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東証大引け、続落し3週間ぶり安値 イベント前に持ち高調整売り

2012年08月31日 15時36分29秒 | Weblog
東証大引け、続落し3週間ぶり安値 イベント前に持ち高調整売り

 31日の東京株式市場で日経平均株価は続落した。

終値は前日比143円87銭(1.6%)安の8839円91銭と今日の安値で引け、8月7日(8803円)以来3週間ぶりの安い水準となった。

下げ幅は143円と7月23日(161円)以来の大きさ。

米株安が波及したほか、寄り付き前発表の国内経済指標が振るわず、業績懸念から輸出関連株などに幅広く売りが出た。

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えた週末ともあり持ち高を調整する目的の売りも多かった。

 前日発表の8月のユーロ圏の景況感指数は3年ぶり低水準で、国内では寄り付き前発表の7月鉱工業生産指数が市場予想に反し前月比マイナスとなった。

上海総合指数が年初来安値を下回るなど中国経済の減速懸念と合わせ、世界での景気先行き懸念が強まり景気敏感株を中心に幅広い銘柄に売りが出た。

午後に入ると欧州中央銀行(ECB)理事の1人がユーロ圏の成長見通しが悪化しているなどと述べたことがユーロ売りを誘い、円相場が対ユーロで上昇したことをきっかけに先物にまとまった売りが出て日経平均は下げ幅を広げた。

「商いが少ない中で売り仕掛けの方がしやすい地合いになっている」(国内証券の情報担当者)という。

もっとも、「イベントを前に投資家心理が神経質になりすぎている」(みずほ証券投資情報部の山口正宏氏)との声も聞かれた。

 新安値銘柄数は86と8月3日(92)以来約1カ月ぶりの多さだった。

日経平均は週間で230円(2.5%)下落した。ただ、月間では144円(1.6%)上昇した。

8月の1日平均の売買代金は8730億円で今年最低となった。

 東証株価指数(TOPIX)も続落しきょうの安値で引けた。

業種別TOPIXは全33業種のうち「鉄鋼業」、「ゴム製品」など32業種が下落した。

「電気・ガス業」は上昇した。

 東証1部の売買代金は概算で9158億円と13営業日連続で1兆円を下回った。

売買高は同15億8565万株だった。

東証1部の下落銘柄数は全体の76%に当たる1270、上昇銘柄数は286、横ばいは114だった。

 台湾・鴻海精密工業と資本提携の交渉がまとまっていないとの見方からシャープは大幅安。

4~9月期に製鉄所の減損処理を実施するため業績を下方修正した新日鉄や神戸鋼など鉄鋼株が大幅安。

トヨタ、三菱商、三井住友FG、セブン&アイ、キヤノン、ソフトバンクが売られた。

コマツ、帝人、住軽金は年初来安値を更新した。

半導体関連株も軒並み安。半面、武田、グリー、東ガス、ローソンなど外部の影響を受けにくい銘柄が買われた。

OLC、味の素、スギHDなどが年初来高値を更新した。

 東証2部は続落。

山洋電、マーベラス、FPGが売られ、

きらやか、朝日インテク、レーザーテクが上昇した。

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