勇気ある三等海佐に乾杯!・・・(天木直人)より
私はメルマガを書くようになって読者から多くの事を学ぶようになった。
これから書くこともその一つだ。
自衛隊組織の内部におけるいじめによって自殺に追い込まれた若い自衛官
が後を絶たない。
その遺族の一人から連絡で、自衛隊の内情を知った。そして自衛隊組織の
病理を知った。
それは取りも直さずこの国の病理でもある。
組織の論理によって弱者がいじめられ、放置され、そして隠蔽される。
こんな不正、不条理が許されていいはずはない。
そういう思いで関係者が立ち上がった一つがいわゆる「自衛官いじめ訴訟」
である。
最近特に目につくようになった。
その訴訟に一つに関わっている方から先日私の携帯に電話が入った。
こんどの裁判で、ついに現職の自衛官が「自衛隊はいじめの調査結果を隠
している」という陳述書を出してくれることになりそうだ、と。
それを聞いて私は、驚き、そしてそれは素晴らしいことだ、是非それが
実現する事を願う、と答えた。
そして私はきょう6月19日の東京新聞を読んでそれが現実のものに
なった事を知った。
すなわち「海自いじめ調査結果隠す」という見出しのその記事は要旨次の
ように書いている。
横須賀基地配備の護衛艦「たちかぜ」に勤務していた一等海佐(当時21)
が自殺したのは先輩だった元二等海曹長(41)のイジメが原因だったと
して遺族が国と元二曹に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、現役の海自三等
海佐(45)が「海自はいじめの調査結果を隠している」とする陳述書を
東京高裁に提出していたことが分かった、と。
すごいことだ。現職の自衛官が自衛隊組織の嘘を法廷で告発したのだ。
陳述書を提出した三等海佐は英雄だ。
しかし戦いははじまったばかりだ。
海自側は遺族側の情報公開請求に対し、調査結果は「破棄した」として
文書の存在を否定してきた。
この海自の告発さえも無視するだろう。
東京新聞はこう続けている。
遺族側は高裁に文書を提出させるよう求めたが裁判長は「それを出せと
言うつもりはない」と否定的な見解を述べた、と。
裁判所と権力側が手を組んだ真実隠しだ。
陳述書を提出した勇気ある三等海佐は反逆者として潰されるだろう。
不当裁判は何も小沢一郎だけではない。
小沢一郎の場合は世間の衆人環視の下でメディアが大騒ぎするだけまだ
ましだ。
人知れず不当裁判が行なわれている。
このような弱者を守るこそこそメディアがもっと大きく報じるべき
なのだ。
本当の勇者とはこの三等海佐のような人たちのことである。
彼らこそ英雄として世間の知るところとなり、正しく評価されなけれ
ばならない。
私はメルマガを書くようになって読者から多くの事を学ぶようになった。
これから書くこともその一つだ。
自衛隊組織の内部におけるいじめによって自殺に追い込まれた若い自衛官
が後を絶たない。
その遺族の一人から連絡で、自衛隊の内情を知った。そして自衛隊組織の
病理を知った。
それは取りも直さずこの国の病理でもある。
組織の論理によって弱者がいじめられ、放置され、そして隠蔽される。
こんな不正、不条理が許されていいはずはない。
そういう思いで関係者が立ち上がった一つがいわゆる「自衛官いじめ訴訟」
である。
最近特に目につくようになった。
その訴訟に一つに関わっている方から先日私の携帯に電話が入った。
こんどの裁判で、ついに現職の自衛官が「自衛隊はいじめの調査結果を隠
している」という陳述書を出してくれることになりそうだ、と。
それを聞いて私は、驚き、そしてそれは素晴らしいことだ、是非それが
実現する事を願う、と答えた。
そして私はきょう6月19日の東京新聞を読んでそれが現実のものに
なった事を知った。
すなわち「海自いじめ調査結果隠す」という見出しのその記事は要旨次の
ように書いている。
横須賀基地配備の護衛艦「たちかぜ」に勤務していた一等海佐(当時21)
が自殺したのは先輩だった元二等海曹長(41)のイジメが原因だったと
して遺族が国と元二曹に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、現役の海自三等
海佐(45)が「海自はいじめの調査結果を隠している」とする陳述書を
東京高裁に提出していたことが分かった、と。
すごいことだ。現職の自衛官が自衛隊組織の嘘を法廷で告発したのだ。
陳述書を提出した三等海佐は英雄だ。
しかし戦いははじまったばかりだ。
海自側は遺族側の情報公開請求に対し、調査結果は「破棄した」として
文書の存在を否定してきた。
この海自の告発さえも無視するだろう。
東京新聞はこう続けている。
遺族側は高裁に文書を提出させるよう求めたが裁判長は「それを出せと
言うつもりはない」と否定的な見解を述べた、と。
裁判所と権力側が手を組んだ真実隠しだ。
陳述書を提出した勇気ある三等海佐は反逆者として潰されるだろう。
不当裁判は何も小沢一郎だけではない。
小沢一郎の場合は世間の衆人環視の下でメディアが大騒ぎするだけまだ
ましだ。
人知れず不当裁判が行なわれている。
このような弱者を守るこそこそメディアがもっと大きく報じるべき
なのだ。
本当の勇者とはこの三等海佐のような人たちのことである。
彼らこそ英雄として世間の知るところとなり、正しく評価されなけれ
ばならない。