がんの情報Tips

海外のがん情報を紹介。『海外癌医療情報リファレンス』https://www.cancerit.jp/関連ブログ。

疼痛緩和剤マリファナの癌抑制効果

2008-01-09 | 支持療法
マリファナは吐き気や疼痛の緩和に多くの癌患者で用いられており、その抗腫瘍効果の報告が増加している。Journal of the National Cancer Institute誌2008年1月2日号で発表された今回の研究は、マリファナ由来の薬剤が試験管内で癌細胞の侵潤を遅らせ、マリファナ成分カンナビノイドの直接的抗癌効果を示した。
同氏らは、癌細胞を組織様のジェルを使って侵潤の様子を観察した。THC(Sativex®?)およびmethanandamide(MA)はごく僅かの濃度であっても子宮頸癌と肺癌細胞の侵潤を有意に遅らせた。癌患者の疼痛に投与されるTHC血中濃度は、癌の浸潤阻害に必要な濃度をかなり上回る。
著者であるドイツRostock大学の研究者は、高度な浸潤(highly invasive)癌に対する治療効果を確認するため臨床試験を行うべきだと結論している。WebMDより
~~~~~
過去チップ モルヒネによる腫瘍促進効果


コメントを投稿