goo blog サービス終了のお知らせ 

cafe blog-伊豆-

不定期で更新中♪

魔女に会ってみたいなぁ。

2008-06-21 | 
すごい雨で朝から伊豆急行は一部区間不通になっている。

川は色が濁り、雨の量で全体的に霞んで見える。


随分と前に友人から借りた本がある。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩

映画になったんですね。
なかなか自分では選ばない本かもしれないと思い、読んでみるととても素敵な本でした。

伊豆に住んでいるとそんな生活している人も居そうな感じがして…ちょっと会ってみたくなりました。
(本当に魔女はいるのかしら?)

摘んだイチゴでジャムを作るとか薬草について学ぶとかちょっと憧れてしまします。

自分は自分らしくあれば良い…。
そんなことをふと言ってくれる人、そこに現実味がある人はなかなか周りにはいないですよね。
この本を読んでみると「あぁ~良いんだ」と素直になれる気がします。


ちょっと疲れた時、ハーブティーでも飲みながら、夏の木陰で読んでほしい本です。



恐ろしい…医学サスペンス!

2008-04-21 | 
ほぼ毎日、自転車で買出しに行くのですが、今日は風も穏やかでサイクリング日和です!
ここ数日、昔痛めた左ひざの嫌な感じが拭えません。
自転車を乗るのは意外と大丈夫なのですが、ふとした瞬間「ズルッ」とズレル感じがあり、冷や汗タラタラですよ。
腰の椎間板も「あ!やばい!」っていうのが分かるのですが、この左ひざもやっかいな爆弾です……。
来月は旅行する予定なので、何とかだましだましでももってくれればいいのですが…。



ロビン・クックを続けざまに読んでいた時期がある。
なんでだろう?
今考えてみても理由は分からない。
たぶん最初に読んだ作品にはまったからかな…。
「アウトブレイク-感染-」を読んだ時、鳥肌が立つほど怖かった記憶がある。
「ホット・ゾーン」リチャード・プレストンを読んでさらに恐怖が増した。

伝染病は伝染するのだから、何を媒介するのかが分かると少しは予防もできるのだが今回読んだ「黒い春」はとにかく壮大な歴史がバックにありその感染源をまったく想像することも出来なかった。
もちろんフィクションだけど、怖かったなぁ~。


「嫌われ松子の一生」で有名になった山田宗樹さんがこんな作品を書いているなんて全然知らなかった。

突然、咳とともに黒い煙を吐いて死ぬ奇妙な病気が何例が起こる。
調べていくとなぜか5月に突然発祥して死に至る。
6月になると症例は無くなり、翌年の5月にはさらに多くの人が同じ症状で死んでいく。

国の対応などに幻滅するけれど、現実はもっとひどいような気がする…。

これから鳥インフルエンザなど現実的に無くは無い状況が異常に恐怖を覚えるし、
以前NHKで特集していたが、初めて「パンデミック」という言葉も覚えた。

しかし、今自分に出来ることは何も無いんだろうなぁ~。



*この作品wowowでドラマ化されてました。そしてDVDで発売されているようです。
 ちょっと見てみたくなった。


黒い春 (幻冬舎文庫)
山田 宗樹
幻冬舎

このアイテムの詳細を見る

いつか必ず…

2008-04-11 | 
パッとしない天気が続きなんとなく重苦しい感じがします。


来週の15日16日とお店を連休させていただきます。
ご了承ください。


昨年出会った雑誌「自遊人」2008.1月号。
寝台列車全図解が載っていて思わず即買してしまった。
国内旅行に行くときには大抵「車」か「飛行機」になることが多い。
なぜか?

やはり列車は時間とコストがかかり過ぎるからだと思う。
どうしてこんなに高いんだろう?

先日ブルートレインが一部廃止になった。
数年内にはほとんどのブルートレイン寝台列車が無くなってしまうらしい。

昔は安くて遠くまでいける足として大活躍していた寝台列車も時代に合わなくなってきて、飛行機に勝てるわけもなく…寂しいですね。
空港で味わう雰囲気と駅で味わう雰囲気ではまったく違ったものがあり、どちらも捨てがたいが、やはり寝台列車に乗るときのホームで待つドキドキ感は旅の醍醐味ではないだろうか?

残念ながら国内の寝台列車にはいまだに乗ったことがない。

この本を見ていると「絶対いつか乗る!」という思いと「さて、どこに行こうか?」という思いで楽しくてねぇ~。
ついつい何度も見返してしまった。

誌面では豪華寝台列車を比較してあり、かなり楽しめましたよ!



自遊人 2008年 01月号 [雑誌]

カラット

このアイテムの詳細を見る

「悪いうさぎ」を読んで…

2008-03-31 | 
雨もあがり少しづつ明るくなってきました。
今朝もちょっと寒かったです。
体調崩さないように気をつけてくださいね。
(花粉症なのか風邪なのか微妙ですけどね…)


やっと読み終わった作品「悪いうさぎ」は若竹七海さんの女探偵のシリーズものでした。
この本を手に取ったきっかけは、新聞の書評で絶賛されていたのを思い出したから。

内容はかなり過酷なハードボイルドで現実的にはありえない!そんな感想を持ってしまうほど。
……しかし、どうなんですか?
最近のニュースで流れる事件を見ていると、ほとんどが「ありえない!」そんな理解不能な事件ばかり。
みなさんはどうですか?

特にショックだったのは、駅のホームで人を突き落とした殺人事件です。
「だれでもよかった」そんな犯人の行動はとても理解できるものではありません。
今は電車を使った通勤をしているわけではないですが、今現在も通勤通学で電車を使ってらっしゃる方はとても怖い思いをしているのではないでしょうか?
ついつい後ろを気にしてしまう…すごいストレスですよね。

この作品の主人公は女探偵なのですが、内容的には女子高生と家族という現代の家庭の問題を描いています。
事件に巻き込まれていく探偵が体験する過酷な状況が事細かに表現され、読んでいる方も身の毛がよだつ思いがするほど。

でも…こんな恐ろしい体験をしている人だってきっといるんだろうなぁ。
最近の事件をみているとそんなふうに思ってしまった。


悪いうさぎ (文春文庫)
若竹 七海
文芸春秋

このアイテムの詳細を見る

詩って難しい…!

2007-12-15 | 
昨夜、ふたご座流星群見ましたか?
私はちょうど0時頃から15分ほど、家の外で空を眺めていました。
方角を調べておかなかったので、ほぼ真上を見ていたかと思います。

見上げた途端に1つの流れ星☆
5分ほどの間に数個の流れ星☆
一番大きかったのは真上から山の向こう側に落ちたように見えた長~~い流れ星☆☆☆

最高でした!



近所の人からお借りした本です。

「求めない」 加島祥造  小学館

ちょっと小ぶりなこの本はぱっと見た目でも気になる存在でした。
地元の本屋さんでもお勧めのもので、開いてみると文字の大きさと余白スペースが何ともいえないバランスで造られています。

きっと読もうと読み始めれば5分ほどなんでしょうけど、意外と1ページ見るのに時間がかかるところもあったりします。

すべてが「求めない~」で始まる詩。

なんだかこれを読むと楽になるような気がします。
そして自分に余裕ができるというか…豊かになるというか。


求めない──
すると
それでも案外
生きてゆけると知る


ふむふむ…とうなずきながら読んでいくうちに心が晴れてくる。

求めることと求めないこととは実は同じような事なのかもしれないと思ったりもする。
(巧く表現できないけれど)

欲を捨ててみたときに、自分の歩いてきた道が見える気がする。
あぁ~それが自分なんだなって。
でも求めているのも自分なんだよね。

悲しいかな大人になると諦めるっていうことに慣れてる自分がいたりする。
幼い時は諦めるということに異常なほどこだわったりしているものだ。

どちらもなんだか悲しい気がする。

どうせだったら最初から求めないのもいいんじゃないかな?
シンプルに研ぎ澄まされていく、なんだか「禅」を感じる本だった。





世界最大の国なき民-クルド民族

2007-12-01 | 
ちょっぴり暖かな週末、いかがお過ごしですか?
なんと今日から12月に入りました!
もうすぐ今年も終わりですねぇ~。
(大掃除を少しづつ始めています)


知人からお借りしていた本ですが、とても素晴しい作品なのでご紹介したいと思います。

クルディスタンを訪ねて
  -トルコに暮らす国なき民
文・写真 松浦範子 新泉社


夏トルコに行ったけれどこの問題に関連して感じたことは、イスタンブールなどの都市でテロが行われるという事くらいだった。
昨年起きた空港の大火災も関連があるといわれている…が、これはすべてトルコ(日本も)がテロ組織としてみなしているPKKが原因になっているようです。

*PKKというのはクルド人独立を掲げるクルド労働者党の略称。


現在、3000万人のクルド人がトルコ、イラン、イラク、シリアなどの国境線で分断されており、彼らの住む土地をクルディスタンというそうです。
トルコなどではクルディスタンという言葉をはじめ、クルド語やクルド音楽などを禁止しており、同化政策や差別に直面しているのが現状。

虐げられ差別され、否定され続ける民族とは?


松浦範子さんはそんなクルディスタンの地を訪ね、写真を撮り続けている。
そして、トルコに生きるクルドの人々の文化、生活の素顔をルポタージュしたのがこの作品です。

旅ではかなり危険な場所にも足を踏み入れ、そうとう大変な思いもされているようですが、彼女が撮った写真には苦しさばかりでなく、明るく生きているクルド人の人々がいる。
その写真とともに、出会ったそれぞれの人との交流が素晴しいです。

彼らは言う「私たちを知ってくれてありがとう!」


知ることがまず第一歩なんですよね。


望むことは「みんなが幸せに暮らせるようになることだ」と。
普通に歌い、おしゃべりし、祭りで踊り…。

なぜ民族紛争は終わらないのだろう。
なぜ平和に仲良く暮らすことはできないのだろう。

疑問ばかりが頭をよぎる。




そんな厳しい中でもがんばる女性たちが多くいる。
次回は彼女たちを紹介します。



黒い画集(2) -松本清張-

2007-11-24 | 
伊豆にも多くの観光客の方が訪れている三連休中日、いかがお過ごしですか?


今回は伊豆にちなんだ作品を久しぶりに紹介したいと思います。

黒い画集(2) 松本清張

短編作品集の中に「天城越え」という作品があります。
私はつい最近知ったのですが、映画とTVドラマにもなっていたんですね。

とても短い短編にもかかわらず、これを映像化するのも納得できます。
逆に松本清張だからこそ、俳優によってはすばらしい作品になるのでしょうね。

本文に出てくる風景は今でもそのままの状態で見ることが可能です。
だからこそ、ぜひ天城に来るときには「天城越え」か「伊豆の踊り子」をぜひ読んでから歩いてみてください。

これは内容を言ってしまうのは惜しいので、ぜひ図書館で借りて読んでいただきたい!


重要な現場で氷室が出てくるのですが、これも今では遊歩道のコースにもなっているので次回天城方面に行くときに、ぜひ寄ってみようと思っています。


残念ながら天城トンネルにあった茶屋は現存しませんが…。




今夜はビートたけし主演であの大作「点と線」が放映されます。
ちょっと期待しちゃいます。
……やはり松本清張は凄いです!

来月が楽しみ!-クーリエ・ジャポン-

2007-11-18 | 
今日は風が凄かったですねぇ~。
せっかく紅葉し始めた葉が全部無くなっちゃうんじゃないかと心配するほど。

今週末は観光客の方もとても多かったようで…ありがたいですねぇ~。


友人から借りているクーリエ・ジャポン12月号が面白かったです。

創刊2周年 中田英寿との特別企画!
中田英寿 責任編集

中田英寿さん一色の1冊になっています。

引退してからの行動がたま~にニュースなどで流れる中、今はどこの国にいるのだろうか?
と、羨ましい反面、凄いなぁ~って思っていました。
この雑誌の中にも書いてあるけれど、「旅」って日常があるから楽しめるんですよね。
非日常の空間にいる楽しみ!
帰るところがある安心感。
そんな状況だからこそ「旅」は楽しいんだと私は思っています。

今回はアジア圏が多かったようで、ちょっと意外でした。
やはりヨーロッパや南米が好きなんだと思っていましたから…。

世界の情報・また世界から見た日本というのも思わぬ新発見!させていただいた部分も多々ありましたね。


来月はなんと中田英寿さんと沢木耕太郎さんの対談が特集になっています!
これはまた読まなければ!



プーラン・デヴィという女性について

2007-11-15 | 
今日はボジョレーヌーボーの解禁日ですね。
そういえば、昔在籍していた会社では解禁日となるとワインの試飲会をしていましたが…いまでもやっているのだろうか?

記憶の中では1996年パリのフォションで購入しアパルトマンで開けたヌーボーが印象的でした。
ワインについてはあまり詳しくないので、当時のスーパーで買っていた20フラン前後のテーブルワインでも十分な私でしたが…やはり解禁日だから!という理由からで、今ではいい思い出です。



映画のタイトルで記憶にあったこの本…ついに手にとってみました。

「女盗賊プーラン」(上・下)

文盲の彼女から口述筆記によって訳されたノンフィクション小説です。

インドという国に興味を持ち始めてから、プーランという女性がインド人でどのような人生をおくってきたか…恥ずかしながら知らなかったのです。

カースト制度がいまだに色濃く残る土地もまだあるそうですが、現在は撤廃され平等な扱いがされているはずです。(そうでなければならないのに、現実的にはまだまだ厳しいものがあるらしいです)

実際には生年月日さえはっきりと分からないそうですが、本の裏表紙には1958年ごろ生まれると書いてあります。
もし生きていれば、60歳くらいですね。
残念ながら2001年7月25日にニューデリーの自宅前で射殺(暗殺)されました。

この本を読む限りでは、とても現代の話とは思えないほど壮絶なものです。

カーストの中でも下位のマッラの家庭に次女として生まれる。
母は強く、父は優しい(この優しさが悲劇を生むことになる)。
このまま家族の中で育っていけば、貧乏だけれど幸せな人生を送れたはずなのに…。
当時のインドでは初潮を迎える前にお嫁に行くのが普通の事とされ、お嫁に行く側が婿側に祝儀品を送らなければならない。
日本では考えられないことですよね。

わずか11歳で結婚させられ、虐待された上に追い出されてしまう。
そのトラウマによって彼女の人生は最悪なものに。
世間からの冷たい仕打ちや虐めなどによって、家族の生活が限界に。

盗賊に誘拐され、恋をして、愛する人を亡くし、彼女は盗賊の頭となり貧民のために悪事を働くようになる。

投降したあと裁判もないままに投獄され、11年もの刑務所生活が始まった。
小説の中ではこの後開放されるまでを描かれているが、その後、貧民層(下位カースト)からの支持を受け国会議員へとなる。


プーランは無知だったから…ただそれだけのためにこんな人生を送る事に。
だれも教えてはくれなかったから…。


インドという国、ヒンズー教という宗教。
こんな国があるのか?と、信じられない思いでいっぱいになった。

まだまだ知らないことはたくさんある。
きっと日本にだってあったのかもしれない?

日本という国、儒教という宗教。士農工商…。
ただ知らないだけなのかもしれない。

それは罪深きことなのかもしれない…。







つい手にとってしまった…

2007-10-20 | 
今週末は来宮神社のお祭りです。
これからの時間、かなりの賑わいになるのではないでしょうか?

つづいて22日・23日には見高(今井浜)の三番叟が行われます。
大変申し訳ないのですが、22日(月)はお店の閉店時間を夕方とさせていただきます!
だって伊豆に越してきて、もう4年経つのに未だに三番叟を見たことないんですもの。
今年はフランスのパリでも上演したんですよ。
歴史ある手動の回り舞台も見ものだそうです!楽しみだわぁ~♪



少し前に本屋さんで気になる表紙を見つけ、手にとってみたら思わず引き込まれてしまった…いろいろな旅人もいるもんだ…と。

「インドなんか二度と行くか!ボケ!!- …でもまた行きたいかも」さくら剛

文章はまるでネットのブログを見ているような気分。
カーソルを下へ下へ…文章を読んでいく。
やっぱりだ。
この本はネット上の旅行記があまりにも人気があって活字化されたものだったのだ。

今現在は新しい本が出ているそうで「中国初恋」が幻冬舎から発売中です。
(ちなみにこちらはアフリカ~中国までの旅行記の一部だそうです)
よしもとばななさんも応援しているようですね。

今とっても興味のある国「インド」について、できるだけ本を読むようにしているのですが、この本を読んでみると「行きたくなる!」か「行きたくない!」かどちらかになると思われます。
私は断然「行きたくなる!」ほうになりましたが…不安はいっぱい。
彼の本のタイトル「…でもまた行きたいかも」そんな感想が心から納得できるような内容でした。
思わず「ププッ」て笑ってしまうような内容もあり、なかなか楽しめますよ。
日々脱出したいと思ってる方、一読すれば、気分もスッキリするかもしれません。

なぜインド?

旅をしていると、いろいろな情報を旅先で得ることができます。
今年行った海外旅行で興味を覚えた事は…
①インドには行ってみたほうがいいよ!
②日本人ならアウシュビッツを見学しに行け!
③トルコは広いよ!トルコ国内旅行に行くべし。
④沖縄に行くなら小さい島に行こう。
⑤屋久島でトレッキングしよう。
などなど書ききれないほどたくさんあります。
中でも「インド」の話は聞けば聞くほど興味を増すばかり。
(②も③必ず実行したいですね。情報いただいた女性一人旅の方!ありがとうございます、今度必ず連絡しますね)

そんなこんなで、まだ随分先になる話ですが、情報を得るためにいろいろ読書しているわけなんです。

大陸横断してきたバックパッカー達曰く
「この世のものとは思えない世界ばかり」
「想像を絶する凄さ」
「生きるとは?真剣に考えさせられる国」
「たぶん嫌いになると思うけど1度行ってみれば?」
「行かないほうがいいんじゃない?」

ということで、私的には…
「行くしかないでしょ!」「行ってみれば分かるし」



あの妹尾河童さんでさえ、家族に反対され日本でホテルの予約を全部していったくらいなのですから、インドは侮れないですよね。
ちなみに河童さんの「河童が覗いたインド」は下手なガイドブックより役に立つほど内容が濃く楽しく読ませていただきました。



高野てるこさんの「ガンジス川でバタフライ」はさらに強烈。
この人しかきっとできないだろう旅スタイル。



先日、夜の番組でこの旅行記をドラマ化していました。
脚本は宮藤官九郎さん、主演長澤まさみさんが本当にガンガーに飛び込んでいるのには驚きましたし、中谷美紀さんはすっかりインドに馴染んでました。




人の人生を見る時… 

2007-08-31 | 
今朝は涼しくて気持ち良かった~雨も降りましたしね。

先日、ふと古本屋で見かけて買ってみました。


嫌われ松子の一生(上・下)
【幻冬舎文庫】 山田 宗樹


TVドラマも映画も観ていないし、内容もまったく知らないままこの本に巡り合って良かった!
読み始めて止まらなくなりました。

ある人物についての一生を見る機会なんてそうそう無いですよね。
ノンフィクションなどで知る場合とは、またちょっと違った感じで感情移入しないまま、どんどんストーリーが入っていくので読みやすかったです。


しかし、松子という人は…今流行りの「どんだけ~!」と思わず言ってしまいたくなるほど不幸?なめぐり合わせなのでしょうか。
(この使い方あってるのか?かなり不安。違ってたら指摘してくださいね)

人生がこれほど壮絶ならば、もっと何か出来たのでは?と思ってしまいます。
覚せい剤も殺人も普通では選ばない道ですよ、絶対にね!

「松子」という自分の道を果たして生きてきたのか?
これで「私の人生」と言えるのだろうか?

まぁ小説の中ですから…こんな事を言ってもしかたないのですが。
現実的にこんな人がいるならば…どうせなら占いなどに頼ってみても良いのでは?と思ってしまいます。
選ぶ道が失敗することもありますが、これほどまでについてない場合はねぇ~。


ラストはもうちょっと考えていただけたら良かったかも。
後半、説明調の文章の為かラストがおざなりな印象になってしまいました。


上下巻の長編小説、あっという間に完読でした。


*9月4~6日、お店をお休みさせていただきます。


イスタンブール~ -澁澤幸子-

2007-08-09 | 
まぁ~毎日暑い日がつづいています。

定休日の1日、こう暑いとついつい涼しいところへ行きたくなります。
夕方からは細野高原へ避暑に出かけ…お散歩しつつ私はのんびり本でも読んでみようかと…しかし、風が強いので寒くなるほどでした。

普段店のテラスで過ごすこともあまり無いのですが、休みの日はのんびり本でも読んでみようと…友人の母から借りた本を読み始めました。

澁澤幸子さんは以前ブログでも紹介しました澁澤龍彦さんの妹さんです。
実はトルコに行く前に「イスタンブール、時はゆるやかに」を買って読んでいましたが、こちらの「イスタンブールから船に乗って」を読んでみるとトルコ国内の他都市へ行ってみたくなりました。


幸子さんはどこへいっても人気者。
地元の人々との交流は自然と広がり、楽しそうな旅の様子がとても印象的でした。
道中、泥棒に遭って大変な事態になったりもしますが、その後の出会いなどがさらにすばらしい旅の思い出となっています。
本当にうらやましい限りです。

どんな旅にするのかは人によって違いますが、私の憧れる旅を幸子さんはトルコでしていたのです。
次に行くときはぜひ「船に乗って~」を実現できたらなぁ~。



Mさんへ

お母様からお借りした新聞のスクラップ「クルド人のまち」、とても勉強になりました。
一気に読んでしまいました。
本と一緒にお礼を言っておいてくださいね。
ありがとうございました!


本を読むときは、できれば1杯の珈琲を!といつも思っているのですが最近は旅先で購入した変わった紅茶などを飲んでみたり…。
リプトンでも海外では日本にない種類が結構あったりします。
「ざくろ」の紅茶はさっぱりしててとても評判良かったですよ。
見かけたらぜひ購入してみてください。(トルコで購入)
粉末のリプトンはミルクティです。
ロイヤルミルクティのような濃厚な味わいで期待以上でした。
ひとつはバニラ風味。
お土産にぜひいかがでしょう!(バンコクで購入)




トルコまで行くのは遠いいから…東京でその栄光の歴史を見てみませんか?
ただ今、東京都美術館にてトプカプ宮殿の至宝展を開催中!

トプカプ宮殿はと~っても広く、博物館としては半日はかかるのではないでしょうか?
ハレムの建物内も見てきましたが、想像するだけですごい世界でした。
また明日にでも紹介してみたいと思います。




健康問答 -五木寛之・帯津良一-

2007-08-05 | 
今日も暑くなりそうです…。


夏の暑さなどに年々対応し辛くなっているのは気のせいなのか?

先日、近所の和尚さんから本をお借りしました。

健康問答
本当のところはどうなのか?本音で語る現代の「養生訓」。
五木寛之、帯津良一 著
平凡社
2007年4月
税込 1,470円


健康について日々考える時間が増えている気がするのですが…年のせいもありますよね。
友人たちとの会話にも20代も後半になると、サプリメントやダイエット、食事療法やデトックスなど話題もついつい健康や美容についてが多くなります。

周囲の人の中には癌や難病の治療中であったり、心臓病、内臓疾患、血圧、糖尿病、ありとあらゆる病気を持病に持つ人が多いのですが、虫歯や水虫など身近な疾患でさえ治療法に迷うこともありますよね。


そんな疑問だらけの健康法にホリスティック医療の名医が、素朴な疑問に本音で答えます。


特に最近流行のマクロビオテックやメタボリック症候群など健康ブームにおける常識のウソを、作家と医者が本音で明かしてくれます。


水はたくさん飲まなければいけないのか?

よく1日に2ℓは飲まないといけない!なんて言われています。
確かにこう暑い日が続くと2ℓ以上飲まないと倒れてしまいそうですものね。
しかし帯津先生は「水を飲めばよいというものではない。体の欲求に応じて、のどが渇いたら飲む程度でよい」とおしゃっています。

・珈琲は体にいいか悪いか?
・抗菌・防菌対策は、ほんとうに病気を予防できるか?
・メタボリック症候群は、ほんとうに危険か?
・長生きはほんとうに幸せか?

ほかにも、日常気になることばかり。


この本を読んで思ったのは、「これを食べなさい飲みなさい!あれをしなさい、しちゃいけない!」など決め事をしすぎてはいけないということです。
それだけで患っている上にストレスの追い討ちをかける…余計悪くなりそうですよね。



この本を読んでみるとちょっぴり気が楽になりますよ。

和尚さんに借りる本には赤線がびっしり引かれています。
昔からの癖だそうです。
中にはこんな書き込みもあってさらに勉強になっちゃいます!

喜寿…77歳






ホリスティック医療とは…人間の健康を、肉体や精神、気や霊性等まるごと含めた全体的な健康観でとらえ、西洋医学に中国医学や代替医療も取り入れ、自然治癒力を高めながら、最も適切な治療を行う医療。
 

何でも見てやろう -小田実-

2007-08-02 | 
昨日は半日かけて庭の手入れ。
たまにはゆっくりしたいなぁ~と思っても、なかなかそういう余裕が出来ない。

定休日にはかならず1度は長めの散歩にでる。
これが唯一のんびりモードに切り替わる。
しかし、暑い日はつらい!
昨日は風もなく、蒸し暑く、蚊も大量だった!
それでも犬たちは楽しそうに芝生の上を転がっていた。

今朝!つばめの雛が1羽、巣の外に出ていた。
驚いた!
そろそろ旅立ちも近いのか?
今の時間になるとものすごい数のツバメがやってくる。
きっと一緒に飛ぼう!と誘いにきているのだろう。
そんな彼らについて行って見たいと思ってしまった。


「何でも見てやろう」の小田実さんが亡くなった。
彼の作品はこの1冊しか持っていない。

買ったのはもう随分前の事で、いつだったか良く覚えていない。
小田実という人がどういった人物なのかも良く分からずに、本のタイトルだけで手にとって購入した。

とにかく「百聞は一見に如かず」と単純に感動さえ覚えた旅行記だった。

まだ不便極まりない日本からの海外旅行。
お金もないから留学生で行くのがいい!
それも旅費も出してくれるのだというからこんな良いことはない。

理由は単純でアメリカを見たかったから。
それも①摩天楼②ミシシッピー川③テキサスの原野というなんとも分かりやすいもの。
それでも見てみないことにはねぇ。
見てしまえばどうということもなかったそうだが…。

その後22ヶ国も貧乏旅行したというから凄いじゃないですか!


「何でも見てやろう」このタイトルでこの本を買った人も多いのでは?
そして読んだら、自分で「見てやろう」という気になるはず。

現代は便利になりすぎているとは思うけれど、自分であえて選択していけば、大変だし辛い事もあるけど、きっと思い出深い楽しい旅になるはず!
やはり自分の目で見ないとね♪

写真のようなホステルに泊まれば、世界中の旅人と出会えるし、色々な話も聞けるし、また世界が広がりますよ!
あえてそんな旅をしてみるのも面白いものです。



トルコで私も考えた -高橋由佳利-

2007-04-28 | 
今日から大型連休ですね!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

それにしても先ほどの雨と雷には驚きました!
昼間まではそれなりに良い天気だと思っていたのですが…。

でも、すでに雨は上がりちょっぴり明るくなってきました。
明日はきっと良い天気でしょうね~。


いつも旅行に行く前は、その場所が舞台になっている作品を読んだりしてから行くようにしているのですが…。
この作品はもう行かなくてもいいんじゃないか?くらいに現地のことを細かくのせてくれているんですよ。
それも観光客というよりはトルコの日常を紹介してくれているので、興味津々で初心者の自分には楽しくてしかたがありませんでした。

彼女は私が少女時代から活躍していていた漫画家さんです。
トルコに旅行に行き、トルコに語学勉強に行き、トルコ人と結婚し、現地で子供を生んだというどっぷりトルコにはまっていしまった人生を楽しく漫画で紹介してくれています。

漫画の作品ということもあり、とても伝わりやすいので行くのがますます楽しくなってきました。

すでに1巻~4巻まで刊行されています。
そしてまだ続いているんですよ。

不思議な魅力のあるトルコに少しでも興味のある方、ぜひ読んでみてください!
行きたくなること間違いなしです。


また別の本も紹介していきますので、お楽しみに!