円下落、89円台半ば〔NY外為〕（14日）7時53分

円下落、89円台半ば〔NY外為〕（14日）7時53分配信 時事通信


　【ニューヨーク時事】週明け14日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀の追加緩和観測を背景に1ドル＝89円台半ばに下落した。

午後5時現在は89円43～53銭で前週末同時刻（89円14～24銭）比29銭の円安・ドル高。

　安倍晋三首相は13日のテレビ番組で、日銀に導入を求めている上昇率2％の物価目標の達成時期を中期に設定すべきだと指摘。

日銀が金融政策会合（21～22日）で追加緩和に積極姿勢を打ち出すとの観測が台頭した。

また、安倍首相は4月に任期満了となる白川方明日銀総裁の後任選びの条件として「大胆な金融政策を実行できる人」と述べたことも円売り・ドル買いの流れを促した。

ただ、この日は東京市場が成人の日に伴い休場となったほか、米主要経済指標の発表もなく、ニューヨーク市場での円の安値は89円48銭にとどまった。

　一方、ユーロは上伸。ドラギ欧州中央銀行（ECB）総裁の発言で追加利下げ観測が後退したことが引き続き支援材料となっている。

　ユーロは、ユーロ圏の経済回復期待なども背景に対主要通貨で堅調に推移している。

同時刻現在1ユーロ＝1．3376～3386ドル（前週末午後5時は1．3340～3350ドル）、

対円では同119円63～73銭（同118円96銭～119円06銭）。


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