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放射線治療は命を救うーASTRO

2006-11-12 | 癌全般
90%以上の前立腺癌患者らは誤った概念から、彼らの命を救うのに重要な役割を果たす放射線治療を避ける傾向があるという調査がASTRO(米国放射線治療学会)総会にて報告された。
「放射線と聞くと多くの人々はスリーマイル島とか原爆を連想するが、これは懸念すべきことである。実際には放射線治療は正確に腫瘍を狙い撃つことが可能で、癌を治癒させるための侵襲の少ない治療法である。」と、ASTRO役員でミシガン大学医学部のTheodore S. Lawrence, MD, PhD氏は述べた。前立腺癌患者は、外照射療法、radiation seed implants、外科手術などの選択を迫られる。「患者らの放射線治療に関する不合理な不安は、彼らの治療法の選択に大きく影響しうる。」
257人の前立腺癌の男性を対象にしたイタリアの報告によると、最も多かった不安は、放射線はコントロールできないのではないか、周囲の臓器を損傷するのではないか、放射線治療を受けると家族も被爆させるのではないかなどのX線の身体に対する影響についての誤解からくるものであった。医師の多くは患者がこのような間違った概念を持っていると気づいていない。
前立腺がん患者が率先して主治医に彼らの持つ恐れを話すようにとTheodore S. Lawrence, MD, PhD氏は提案した。また、不安によって治療方法のベネフィットとリスクの理解が大きく妨げられると試験で示されていることから、癌患者は主治医との話し合いに家族を同席させるべきであると語った。WebMD原文記事2006年11月
    
参考:JASTRO(日本放射線腫瘍学会)
関連情報:かざぐるま講演会「これからのがん治療ー放射線治療と納得する人生の選択」伏木雅人氏(市立長浜病院・放射線科部長)(公演ありがとうございました。)
CFIMRT(画期的強度変調放射線療法)by Dr.ちゃしば、NCI放射線治療Q&A


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