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アレンドロネートと心房細動リスク

2008-05-05 | 癌全般
アレンドロネート(フォサマックス)が閉経後女性において心房細動リスクと関連があることが、ワシントン州シアトルの研究者らによって報告された。研究者らは、719人の心房細動の患者と966人の対照群患者をマッチングさせた人口ベースの症例対照研究のデータの結果、アレンドロネート使用患者はビスフォスフォネート剤を使用したことがない患者に比べて心房細動リスクが高かった(オッズ比1.86、95%信頼区間、1.09ー3.15)。この患者群の心房細動発症のうち3%がアレンドロネートによるものと評価される。
Medscape2008年5月1日


2 コメント

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細胞膜を不安定にする? (くぅたろう)
2008-05-07 19:49:56
アレンドロン酸(フォサマック)を容易に処方することに対して、警笛のような報告がぽっつりぽっつり出ますね。(顎骨骨髄炎といい)

カルシウム上昇>カリウム低下>膜不安定化>心房細動というのが考えやすいストーリーですが。(やや自信なし)

今後も注意してみていくことにします。
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よろしくお願いします ()
2008-05-07 21:20:06
なにが原因かは存じませんがー、
癌以外で安易にビスフォスフォネートは考えものかなと思います。
癌に対してはいい薬ですから、安心して投与できるように究明して☆いです。
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