毎夜、「I Will」を聴いて
眠りに就くのが
すっかり習慣になってしまいました。
そして、夢の中では子供たちを前に
私は「I Will」を唄い終え
拍手とキスの嵐。
夜が明けて、夢から覚めたら、
決まったように夢の余韻を引きずって
必ずギターを弾き始めます。
いくら弾いても
少しもギターは上手くなりません ・ ・ ・
しかし、
そんな自分を外から眺めながら、
夢を追い続ける一生懸命な
私がそこにいるのが
よく解ります。
子供たちが大きくなって庭に集まり、
スージィーの愛を込めた料理を囲み、
私の唄う歌に拍手する。
私、本年、
六十二にもなりますが、
いくら齢を重ねても、
心はいつまで経っても子供たちと同じ、
四つや五つ。
誰にも判ってはくれないかも知れませんが、
たとえ、実現しそうもない夢でも
ひたすら追い続ける自分を
「素直で可愛い奴だなぁ」
と思います。
今夜も「I Will」を聴いて
眠りに就きます。
誰にも邪魔されない夢の中では、
子供たちが私がギターを抱え
唄いだすのを心待ちにしています。
眠りに就く前に
もう一度、ギターを弾くことにしました。
夢の中で始まるコンサートの
子供たちから頂く
拍手喝采とキスの嵐の為の。
リハーサルです。
そして、
子供たちと私に、
「今夜もお休みなさい
夢の中でお会いましょう!」