まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.644 各駅巡り・JR和歌山線(1)

2017-01-03 21:16:59 | 鉄道
おはようございます。





各駅巡りシリーズ、ここまで手をつけてなかったネタがいくつも残っているので消化して行かなければなりません、と言うことで前回の近鉄南大阪線に続いて今回からお送りするのはJR和歌山線、各駅巡りが続きますがご了承ください。







JR和歌山線と言っても今のところ紹介できるのは奈良県内の駅のみ、和歌山県内についてはまた機会を見つけて走る予定なので、今回お送りするのは大和二見~王寺間となります。と言うことでまず上の写真にあるのは大和二見駅、五條市の中心から少し外れた所にある駅で、駅前にはすぐ国道24号線が通り、そこから分かれる道はやがて歴史的町並の新町通へと続いている。国道24号線は小高い所を通っているJR線の一段下になっている所を進んで行くが、その途中で道路の上の部分だけが切れた橋脚が見える。これは開通が実現することなく放り出されたままになった五新線の橋脚、もし仮にこの路線が吉野の山を貫いて新宮まで通じていたら奈良県の鉄道もまた変わっていたことだろう。












次の五条駅へとやって来ました、すみませんねえ、写真2枚目、智辯学園優勝の直後に来た時のものなので今回も貼り付けました、って夏は鳴門に負けてまたいつものクオリティーを発動させてしまいましたが。今年のセンバツは多分大丈夫だと思うので、ここは2年連続とでも行きますか、甘いって?あれだけ長く箱根駅伝で優勝できなかった大学が3年連続で優勝するくらいやから案外無理ではないのかも・・・っていっしょにするなって。五条駅と言うと去年の『こころ旅』で大雨で電車が停まってしまい足止めを喰らうと言うエピソードがありました、この番組、長らく奈良県を無視していたから、ちょっと意地悪してあげたんだよ~って。
国道24号線へと戻って大和高田方面へ、道は少しづつ上り坂になってきて、そのうちに横にJR線が沿って併走となる。目の前には国道がこの先越えなければならない山が控えているが、その手前でたどり着いたのが下3枚の写真にある次の北宇智駅、ここは前にも紹介したことがありますが、以前はスイッチバックがあった駅、今はその跡形はほとんどなく、ホーム1本に新しくなった駅舎がポツンとあるだけの寂しい感じの駅となってしまった。駅の西側にはこの先JR和歌山線の強敵となるであろう京奈和道の高架が見える、電車はこの駅を出ると自動車道にはかなわへんわ、とでも言うかのように進路を東に変えて山へと入って行く。














山を抜け切らないうちに小さな集落がある所で、東側からは近鉄の線路が近づいてくる、二つの鉄道会社が並走してたどり着いたのが吉野口駅。奈良県内には天理、桜井、王寺とJRと近鉄が一緒の場所にある駅はあるが、駅通路でひとつにつながっているのはこの吉野口駅だけ。しかもJR線に電車が入ると、それに合わせて近鉄線にも電車が入ると言う連絡の良さ、この写真を撮った時は五条から輪行して吉野口で近鉄に乗り換えるということだったが、駅の風景を楽しみたい自分(一人称)からするとこの連絡の良さは結構恨めしい、と言うことでここは近鉄を1本見送ることに。ちょうど桜のシーズンだったので阿部野橋行急行は帰りの人でいっぱいだった、どちらにしても大きな相棒を抱えて乗ることはできない・・・ってそしたら次も乗られへんやないかい。
JRの電車は1時間に1本、近鉄は特急と急行が1時間に2本ずつ、次の急行が来るまでに特急が両方のホームにやって来た。近鉄南大阪線の特急車両は一昔前の車両と言う感じがしてどことなく古臭さも感じるが、それもまた乙哉、この時の車両がまさにそうだったが、線路の幅が違うために独立した先駆となっていてどことなくローカル路線っぽい風情もある近鉄南大阪線系統、古臭い特急車両もまだまだ健在と言った姿をこの先も残していってほしいところである。さて、電車も行ってしまって寂しくなったホーム、JRホームの方を見るとその真ん中に駅弁を売っている店が見える、駅弁と言っても柿の葉寿司、奈良県民にとってはあまりにも当たり前すぎて駅弁とは思えないが、時刻表で奈良県内の駅で駅弁マークがついているのはここ吉野口駅だけ、ここは奈良県最後の砦としてこの先もずっと駅弁販売を頑張って続けていってほしいところである。さて、この後は御所、大和高田と路線は奈良盆地南部の主要な町へと差し掛かって行くわけですが、その模様は去年の秋に走った時の写真でお送りしていきたいと思います、そんなわけでまた次回もお付き合いよろしくお願いします。       まちみち

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