌声には惚れ惚れした。

もう1人お目当ての人がいた。
岡幸二郎さん。。。そう、プロデューサーズの手の人だ。
朗々と響く歌声。
岡さんが歌うと、岡さんの歌声以外感じられないくらい引き込まれた。
プロデューサーズの時とはまったく違う岡さんの歌だった。
1幕ラスト近くの岡さんのソロのシーンでは、歌声と共に岡さんが輝いて見えたほどである。
感動のあまり泣く・・・と云うのではなく、泣くしかないって感じで泣いていた。

姿月さんの歌声にはゾクゾクとした響きを体に感じたが、岡さんの歌声には体がからっぽになった気がした。

このお二人の他に忘れてはならないのが、森山開次さんのダンス。
人間ではない動きをする方で、ある時は壊れた鳥に。ある時は砂漠の生きものに。。。
不可思議で異次元をかもし出す動きに目が離せないのである。


ストーリーは詩人と月との会話。
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『絵のない絵本』を原案に作られた舞台である。
全ての音に心を掻き乱される、感受性の強い人。時計塔の上に住む詩人は世界を旅し、自分の書く詩に無力感を感じていた。全ての音から逃れようと、自分の内なる言葉にのみ耳を傾けようとする。それでも割り込んで来る音。音は、眠らない。
散文的な月の語る物語と、詩人の揺れ動く心の内。
それを彩る音楽は、クラシックを中心に民族音楽やゴスペルナンバーなどがちりばめられている。
回りの音から逃れず耳を傾けた時、詩人は自分の内から溢れ出す言葉が無意味でない事に気付く。


クラシックを聞いた時の様な、オペラを聞いた時の様な、ミュージカルを観た時の様な、動きのみの無声映画を観た時のような、モダンバレエを観た時の様な、詩の朗読を聞いた時のような・・・いろんな満足感を感じられた舞台であった。

素晴らしい。
素直にそう思った。