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[アルジェリア人質事件]お涙頂戴の情緒報道に疑惑 氏名公表要求はマスコミの営業のためだった

2013年01月26日 21時51分48秒 | Weblog
[アルジェリア人質事件]お涙頂戴の情緒報道に疑惑 氏名公表要求はマスコミの営業のためだった

(日刊ゲンダイ)より


政府はこの悲劇を人気取りに利用しているのか

アルジェリアの人質事件で犠牲になった日本人遺体が政府専用機で戻ってきた。

それに合わせて、政府は犠牲者の氏名を公表。

これまでかたくなに公表を拒否してきた日揮も事実関係を認めた。


で、テレビでは遺族や同僚の悲しみの映像があふれているのだが、

これにはちょっと違和感を覚える国民もいるのではないか。

確かにテロの犠牲になった社員たちは気の毒だ。

しかし、アルジェリアが危険地帯であり、しかも今、緊迫のピークにあったのは

日揮や当事者たちが一番、よく知っていたのである。

「自己責任」といえば、言い過ぎかもしれないが、少なくとも、

不慮の事故の犠牲者とは違うのだ。

日揮だって、慈善事業でアルジェリアで仕事をしていたわけではない。

危険は百も承知、しかし、それを上回る利益を見込んで、

プロジェクトを継続していたのである。

それなのに政府は政府専用機を出し、

飛行機が羽田に着くタイミングに合わせて氏名を公表。

案の定、午後のTVは人質の“無念の帰国”一色になった。

さて、これらの映像を識者はどう見たか。

作家の三好徹氏はこう言った。

「遺体確認のために警察官なども行ったわけですから、

政府専用機を出すのはいいでしょう。

でも、事件の最中、すべての情報を外国に頼りっぱなしだった外務省は改めて、

アフリカの危険地域で何の仕事もしていないことが分かった。

帰るときだけ一生懸命やっても違うでしょう。

また、日揮に同情的な報道も不思議な気がしました。

この事件で日揮は責任を問われる側でしょう」

いつものことだが、お涙頂戴報道ですべての責任がウヤムヤにされてしまうのが日本だ。

怠慢だった外務省、無能だった危機管理、カヤの外で何もできなかった安倍政権。

こうしたことを糊塗するために最後になって氏名を公表したのだとしたら、

悲劇を政治利用したことになる。

大マスコミはそれに乗っかって視聴率稼ぎ。

これじゃあ、真実は見えてこない。

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