今、スージィーは
帰宅したばかりの私の車を待って、
ミネラル・ウォーターの買出しに出掛けた。
東京の娘から「水を送って欲しい、
周りに水がありません(売っていません)」
が買出しの動機。
「東京都の水道水から乳児向け基準を
上回る放射性物質が検出された 」
のニュースは既に私の耳にも届いていたが、
二次災害、三次災害と、いよいよ事態は
いろんな方向へと展開、波及していく。
乳児を抱えた親たちは
「水もダメ、牛乳もダメ」
何を与えて良いのか途方にくれてしまう。
東京の娘は乳児ではないが、
スージィーにとっては「乳児」同様。
可愛い娘のためなら
身を挺して安全を手に入れる。
私は今日の事態で、ピンク・フロイドの
「原子心母」を思い出した。
「Atom=原子」「heart=心」「Mother=母」
と英語をそのまま直訳したもので、
ペース・メーカーで生きながらえながらも、
懸命に子を出産しようとする妊婦の
アメリカで実際にあった話しの
新聞記事の見出しをそのままタイトルにしたもの。
子供は母にとっても、
国にとっても「かけがい」のない大事なもの。
お母さんも子供も、みんながんばれ!
ガンバレ、日本!