まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1420 能登川(後編)

2020-09-09 09:56:57 | まち
よろしくお願いします。



















奈良市内中心部の東部を流れる能登川、前回は上流部から高畑町界隈へと巡りました。今回はその続きとなるのですが実はこの時の巡りは前編分とは違う日に行ったもの、しかも相棒君とではなく歩きで行いました。怪我で休んでいた時期でしたが膝に痛みはなく普通に歩くことはできたし、家に居ても鬱々するだけなのでいろいろと出歩いていたのはここでも何度も書きました。まあ休んでいるばかりでは前に進むこともできないので、カメラを持ち歩いては近辺のいろいろな風景を撮っていたわけですが、今回はその一環として巡った記録をお送りしていきます、よろしくお付き合い願います。
山村町行のバスが通る県道188号線、高畑住宅バス停近くから川巡りを始めて行きます。まずは川に沿う道はないのでそこから一番近い住宅街を抜ける道へと入って行く。自転車ならほんの数分で行ける所も歩きだと時間がかかってしまうがそれもまあいいだろう、川は途中から紀寺住宅地の中を流れていくが普段なら自転車では入って行けない所も歩きなら行くことができる。それにしても歩きだとほんの少し目線の高さが違うだけなのに、見える風景は自転車に乗っている時とはまったく違うように感じてしまう、まあ今の手段はこれしかないのでこれもまた乙哉、な気分でこの先もゆっくりと時間をかけて進んで行くこととしよう。能登川は住宅地を抜けると天理駅行のバスが走る国道169号線へと出て、春日自動車学校の最寄りとなる南方町バス停前に架かる橋へ。このバス停は昔、もう40年以上前になるかな、親戚の家に行く時によく利用していたがその時は何もない所だった、それが今は付近にはマクドナルドやコンビニやいろいろな店ができて賑やかな所となっている。


















能登川は自動車学校の向こう側を流れていくが、そこを沿う道はないのでバス停前の細い道を進んで行く。突き当たった所を通っているのが上ツ道、その場所には常夜灯がふたつ並んで立っている、能登川はここから少しだけ南へ行った所を流れている。また昔の話になってしまうがこの場所にはテイチクの工場が建っていた、ここを歩いている時にふと気づいたので、その後で調べてみるとテイチクの起源が奈良だったとある、あの大会社のテイチクがですよ、でも自分(一人称)が子供の頃は変な名前の会社だなぁ~とぼんやり思ってたくらいだった。この場所からほんの200メートルほど南に行った所には岩井川が流れている、やがて合流する2本の川はこの地から並行して流れることになる、しかしここから能登川に沿う道はないので迂回して行くことにする。上ツ道を北へと行くとJR京終駅前へとたどり着く、この駅も休んでいる間は特に目的があるわけではなかったがよく来ていた、まだ暑くない時期だったので駅前のベンチでスマホでブログ作成していたんだった。構内からはピアノの音色が、お母さんが子どもに聞かせていたみたいだったがその音色はこちらにまで優しい気分にさせてくれるように聞こえていた。














JR京終駅の西側は住宅地、その中を通り抜けていくと能登川と出会う、自転車ならほんの数分のお別れだったが歩きだと結構時間がかかってしまった、まあ京終駅で道草していたのもあるんだけど。と言うことでここからはラストスパート、と言っても歩きだからゆっくりとしたペースだが。ちょっと趣のある木の橋を渡って川沿いの道を進んで行くといつも通るよく見る風景の場所へ、すぐそばには呉竹の工場がありそこが三角州のようになっていてその先で岩井川と合流する。ここからは岩井川が本流となって南京終町・・・「nankinowarimachi」じゃないよ、加藤雅也がネタみたいに言っていたが、結構この読み方されることが多い・・・のバス停前に架かる橋を通り抜けて、やがては更に本流となる佐保川へと流れていくこととなる。そんなわけで2回に渡ってお送りしてきた能登川巡り、自分(一人称)の家から近い所の巡りだったのですが、自転車での目線ではなく歩きの目線だったからこそ、いろいろと再発見もできました、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました・・・・・・・・・・・まちみち