まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1132 平城京廃寺巡り(2)・・・右京南部編

2019-05-20 09:40:59 | 
おはようございます。





今回は平城京廃寺巡り、都の範囲の中では一番端っこに当たる右京南部方面を巡ってみようと思います。




地図では黒い枠で囲んだ範囲、場所的には結構狭く感じるのですがジオラマを見ても分かるとおり、西の方は起伏があり寺院があった場所もはっきりしなくて苦労しました、早速行ってみることとしましょう。









まずは写真1枚目、国道24号線の八条高架橋の真下に当たる場所ですが、ジオラマでは一番右の黄色の丸で囲んだ所、でもそこには寺院らしき建物はうかがえません、参考にした本でもここには「?」マークがついていてよく分かりません。分からないのは思いっきりこだわるかスルーするかですが、1400年以上前のことです、ここはスルーと言うことにしておきましょう。と言うことで写真2枚目~4枚目にあるのが羅城門跡の場所、ジオラマでは一番右下に見える広い通りの先にある門、現在はそこは佐保川が流れていて都の入口があった所などとは全く思えないのですが、写真4枚目を見ると真正面に大極殿や朱雀門が見えるから確かにここに羅城門があったのだと感じることができる。そこから西へ九条大路を進んだ所にあったのが黒い丸で囲んだ観世音寺、写真下2枚がその寺院があった場所ですがこれもジオラマでは寺院らしき建物はうかがえない、ただこちらはこの付近が観音寺町を名乗っているので実際に寺院があったのでしょう。














平城京は奈良市だけでなく大和郡山市にもかかっていて、先に巡った観世音寺とこの項で巡る寺院は大和郡山市に属しています、ではその寺院を探しに行ってみましょう。まずは写真1枚目にある通り、ここは西一坊大路に当たる道、そこを北に進むと奈良口交差点、ここで交差するのが八条大路でここから西へほんの少しだけ行くと秋篠川の西市船着場跡、更にすぐの所には西市跡の碑があります、ここは前に紹介したこともありました。その西側にあるのが近鉄九条駅、この辺りからは高台に差し掛かり住宅地が建ち並ぶ所となり条坊の道の跡もほとんど伺えなくなってくる。ジオラマでは白い丸で囲んだ寺院、殖槻寺はそんな住宅地が入り組んだ中にあってその場所が特定できない、写真下4枚目、3枚目にある場所は苦し紛れに撮った感じ、写真にある寺院が殖槻寺の流れを汲んでいるのかは不明です。写真一番下にあるのは前にここでもお送りしたことがあったかな?七条大路にある三松寺、ジオラマでは山の裾にある赤丸の寺院がそれに当たりますが、こちらはその名前が1400年経った今でも残っている、でも寺院自体は観光地と言うわけでもなく墓地が広がる小さなお寺です。









近鉄橿原線に沿うように通っているのが西二坊大路、今は車が擦れ違うのにも譲り合いが必要なほどの狭い道、そこを北へと進むとジオラマでは紫の丸で囲んだ寺院、奥の方なので小さく見えますがこれが薬師寺、西の京と言うとこの寺院と言う程の名の知られた観光地です。薬師寺と言うと東塔、西塔2つの三重塔・・・見た目は六重なんですが三重塔です・・・が有名ですが、東塔はただいま絶賛再建中、その完成された姿を見せてくれるのもそう遠くはないはずです。西塔をバックに近鉄電車を何枚か撮っていますが、ここ結構いいポイントなんだよね、西ノ京駅からは近いから特急もゆっくりと走ってくれる、またネタに困ったら撮りに行くとでもするか。さて、その東塔が工事前最後の姿を見せた時にコンサートを行ったのがAKB48、2010年のことだから人気絶頂期一歩手前と言った頃ですか・・・話は逸れますがこの話に触れておくか、NGT48の件です。「Maxとき315号」を楽しそうに歌う彼女たちを見た時には、きっと明るい未来が待っているんだろうな~と言うことをここで述べた記憶があります、何度もオーディションで挫折を味わってきた子、特技を生かして自己主張する子、家族の後押しを得て遠くから新潟にやってきた子、そんな寄せ集めチームをまとめ上げた北原里英さん・・・その彼女が卒業した途端にこの騒動、応援したい気が一気に失せてしまいました。AKBグループも一時期の過熱ぶりからするとちょっと下火になってきましたか、NHKの番組は終わったし総選挙もしないみたいだし、この辺りは高橋みなみさんの存在も大きかったんでしょう。過度期に差し掛かった感じのAKBグループ、NGT48はちょっと大ナタを振るう必要がありそうですが、この先この荒波を乗り切っていけるのか、はたまたおニャン子みたいに終わってしまうのか、横目で気にかけておくことにしておきますか。平城京廃寺巡りがなぜか最後はAKBのお話になってしまいました、横道に逸れるのはいつもの僕の悪い癖、と言うことで今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち