まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1217 お地蔵様で道巡り・・・下ツ道編(2)

2019-11-01 08:35:00 | みち
おはようございます。














お地蔵様巡りシリーズ、下ツ道編の後編、前回は大和郡山市の環濠集落から天理市の二階堂へ、聖徳太子の心優しいエピソードもありました。その二階堂の町を抜けて川西町をかすめるように進んで田原本町へと差し掛かって行きます、ちょっと旧街道の名残がするような緩やかなカーブ、その途中にある墓地には、これはもうお約束と言った感じで6体のお地蔵様が並んでいる。おやおや、上の写真では6体のお地蔵様の前にセンターをとるかのようにもう1体、出しゃばったお地蔵様がいますね~、墓地のお地蔵様はそこに収められた魂を安らかな世界に・・・何か宗教じみた話になってしまいそう、自分(一人称)が書いているのに寒気がしそうです・・・お送りする役目で立てらていると言うことですが、そのパワーバランスが崩れてしまいそうな感じ
、ここは穏便にお願いしたいところです。









下ツ道は遺跡で有名な鍵・唐古地区の町並を過ぎて寺川と交差する、大和川の支流で大きな川が何本にも分かれて小さくなった川の一つだが、この川も万葉歌碑巡りの際にはよく名前を出す機会が多くなりました。大和平野を蛇行するかのように斜めに流れていた寺川も田原本町へと入ると短い距離だが南北に真っ直ぐ流れるようになる、その川に沿うように東側には国道24号線、西側には下ツ道が通っている。下ツ道は旧街道の雰囲気が漂う町並の中を進んで行く、その途中にあるのが上の写真にもある首切地蔵尊、何やら物騒な名前はここに刑場があったからと言うことみたいですが、一方ではこんな話も・・・昔この地に住んでいた親孝行の働き者の娘さん、たくさんの人からお嫁さんの申し込みを受けたとか、しかし娘さんはその申し込みをすべて断りました。怒った男たちは彼女を殺そうと首をめがけて刀を振り下ろすと、そこにはお地蔵様の首が落ちていました、その後娘さんはいなくなりこの地には彼女が月の精だったのではないかと言う言い伝えが・・・って何かおとぎ話にあったような言い伝えが看板に掲げられています、まあ物騒な場所だったと言うよりはこちらの話の方がロマンがあっていいじゃないですか~♪




















田原本町の中心部、近鉄田原本駅に近い所は寺内町となっていて細い道が碁盤の目状に繰り広げられていて、ここも旧街道の雰囲気を感じる町並が続いている。町の入口にはマップが掲げられていて、そこに記された地蔵堂の●印が40以上も点在している、もちろん全部めぐるには骨が折れるので、気ままに走って見かけた地蔵尊を写真に撮って来ました。ただちょっと残念なのはどのお地蔵様もお堂に囲われているために、その表情を拝むことができない、顔を見ようにも格子の扉の向こうでははっきりと見ることもできない。それなら望遠機能を使って見ようと思ったが、今年の夏は相棒君もそうだった阿賀カメラも不調に陥ってしまい、望遠機能を使うと写真が白飛びや多重に写ってしまうようになってしまった。最近ここに貼った写真の中に、中央部より少し左側に光のような傷が走ったようについているものがいくつかあります、これもカメラの不調が原因だったと思います。そのカメラも白飛びが酷くなり結局買い替えることになったのですが・・・そんな内輪の話をしているうちに田原本町地蔵尊巡りも終わり、下ツ道はその後笠縫、新ノ口と近鉄橿原線の駅の近くを通り過ぎて橿原市へと至ります。橿原市から明日香村についてのお地蔵様巡りもまた枠を設けてお送りしたいと思っています、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち


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