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・・・🌸 梅雨前線が気になる時期に 🌺・・・

笠取山

2013年06月04日 | 関東百名山

6月3日 maitab ツアーで笠取山へ行ってきました。

担当は、カリスマTD K野さんとK林さんの2人でした。

笠取山(かさとりやま)は埼玉県秩父市と山梨県甲州市の境にある標高1953mの山。

奥秩父の山域の主脈の一つに位置している。

山頂の南側は、多摩川の水源であり、南斜面の山林一帯は東京都水道局の水源涵養林。

山頂から南側少し下に水干(みずひ)と呼ばれる水源がある。

また、山頂から西へ少し離れた雁坂峠への分岐付近に小さな分水嶺

(山梨県山梨市・甲州市、埼玉県秩父市の境目に位置)があり、

ここから山梨市側は笛吹川(富士川の支流)、秩父市側は荒川、甲州市側は多摩川へと別れている。

  :参考図

7:15 新宿駅発 中央道勝沼インターで降り、大菩薩ライン(青梅街道)を北上

柳沢峠を経て、9:45 登山口の作場平橋(標高1300m)に着いた。

梅雨明けを思わせるように、天候は晴れ、気温も高い。

 

 

  :登山口

9:45 松・杉の針葉樹林帯(自然林)を歩きはじめる。

  :晴天

   

シロバナヘビイチゴに混ざってニリンソウが咲いていた。

  :新しい表示板

10:45 「一休坂」へ、急登とあるがそうでもない。

新緑が元気をくれる、汗はでたが。

  :21名の団体

     

:アカバナ          :マイズルソウ      :シロバナヘビイチゴ(多かった)

林床は笹薮になっている、植生はよくない。

  :鹿さん

  :沢沿いを歩く

沢が流れている、若千花も出てきた。

       

:キバナノコマノツメ     :ニリンソウ         :タネツケバナ

      

:ワチガイソウ(3態)

キバナノコマノツメとワチガイソウが多かった。もちろんスミレ類も・・・。

  :笠取小屋

11:40~12:05 笠取小屋へ、昼食

林道(水源管理道)がここまで通じているのには驚いた。

  :正面が笠取山(西峰)

左の小さいピークが「小さな分水嶺」

  :雁・雁坂峠分岐

左へ行けば、雁坂峠を経て、甲武信岳まで続く縦走路だ。

右は唐松尾山を経て、飛龍山から雲取山へ続く。

  :小さな分水嶺

12:20 小さな分水嶺に(小高い丘)

  :荒川を経て東京湾へ

   :多摩川を経て東京湾へ

  :富士川を経て太平洋へ

:分水嶺とは?二つ以上の河川の流れを分ける境界を持つ、山脈。

  :笠取山西峰

ここから標高差約120mの防火帯を直登する。

  :1780m(相対値)

急登前の標高は1780mありました。

  :結構急でしょう?

  :山頂から

  :1900m

山頂は1900mと表示されています、約13分かかりました。

  :西峰(山梨百名山)

12:45 山頂へ。おなじみの標識が、朽ちかけていました。

      

         

アズマシャクナゲが迎えてくれました。

  :西峰山頂

  

結構な岩場を歩いて、東峰へ向かいます。

  :東峰(せまい)

13:05 東峰へ。シャクナゲ・ミツバツツジ・オオカメノキの饗宴でした。

  :水千(みずひ)能書

13:20 南へ下り、水千(多摩川源流)です。

少雨の影響か?枯れていました。

  :水千

水千から5分程度下ると、一つの流れとなっていた。  :湧き出ていた。

ここから一筋の流れが始まっている。  

  :水源の番人?

水源を守るかのように大きな岩が見守っていた。

  :自然林

鹿除けのネット、樹皮にまいたネットと鹿の食害対策が。

そのせいか鹿の糞もあまり見かけなかった。

  松の林床

14:05 笠取小屋へ戻る。下草がない」笠取小屋周辺の自然林

   :笹の花

下山時、笹藪で「笹の花」が咲いているのを見つけた。

:笹の花の薀蓄を少し調べました。

竹類はイネの仲間なので、発芽してから長い年月、地下茎によって繁殖を続ける。

ある一定の時期に達すると、花を咲かせ、種子を実らせて一生を終える。

竹類は花を咲かせるまでの期間(開花周期)が長いという特徴がある。

一説には数十年に一度、真竹は役120年に一度という周期がほぼ確実視されています。

見逃したら一生見る事ができないとも言える貴重な花なんです。

私も前回は九州の祖母山で咲いたのを見たことがあります。

ネットでは、今年はどこでも「笹の花が咲いている」という情報が溢れていました。

  ***

花が咲くということは、実もなるわけです。

民謡「会津磐梯山」にその実を表した歌詞があります。

「会津磐梯山は宝のやまよ、笹に黄金が成り下がる」というフレーズ。

飢饉で食べるものが無くて困った時に、笹に実った黄色い実を食べて飢餓をしのいだ

と言う事から「笹に黄金が成り下がる」なんだそうです。

笹の花咲いた時は凶作になるとも言われています。

今年も梅雨入り宣言が出てからこの少雨、心配になりますね・・・。

   ***

竹の花・笹の花を「泥食い」といいます。

竹や笹はその寿命の尽きるときに花を咲かせ、実を持ちます。

その突然降って沸いた餌に、山のネズミは狂気乱舞。

栄養分の高い実を食べたネズミは大発生となるわけです。

山のように生まれたネズミの子供たちの餌はありません。木の根をかじり、草をかじり、

餌を求めて里に降りてきて、人間の食料をあさります。竹や笹の花が飢饉の時とかち合えば

人とネズミで残された餌の奪い合い、凶暴になったネズミは、人を襲うこともあったと伝えられている。

かくしてすっかり食べるもののなくなった人々は泥を食う。

竹や笹の花が「泥食い」といわれるゆえんです。

  :一之瀬川上流域

登山口近くの沢です。

15:25 無事下山、バスに乗って大菩薩ラインを丹波山村へ下る。

丹波山温泉「のめこいの湯」で汗を流し、帰途に着いた。

**********

      行程:標高差641m、約11km、歩行時間5時間 

     7:15 新宿発 =9:50 登山口 ⇒10:35 一休坂分岐 ⇒10:45 一休坂

      ⇒11:40~12:05 笠取小屋(昼食) ⇒12:20 小さな分水嶺 

      ⇒12:45 笠取山西峰 ⇒13:05 東峰 ⇒13:20 水干 ⇒13:35 多摩川源流

      ⇒14:05 笠取小屋 ⇒15:25 下山口 =16:15 のめこいの湯 =19:30 新宿駅

 今週のtwins 

離乳食をスタンバッテます。

    

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1 コメント

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Unknown (ひとみ)
2013-06-07 15:36:59
興味深い「薀蓄」さすがですねーわたしも笹の花を見てみたいなあ。意識したことなかったわ・・・

かわいいtwinsちゃんどんどん大きくなるのがこうしてみるとわかりますね。表情もはっきりしてきました!

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