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「悪いうさぎ」を読んで…

2008-03-31 | 
雨もあがり少しづつ明るくなってきました。
今朝もちょっと寒かったです。
体調崩さないように気をつけてくださいね。
(花粉症なのか風邪なのか微妙ですけどね…)


やっと読み終わった作品「悪いうさぎ」は若竹七海さんの女探偵のシリーズものでした。
この本を手に取ったきっかけは、新聞の書評で絶賛されていたのを思い出したから。

内容はかなり過酷なハードボイルドで現実的にはありえない!そんな感想を持ってしまうほど。
……しかし、どうなんですか?
最近のニュースで流れる事件を見ていると、ほとんどが「ありえない!」そんな理解不能な事件ばかり。
みなさんはどうですか?

特にショックだったのは、駅のホームで人を突き落とした殺人事件です。
「だれでもよかった」そんな犯人の行動はとても理解できるものではありません。
今は電車を使った通勤をしているわけではないですが、今現在も通勤通学で電車を使ってらっしゃる方はとても怖い思いをしているのではないでしょうか?
ついつい後ろを気にしてしまう…すごいストレスですよね。

この作品の主人公は女探偵なのですが、内容的には女子高生と家族という現代の家庭の問題を描いています。
事件に巻き込まれていく探偵が体験する過酷な状況が事細かに表現され、読んでいる方も身の毛がよだつ思いがするほど。

でも…こんな恐ろしい体験をしている人だってきっといるんだろうなぁ。
最近の事件をみているとそんなふうに思ってしまった。


悪いうさぎ (文春文庫)
若竹 七海
文芸春秋

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