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それぞれの思い…

2008-11-25 | 映画
なんだか寂しい気分になります…そんなお天気です。
今週は複雑な空模様らしいですね。
少し体調を崩しているので、夜はゆっくり読書か映画鑑賞が増えています。

今日も映画のご紹介です。

「再会の街で」2007年 米映画

ニューヨークの街角でアラン(ドン・チードル)はふと旧友チャーリー(アダム・サンドラー)の姿を見かける。

9.11で家族を失っていた彼は精神的にダメージを受けていた。

そんなことをまったく知らなかったアダムはチャーリーが良くなるようにと助けようとするのだが…。



人間の脳はとても複雑なものです。
どこでダメージを受け、人間性をも変えてしまうのか分からない。
楽しいことよりもやはり辛い事の方がダメージは大きく残り、影響力が強いものなのかもしれません。
この9.11で被害に遭われた方は多く、今現在も苦しんでいる方もいると思います。
しかしこの映画では被害者だけの話ではなく、アメリカの抱える多くの問題を描いています。

弱さとともにラストでは、それを乗り越える強さを持っているという人間の姿に救われます。


先日テレビで報道されていたのですが…。

交通事故で息子さんを亡くし、自分の人生に大きな変化があった女性が逃げることなく大きな壁と立ち向かうその姿に感動しました。
交通刑務所にいる受刑者に面と向かって、自分の思いを素直にお話されるということはかなり異例の事らしいです。
「逃げないで欲しい…残された遺族のつらさや思いを忘れないで欲しい」
そう訴えていました。
強いな…と思いました。
受刑者の方も「自分の犯した罪の重さを改めて考えさせられた…ここから出たらまず亡くなった方の墓前で謝りたい」とおっしゃってました。


最近は、わけの分からない犯罪が増えてて、どうにもやるせない思いが残るばかり。
国のトップにいる人たちも、意思疎通ができないままわけの分からない事を言ってたりする。(あまりに漢字が読めないのには驚いたけど)
人に自分の思いを理解してもらう、相手の思いを理解する…どちらも苦手になってる気がしてなりません。
現代人の退化してる部分なのかも。

言葉でなくても心で通じるE.T.の世界は程遠い話ですね。