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みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

無理矢理6輪旅行記in広島1「ことの始まりは週間予報」

2010-07-19 22:36:24 | 自転車
 俺はここ最近飛行機に乗っていなかった。

 とはいえ元々バリバリのビジネスマンとかではないから、そんなに年ナン十回と乗ったりした時期がある訳ではないが。

 その一方で、クレカまで作っているJALのマイルが、飛行機に乗ってもいないのに日常の煩悩を消化?しているうちに勝手に溜まっていく。
 溜まって行くんだが、これが中々消費できないんだよ。


 6月初め、フト思い立って7月の3連休にマイルを使って飛行機に乗ろうと、JALのホームページでつらつら空席状況を見ていたんだが、これが中々競争率が高く、1日3便程度のローカル路線あたりだと全く空席がナイ。
 その中で、辛うじて広島往復の便を確保することができた。

 さて、便を取ったらその次は当然、行き先をどうするか、どうやって移動するかということを考える。

 まあ、旅先の交通手段と言ったら普通は自転車な訳であり、という事は予約も何も必要ないとなり、往復の飛行機と2泊分のホテルの予約だけして暫くほっといていた。


 7月、3連休の1週前の日曜。
 仕事がクソ忙しかったため朝から出勤し、会社のPCで広島の週間天気予報をつらつら眺め。

 この日の予報によると、3連休はどーにも天気がよく無さそうだったため、急遽雨に対応できる交通手段として、マツダレンタカー広島地方でやっていたキャンペーンにてレンタカーを借りることにした。

 このキャンペーンというのが、金曜~月曜まで何日借りても9,900円という、使い方によっては超破格のものだったんだが、車種のラインナップが面白く、

 マーチ、デミオ、ベリーサ、アクセラ

 という…ま、マツダレンタカー何を一番前に出してるんだ…と絶句すること必至の、とんだおみくじ状態(上記4つのどれかが割り当てられ、車種指定できない)だったんだが、安かったのでこれに決定したと。


 で、爽やかに会社にお泊りなんぞをやり、忙しかった仕事もひと段落つき、3連休前日。

 ?いざ蓋を開けてみると3連休、以前の予報に反しずっと好天となっているではないか。

 そこで俺は考えた。 


 とりあえず車は用意してあるので、本当に天気が良かったら自転車を連れて、車に積んで持っていくという手が使えないものか?

 マーチをはじめ、レンタカーの候補としてノミネートされている車種は決して大きいサイズではないが、どれも今時のクルマらしく後部座席はフラットに出来、自転車一台位は積めそうなことが各社のホームページ調査で判明したので、試してみようと思った。

 そして当日。

 

 うむ…しからば行くか。

 相棒シャウラを自転車用のテントから出し、GW以来の輪行袋を引っ張り出し、準備を整え、イザ。


 まずは羽田空港まで自転車で…

 かくして、俺とシャウラの広島珍?道中が幕を開けたのである。つうか一発目前置きで終わってスマソ
 

ツールが始まり

2010-07-04 22:54:19 | 自転車
 気がつけばもう7月に入った。
 ちゅうことは即ち今年ももう半年が過ぎたということ。


 は、早い…

 一応、今年はこないだ危険物取扱者という試験に合格したが、そんなことをやっているうちに今度は本丸である電験の方があと2ヶ月と迫り、そろそろいい加減本腰を入れて勉強せにゃあなあ…と思っていた矢先。

 ツール・ド・フランス開幕。

 しかも、今年も去年に、そして5月に行われていたジロ・デ・イタリアでも完走を果たした新城幸也選手が出場、既にゆんべのプロローグを走り抜けている。

 はい。

 そらもうバッチリゆんべは見ましたとも、プロローグ。


 …まあ流石に去年のようにほぼ毎晩チェックして、記事にするという訳には行かないかも知れん。ちょっと平日は忙しい日々が続きそうなんでね。
 それでも、やはり日本人が出場するということは、そろそろクライマックス間近のサッカーワールドカップでもそうだったように、どうしても俺としては注目せずにはいられない。

 まして、新城選手となればただ出るだけでなく、ステージ優勝なんつうものが期待できてしまう男だからね…

 そんなこんなで電験のお勉強の方がどうなるかは雲行きが怪しくはあるが、できる限りツールを観…じゃねえ勉強していくことにしよう。


 あ、ツールの方はスタート地の阿蘭陀からいよいよ白耳義に入ったようだ。

2010仙台ものがたり最終章「風と共に(阿武隈を)去りぬ」

2010-06-06 23:42:41 | 自転車
 前回の続き。

 宮城県は角田市の名店(俺認定)エヴァンス'89にてエナジーを再びチャージした俺は、このまま行けるとこまでトコトン…走りたかったが、実はここで懸念材料が。
 ま要するに、この調子でトロトロ走っていると、予約した新幹線の発車時刻に間に合わなくなりそうだったのだな。

 今回俺が買った郡山→東京の切符(特急券と乗車券のセット)は、4割引という破格である一方、該当する列車を逃すと切符がいきなり無効になってしまうという厳しい条件が課せられている。

 となれば、何が何でも間に合わせなければならない…という状況ではあったが、実は俺が走る阿武隈川沿いには、阿武隈急行という鉄道が走っている。
 須らく輪行袋を持っている俺は、適当な駅で自転車を畳み、その阿武隈急行に乗ってしまえばまだ十分列車に間に合う。

 エヴァンス'89でランチを待つ間、俺は予め印刷しておいたこの辺の地域の地図を取り出し、同時に列車に間に合うギリギリの便をauのナビウォークで割り出した。
 阿武隈急行はそれ程便がある訳ではない(1時間に1本くらい)ので、自ずと該当の便は決まってくる。

 次に、各駅の発車時刻を検索し、地図中の各駅につらつらと記入していく。

 そうして、阿武隈急行と追いかけっこしつつ限界まで行ってみよう、と。


 まるで居間の団欒のような店内を抜け、温もりのあるログハウスの店舗から出ると、俺は再び角田の街を走りだした。


 割と道路の整備された角田市街だったが、そんな市街地エリアはアッサリと終わり、再び阿武隈川沿いののんびりした道路が続く。

 川沿いの土手の上には、歩行者・自転車道らしき舗装された道があり、車の行きかう道路を避けてそちらを爽やかに走っていった。


 やがて、土手の道は車道を離れ、いつの間にか向かい風も止み、心地よいスピードで走り続ける。

 だが…

 ひたっすら走り続け、なーんとなく様子がおかしいことに気づき、一旦止まってRun&Walkで今まで来た道を確かめてみると…

 とてつもなく回り道をしていたことが発覚。

 うっ…ま、まあ爽やかに走れたからよしとしよう…
 精神的ダメージを多少受けつつ?想定より遅くなりつつ阿武隈急行・丸森駅にトイレを拝借するため立寄った。

 駅舎はのどかなもので、えごま油など地元の特産品も置いてある売店で、草餅を買いつつ店のおばさんにこの先の道について尋ねてみた。

 この時点では、まだ目標の電車までは1時間近く余裕があり、次か次の次あたりの駅まで走るつもりだったが、地図で見る限り道路が険しそうで、なおかつ長いトンネルが点在しているようだったので(山のトンネルは歩道も路肩も無く、車からのプレッシャーを受けるためあまり気が進まない…)。
 しかし、まあそういう視点で地元の道は見ていないのかも知れず、大丈夫なんじゃないの?的な心強い回答を頂いた。

 もうケンチャナヨーというか「できっこないよ、やらなくちゃ」魂だけで、俺は再びシャウラにまたがり次の駅へと走り出した。


 丸森駅を過ぎると、いよいよ山あいの道といった風情となり、トロリとした阿武隈川の流れを横目に(かなり流れは速そうだ)、マイペースで走る。
 すると、トンネルが見えてきたがその手前、川に近い側に側道らしき下りの道が見える。
 そちらに行ってみると、どうやらこちらは旧道らしく、トンネルを回避していくことができた。

 それにしても、次の駅である「あぶくま駅」がなかなか見えてこない。

 遠いことは地図で分かってはいたが、実際に走っているとよもや見逃したのでは?と疑心暗鬼になったりもする。

 だが、やはりあぶくま駅はあった。


 それも、よりによって川の向こう側に。



 くっそー詳細の地図を見ておけば良かったぜ…と後悔しつつも、まさか阿武隈川を泳いで渡る訳にもいかんので、次の駅若しくは向こう側に渡れる橋が見つかるまで走ることに。

 最後の力を振り絞るべくゼリー飲料を一気に飲み干し、旧道をひた走った。

 阿武隈川は何年かおきに大水が出るようで、自分の目の高さあたりに「○○年○月○日洪水位」という表記と、横線の書かれたプレートが貼ってあり、「この時いたら俺とシャウラは絶対絶命だった訳だな・・・」などとつぶやきつつ、何とかあぶくま駅と行き先表示が書かれた看板を見つけ、橋を渡って川の向こう側へ。

 上り下りを経て、遂に俺はあぶくま駅に辿りついた。


 駅舎は無く、一部屋根のかかったホームがあるだけ。改札もなし。
 人気がほとんどなかったので、自転車を転がしそのままホームに入場。

 走り終えてみると妙な寂寥も覚えたが、時間というものがあったため、無人のホームでソソクサとシャウラのタイヤを外し、輪行袋に詰め込んだ。
 こうなってしまえば、後は電車を乗り継ぎ帰るだけだ。

 阿武隈急行から東北本線に乗り、途中子供に輪行袋をガン見される等しながら、無事東北新幹線に乗り込み、東京から再び電車に乗り、そして最寄駅に到着。そこからは再び自転車を組立て、自走して極力交通費を抑える自転車旅を無事家まで走り終えたのであった。


 しかし、この日の走行距離は70kmあまり。こんなヘッポコ自転車旅行の記事を書いているうち、遂にアノ試験の日が近づいてきた…

2010仙台ものがたり第四章「策士逆風に敗れる」

2010-05-30 22:57:11 | 自転車
 えー5月1日。

 この日もお近くの国分通りあたりから、爽やかな朝の日差しと酔っ払いの声が響き、素敵な仙台の朝を迎えることができた。
 (注…二回続けてネタにしちゃったけど、俺の部屋がたまたま通りに一番近かったという事情もあるし、フロントで無料で耳栓も頂けるし、宿泊に関してそれ程問題はないと思います。以上フォロー)

 近所の松屋でしっかり朝飯を頂いた後、世話になったホテル定禅寺の方にフロントでお礼をしつつチェックアウトし、極力軽くした荷物を身につけ仙台を出発。


 行きは自転車をサイクリングヤマト便で送ったが、帰りは全く違う手段、つまり輪行して帰ることにした。
 理由の一つは、ヤマト便は時間がかかり、前日頑張って送ったとしても5月3か4日くらい、つまりその後のゴールデンウィークをシャウラ無しで過ごさなければならなくなる。これはキビチイ。
 もう一つは、やはり折角遠くまで来たのだから、出来るだけ自転車で色々なところを走っておきたいという希望。
 で、実はこれが一番でかいのかも知れないが?極力交通費を安く上げたいという欲が出て、行ける所まで自転車で行こうと思ったのだ。

 具体的に「行ける所」というのが、実は郡山。
 というのも、太っ腹なJR東日本はこの頃、GWの時期にも関わらず新幹線が4割引というグレート過ぎるお得切符を販売していた。
 ただし、4割引が設定されるのは郡山より南。
 ならば、この俺様が郡山まで行ってやるぜッ!ということで、仙台から国道4号をつたって南下し始めたという事情だったのよ。


 しっかーし…

 たかだか1時間程度走っただけでもうヘロヘロ…

 ううっ…ゆんべも調子こいてブゥションでワインを飲んだのが災いしたのか…
 まあ、後で考えたら俺は今年に入ってから大して遠乗りをやっていない身であり、急にやろうとしても無理だったか。

 自転車で一番大切なことは無理しないこと。(多分)という天からの声に素直に従い、途中コンビニでスティックケーキなんつうスイーツかっこわらいを食べ、ゆっくり休憩。
 何とか気力を戻し、再出発したあとは順調に爽やかツーリング…

 となるはずもなく、仙台の南を流れる阿武隈川沿いの道はずーーーーっと向かい風
 景色は萌える草木の緑が美しい、素晴らしい道だったが、ほぼ平坦だったにも関わらずまるでヒルクライムでもやってるかのような抵抗に喘ぎつつ、どうにかこうにか角田(かくだ)という街まで辿りついた。

 そろそろ昼飯を取っておきたい、というかとにかくヘロヘロなので早いとこ休憩したいと思ってトロトロ走っていた俺様の、美味い店アンテナが発動。

 俺は、突如として姿を現したログハウス風の大きな家…?いや、お店の前でペダルを漕ぐ足を止めた。

 店の名は、エヴァンス'89

 シャウラを店の脇に停めさせて頂き、入店すると中は思ったよりも沢山のお客が団欒していた。恐らくは地元の通な方々が会食しに来ていたんだろう。

 そんな団欒に相応しく、パッツパツのサイクルジャージを来て汗ダクの暑苦しい男が乱入…いやジェントルに席につき、おしぼりで顔を拭く等かなり終わった感じでランチを食べることにした。


 ランチメニューのうち、詳しい内容は忘れたが1,780円のセットを注文。ど忘れしてしまったが高級魚のマリネ、牛ほほ肉がふんだんに入ったパスタ等を完食。パスタは思っていたより随分量が多く、料理の味も大変よろしく大満足であった。
 またこういう書き方をしてしまうが、こんなのどかな街でこれだけ雰囲気、味ともによろしい店があるというのはちょっと驚きでさえあった。仙台方面に行く機会があったら是非また行ってみたい。

 余談だが、店名の「エヴァンス」の由来は、店の人に聞いた訳ではないが、ジロ・デ・イタリアでも活躍したカデル・エヴァンス…なわきゃ無さそうで、恐らく「ビル・エヴァンス」というアーティストなんだろう。レジ近くのCDラックに沢山その人のアルバムがあったので。ただ同名のアーティストは複数いるようだが…


 すんません力尽きたのでラストは次回に回します。

2010仙台ものがたり第三章「松島やああウミネコや葡萄酒や」

2010-05-23 23:40:28 | 自転車
 さて、仙台のど真ん中、国分通り近くのホテル定禅寺で爽やかな朝を迎えた俺様、まずは近くのカフェで朝食を摂り、続いて部屋から相棒シャウラを出した。
 しかし、このホテルも長いことやってるんだろうが、この廊下を自転車が通るというのは初めてかも知れんなあ…と思いながら、廊下を通り、先にエレベーターでシャウラを下ろした。

 その後フロントで鍵を預け、ヘルメットを被りサングラスをかけ、いよいよ仙台サイクリングへ出発。


 この日(4月30日)は、もう一泊するためとりあえず仙台近郊を巡ってみようということで、言わずと知れた日本三景の一つである松島に行ってみることにした。

 地図等で調べた感じでは、仙台中心部から松島まではおおよそ20kmチョイ。荷物もほとんど宿に置いてあるしまあ楽勝だろっとたかをくくってひた走る。

 仙台という所は地方都市ながら、個人的にはかなり都会だと思う。
 仙台から国道45号を通り、多賀城市、塩釜市と抜けて走ったが、まあそんなに高層ビルの類こそ建っていないものの、切れ目なく市街地が続いていた。
 しかし、流石に塩釜市街地を過ぎるとにわかに緑が多くなり、いよいよ松島が近くなってきたという実感が沸いてくる。

 一旦国道の脇道を逸れ、潮干狩りが出来る浅瀬に面した道で一休み。すると、一人でバイクツーリングに来たらしい若い男がまた休憩を取っていた。
 ちょっと話しかけてみると、その人は東京の方から、自走(バイクの場合はこう言うのか?)でやってきたらしい。後ろに銀色のマット等いかにもな物を積んでいたので、恐らく野宿というかテントかなんかで泊まりながら来たんだろう。俺は自転車でそれをやる脚力も時間も無かったな…しかし俺が言うのもなんだがなかなか好青年な感じの男であった。

 その男と別れ、また道を進むと程なくして周りが賑々しくなってきた。

 松島という場所は、海に面したエリア一体が観光地となっていて(京都の嵐山に近いものがあるかな?)、道を挟んだ海側が観光船の船着場、陸側が商店街となっている。
 自転車を降り、折角来たので、海に浮かぶ島々を見るべえと出航寸前の観光船に飛び乗った。


 観光船は、何十席の前面ガラス窓に囲まれた座席が用意されている他、船の後ろにデッキがあり、潮風を肌で感じたりウミネコに餌をやったりできるようになっている。
 しからば俺も潮風を肌で感じるか…とデッキに出ると、あろうことかデッキの周りは大量のウミネコがニャーニャー鳴きながら飛来。
 要するに、デッキの周りを飛んでいれば餌にありつけるという事実が既に日課となっているんであろう、本当に人間の目の前を堂々と飛んでいてさながら船のオプション状態である。
 無論、餌の某有名えびせんを投げると、空中でキャッチする奴、弧を描いて着水するのを待ち、自らも着水しゲトする奴と各々得意な取り方で器用に食事をしていた。

 俺は、そういう擦れた連中に餌をやる気にはなれなかったので、島を撮りながらひたすら至近距離でウミネコを撮影。
 ところがタダで写真撮影されたのが気に入らなかったのか!?一羽が突然俺に襲い掛かり、右手の小指をつつきやがったぁ…
 その時はたまたま動画で撮影していたのだが、後で再生してみると超ドアップのウミネコの姿、そしてカメラの激しいブレが俺の狼狽ぶりを克明に記録していて笑った

 で肝心の島なのだが、ちっさい島々が点々と在る様は確かに面白かったが、案外写真にすると地味なもんである…
 ただ、人が住んでいてそれなりの大きさである寒風沢島は、周りに民家がなくプライベートビーチっぽい外観の砂浜があったりして、ちょっと行ってみたいなあ…と憧れの目で見たりしていた。

 50分程度の、(ウミネコのクチバシを)文字通り肌で感じるクルージングが終わり、俺は周りをぶらつき、爽やか観光地プライスの昼飯を食べ、シーズン終了ギリギリだった牡蠣も無事に食べ、仙台に帰ることとした。


 しかし・・・
 帰り道、せいぜい40km程度しか走っていないというのになんかやたらと疲れた…ヘロヘロになりながら、ご飯一杯分のキャロリーを摂れるというゼリー飲料をチュパチュパやりながら、やっとの思いで宿に帰還。

 外に駐輪場の類がないため、再び部屋に自転車を入れ、一息つく間もなく外出。
 明日のツーリングのため、不要な荷物は全て送ろうと、またダイソーに行ってチャック付のバッグを買い、汚れ物から靴に至るまで(行きは普通の靴を履いて、自転車用の靴は手で持ってきてた。当然送るのは普通の靴)手当たり次第にブチ込み、フロントにて宅配便の発送手続きを済ませた。

 不要な荷物は全て送った結果、当然?普通のTシャツなどはなくなり、上はサイクルジャージ、下は長裾のレーパンにハーフパンツという、どこからどう見ても自転車乗りの格好となった俺様、しかし一向に気兼ねすることなく、クリート付の靴をカチャカチャ言わせながら再びブゥションに行った

 イヤ前日ワインとパンが美味かったのがどうしても忘れられず…一遍ちゃんとしたコースを食ってみたいと思い、開店直後のブゥションに平然と入りコースを頂いたのさ。

 一応、店員には「ホラサッカーの有名チームのユニフォームのレプリカを着たりするじゃないですか、あれと同じノリですよ」と説明したので、パッツパツのケース・デパーニュのサイクルジャージ姿は当然アリという判定が下されたハズだが?


 そんな訳で、またしてもちゃんとワインを2杯飲むという自転車をナメ切った?俺は、次の日また遠乗りをやる訳なんだが…次回でちゃんと〆られるかどうかは未知数である。

2010仙台ものがたり第一章「石橋を見てトンカチを買いに行く…感じ」

2010-05-09 22:46:46 | 自転車
 さて、のっけからヘロヘロの状態で荷物をまとめ、朝発の仙台行きキラキラ号に乗り込んだドロドロの?男。

 当然のことながら、バスの中では15時過ぎの到着時までひたすらおネンネしまくった。
 一方、夜勤明けで時間もあまりなく、というか食欲も無かったのでろくすっぽ食わず乗ってしまった俺は、途中高速のサービスエリアで2回休憩があった時にはガッツリと食料を補給。1回目が焼きおにぎりで2回目がリンゴの煮たやつと桃のクリーム入りパンだったかな?

 ちなみに、今回キラキラ号は初めて利用したんだが、4列シートながら席の前のスペースが広く、フットレストもあり存外快適ではあった。しかも値段は4列ならではの安さであり、また他の場所行きの便でも利用したいと思った。
 東北道の渋滞を見越し、常磐道に迂回した女性ドライバーの判断も的確で、結局予定到着時刻から2~30分程度の遅れで仙台に到着した。御の字というやつである。

 そして、到着後はさらにマックで、こないだビッグ・アメリカシリーズを4種全制覇したボーナスでゲットしたクーポン券が発動。
 クォーターパウンダーセットをサクッと完食し、もうこの上なくダイエットに効きそうな仙台ツアーは幕を開けたのである。

 仙台駅から北東に歩き、途中まだ桜の残る公園を通ったりして、地下鉄勾当台公園駅の近くにあるホテル定禅寺(じょうぜんじ)という宿にチェックイン。

 先日、このホテル宛にサイクリングヤマト便にて自転車を送っており、その旨は先に電話で承知してもらっていたので、フロントで早速そのことを話した。

 すると、何と部屋に運んでおいて下さったとのお返事が…普通のロードバイクなんで重さもさることながら大きさも結構なものであり、大変であったろうと思うが、流石にフロントでは邪魔だと判断したのであろう。いずれにせよ有難いことであった。


 記名等手続きを済ませ、鍵を預かり部屋に入ると、奥のほうに青い輪行袋がデデンと…シャウラ君仙台の章である。

 部屋の中に自転車を入れるというのは、昔ハワイで160kmを走った時以来だったが、ハワイと比べるとチト狭いシングルルームの中、部屋の家具類を傷めないよう慎重に組立て。

 とここで一つ気づいた。
 今回、ヤマト便で自転車を運ぶにあたり、自転車本体および輪行袋のダメージを軽減するためにリアディレーラー(後ろの変速機)とペダルを外していたのだが、それを再びつけるための六角レンチがない。

 あっれー今朝家を出るときどこにも無かったから、シャウラのサドルバッグにでも入れたんかと思ったんだが…とすっとぼけてばかりもいられない。

 という訳で、仙台に着いて俺が最初にとった行動は、六角レンチを買いに行くという素晴らしく計画的な旅の始まりではあった。

全米が泣いた?ラスト・サイクルスクエア(下)

2010-03-14 23:58:46 | 自転車
1月17日、夕方。

秋葉原を巡った俺は、やはりもう一度北参道に行こうと思った。

この日が最終日だったサイクルスクエア北参道では、夕方に三大自転車雑誌の編集長によるトークショーが開催されるということになっていた。

それ自体も気になっていたし、そのMCが絹代さんだったりということもあったので、日曜の夕方という厳しい時間帯だが行ってみようと思い立ったのだ。

AKBから北参道へは、中央線各停で千駄ヶ谷駅に行き、そこから歩き。
時節柄、早々に暗くなった通りを歩くと、サイクルスクエアの灯りが見えてきた。

店内は既に絹代さんとサイクルスクエアスタッフによる前座と言うべき?トークショーが始まっており、辺りの席という席がほとんど埋まっているばかりか、関係者らしき人達の立ち見客が沢山おり、会場は自転車愛好家たちの熱気に包まれていた。

この場所が、この日で無くなってしまうなどとはにわかには信じられない位。


やがて、日本自転車界の大御所とも呼べるお三方が登場…しかし、実はお一人参加できず急遽リザーバーの方が登場されていた。

ちなみに、三大自転車雑誌というのは、
「サイクルスポーツ」
「バイシクルクラブ」
「ファンライド」
で、それぞれ前世紀、言い換えれば今ほどスポーツ自転車が流行る前からずーっと情報を提供し続けて下さってるパイオニアなんである。

で、今回はその三誌のうちからバイクラとファンライドの編集長、そしてサイスポの姉妹誌というか「増刊」である「チクリッシモ」の編集長(確か元サイスポ編集長だったかと)のお三方が登場し、絹代さんの進行にてトークショーは進められた。


やはり、それぞれロードバイクがかなーりマイナーなスポーツっつうか趣味だった時代から知っている方々らしく、今のロードバイクのブーム(あえてここでは「スポーツ自転車ブーム」と書かずにこう書こう)を相当客観的、クールに見ているようであった。

中でも、チクリッシモ編集長の宮内さんは「もうこれ以上自転車ユーザーをやっきになって増やす必要はないんじゃないかと思う」というようなことをおっしゃってたくらいだ。

宮内さんのお話では、昔ロードバイクがマイナー趣味だった頃は、今まで乗ったことの無い人がポッとそういう自転車を買って乗り出すというパターンは無くて、師弟制ではないがロードバイクを乗りこなしている人に話を聞いて、色々教えてもらい、一緒にツーリングなり何なりして熟練を積みつつ走る…という感じであったと。

裏を返せば、今は結構簡単にロードがそれこそ下手したらネットでポチっと手に入って、簡単に乗り始めるというパターンが多くなっている、そういう状況を宮内さんはある意味危ういと思っておられるのかも知れない(この辺は俺の解釈ね)。


俺としては、宮内さんの意見にまるごと賛成ではないが、やはり冷静に考えると師匠はともかく、ちゃんとしたショップすら知らずに本格スポーツ自転車に乗れてしまうってのは、それ自体リスクをはらんでいるものなのかもしれない。

こないだも、朝自転車用ヘルメットを被り、ロードに乗って爽やかに車道を逆走している人を見かけ、ああいうのが今後出てくると「自転車=危険」というようなイメージが先行しかねないなあ…という思いはある。
 もちろん自転車が安全な乗り物だなどと言うつもりはないけど、他者に危険を及ぼすことだけは第一に避けなければならないと思っているのよ。

 この話が長くなるとそういうことだけ話題になったと思われかねないが、実際はそれだけではない。
 例えば、三誌はそれぞれ一般参加型の自転車レースを多数プロデュース若しくは支援してきたという実績があったり、一方特に近年、本格的に自転車を始めたい女性向けの企画を沢山やってきたり(元々自転車雑誌界も男社会だったようだが、最近読んでると女性の編集者の方々が多数いらっしゃるようで)と、「日本の自転車界のため、自転車雑誌としてできる事をやる」という使命をまっとうすべく日夜考えてらっしゃる。
 そういう姿勢が熱意あるトークから読み取れ、読み手としては頼もしい限りだと感じた。

 後は、三者(三誌)それぞれ自転車に対する向き合い方は当然違うが、「敵」若しくは「ライバル」というよりは、むしろ「同志」という間柄という印象を受けたかな。
 皆さんまだまだ雑誌でやりたいことが沢山あるって事で、これからも日本のスポーツ自転車の発展のためにいいモノを出していっていただきたいなーというのが俺としてのまとめ。


 などとグダグダと書いてきたが、実は小生トークショーの途中で抜け出し帰ってしまったのだ・・・イヤ次の日から仕事だったし、「龍馬伝」観たかったしで<なんちゅう理由じゃい…
 結果絹代さんには挨拶できんかったが、またの機会とさせて頂いた。

 そして、サイクルスクエア。
 最終日というある意味おいすぃとこ取りさせて頂いた訳だが、ああいったリアルで自転車にまつわる様々な思惑、情報、或いは誘惑!?(ついうっかりデローザで家に帰っちゃったいとか(笑))が交雑できる空間ってのは、自転車ショップでも近いものはあるんだが、やはり表向き「カフェ」というニュートラルな場所が一番いいのかも知れないと思った。

 またどっかで同じような場所ができるといいんじゃねえかと思うよ本当。


 しかし、これだけ自転車雑誌の方々が一所懸命にやってらっしゃる一方、俺の方は今年に入ってからどーも走行距離が伸びないんだよなあ…春には何とか遠乗りをしたいんだが。


P.S.そういや前回書き忘れてたが、昼間サイクルスクエアの外にあのKUWAHARAの「ガープ」のフルカスタマイズされたモデルが置いてあった。
人のだったので写真は撮らなかったがあれは本当にカッチョエエマシンだ。いつか欲しいもんよ。

全米が泣いた?ラスト・サイクルスクエア(上)

2010-03-07 22:48:02 | 自転車
 もう今年もあっちゅう間に2ヶ月が過ぎた訳だが、当ブログはようやっと「初日」が出るところ。

 まずは、正月が過ぎた1月17日(奇しくも阪神・淡路大震災の日であるが)、俺様は意気揚々と自転車で1時間ほど走り、武蔵小杉という駅に自転車を停め、そこからは電車で東京さ行って来た。

 まずは昼の腹ごしらえとして、渋谷で豚骨ラーメンでも食ってくか…と思ってブラついていたら、気がついたらCrystal Bee Houseというランチにサイドメニュー食べ放題の店でガッツリ昼飯を食べていた俺。

 自転車で消費したカロリーを倍返しという通常営業をこなしつつ(泣)、再び電車で今度は北参道という所に移動。
 
 そこでは、去年の7月から正にこの日まで限定で、サイクルスクエア北参道という、自転車を世に広めるための実験的施設が営業されていたのである。


 ここの話はそれこそオープン当初より絹代さんのブログで読んで知っていたのだが、「まー東京に行く機会は幾らでもあっからそのうち行くベエ」なんて思っていたら、東京(≒秋葉原)には行くものの北参道へのあと一歩がなかなか出ず、気がつけば最終日。

 ここは流石に行っとくだろっと一念発起し、ましてこの日は色々イベントがあり行く価値は十分にありそうだったため、やっとこさサイクルスクエアにたどり着くことが出来た。


 現地は、想像していた程人通りが多い地域ではなく、その分普段ありえないような密度で置かれた6ケタ円は当たり前のスーパーバイセコー達が放つオーラが遠目でも分かった。

 まして、この日はこないだのサイクルモードでも話題にした、「DE ROSA」の特別試乗会が開催されており、イッターリアの家内制手工業の結晶達が鎮座ましましておった。

 試乗会に申し込むべく施設に入ると、そこは一見普通のこじゃれたカフェ。
 しかし、よく見るとハンガーがドロップハンドルだったり、壁にロードバイクが掛けてあったりとやはり自転車がテーマの施設って感じではある。

 折角カフェもあるのでと、カプチーノを注文しつつ試乗の受付を済ますと、なんか思ったよりすぐ乗れそうなので、カプチーノをガブ飲みしてから(--;イザ試乗。

 外では既に試乗者が何人かスタンバイしており、俺もその中の一人として自転車を決めることに。
 デ・ローザの自転車は正直あまり詳しく無いので、適当に手元にあったのに乗ろうと思ったが、スタッフの方が「IDOL」ってのを薦めて下さったのでそれに乗ることにした。

 試乗コースは、実は北参道から自転車では近い神宮外苑
 ここは、道路が絵画館を囲むようにオーバル(楕円)、つまりグルリと回れるようになっている。
 しかも、毎週日曜日はサイクリングコースとして自動車が規制されており、自転車で走るにはもってこいのコースとなってるちゅう訳。

 その中を、割と「サイクリング楽しんでます」って感じの普段着に近い服装で、しかし一台ン十万デ・ローザを転がす集団が走る様は、もし試乗会を知らない自転車好きが見たらどう思ったろうね

 で、今回借りたこのIDOLであるが、名前に反してとてもクールな造りであった。
 基本モノクロームの色合いのフレームに、スラッと伸びたフロントフォーク。
 そして、持った瞬間「うっ…」と唸ってしまうくらいの驚きの軽さ。

 後ろの変速機は、「ATHENA」というグレードで、何と11段変速である。
 しかも、ギアを落とす(軽い側に変える)のはもとより、普通の変速機では一回一回レバーを動かさなければならない、ギアを上げる(重くする)行為も手元のボタンで3段くらいは一気に上げられるという至れり尽くせり。

 こりゃ俺には使いこなせない鴨…と思いつつもカチャカチャ爽やかに変速も楽しみつつ、もちろん軽くてサクサクいける走りも楽しみつつ試乗終了。最後に写真を撮らせてもらってさよならデローザと相成ったのである。


 乗った後、カタログを見て知ったのだが、このIDOLは名前に反して?きゃなーり上級なモデルらしく、お値段をみてまた「うっ…」と唸らされた。
 やっぱり高級な自転車ってのは一味もふた味も違うなあ…と感心しつつ、一旦サイクルスクエアを離れ、やっぱり秋葉原の引力に引き込まれて行った自転車野郎。

 しかし、夕方再びサイクルスクエアに顔を出すこととなるんであるが、話が長くなったので次に回すとしよう。

みずけん式サイクルモード宣言!?vol.9「アンカーモード再び、そしてエンディング」

2010-02-14 23:21:05 | 自転車
 2009年12月のサイクルモードのお話、いい加減ケリをつけよう。

 終了時間近く、俺の足はあのブリジストン・アンカーブースに向かっていた。

 もう試乗もステージも終わり、そろそろ片付けモードに入ろうとしていたアンカーブースの一角で、俺は朝生つぐみさんを見つけた。


 つぐみさんとはおととし、彼女がMCを務めるツールド千葉の会場で挨拶して以来だったので、折角の機会なのでお話させて頂こうと思ったので。


 挨拶を交わし、会期中ずっとステージという最前線でサイクルモードを見てきたつぐみさんとは、それだけにまとめに相応しいお話を色々させて頂いた。


 まず、サイクルモードは今回超をつけたい位大盛況だったのだが、その年齢分布というと実は俺より年上、まあ40代、50代といった人達が大多数を占めていた。
 それは、もう行きのシャトルバスを待つ人達が、見た感じ俺より上の方ばっかだった(たまに20代位の連中や子供連れもいたけど)
 つぐみさんもそう感じたそうで、彼女は「オジサン」だけでなく「オバサン」も多い印象を受けたと言っていたな。

 要するに俺が思っているのは、昨今自転車流行りということになっているが、ここには意外と若い連中がいなかったりするんだよね。
 別に40代だろうが70代だろうが、自転車ってのは世代を超えて楽しめるもんなので皆様大歓迎である。
 だが、もうちょっと下の世代からこういうのは盛り上がっていかないと、語弊があるかも知れないが後が続かないと思うんだよ。
 そのためには、前回のプログレッシヴみたいに比較的低価格でも、機能十分かつ個性もあるという魅力ある自転車を作っていってもらうってのも大事かもね。


 あとつぐみさんが言ってたのが、いわゆるマニアの人が少なくなったという話(だったと思う。2ヶ月経ってるのでちょっとうろ覚えだが…)。
 この辺の話は最近もあるトークショーで話題になっていたのだが、昔はある程度自転車、とりわけロードバイクなんつうものは自転車に通じてる人でないと知りもしないし当然乗らないというものだった。
 それが、ここ何年かのムーブメントで「新しい時代が来つつある」(←つぐみさん談)、つまりここいらが日本における自転車の行く末にとっての分岐点であるんだろうなあと、そういうような話をして別れたのであった。


 最後の最後は、丁度会場出口近くだったこともあり、チャリジェンヌブースに運良くいらっしゃった絹代さんにも挨拶を交わした。
 「試乗の方どうでした?」
 「いやーもうバッチリコケちゃいまして
 と、昔のマラソン選手ばりの挨拶に絹代さんも返答に困っていたようだったが、ともあれ最早有名人となった彼女に挨拶できてよかった。

 お一人、イイミワさんにだけは挨拶はおろかお目にかかることもほとんどできなかったが、彼女の方はステージ出づっぱりだったので致し方ない。まあまた自転車イベントで会えることを楽しみにすっかな。


 といったところで、サイクルモードのお話終了なんであるが、正直そのサイクルモード後今現在に至るまでそれなりにエピソードは沢山あったりする。
 その辺をどこまで書いていけるかは不明だが、改めて今年もよろしくお願いします。

みずけん式サイクルモード宣言!?vol.8「もろもろモード」

2010-02-07 22:53:00 | 自転車
 終わり間近に、思い出したところのメーカーの話を書いておこう。

 一つはPROGRESSIVE

 このメーカーはここ何年かのサイクルモードで気になっている所で、リーズナブルかつ多彩な自転車を提供しているのが特色と言える。

 以前から落ち着いた感じの街乗り自転車、つまりクロスバイクを出していたが、今年はメタリックブラウンという落ち着きつつかっちょええ色合いのクロスバイクを出していた。
 こういうのは中々ありそうでないんだよなあ。

 今年は例年以上にロードバイク(5~9万という低価格帯、誰が何と言おうと)を出していたほか、カバンつきのツーリング用自転車、はたまたリカンベントというタイプの自転車も出していて、手広くやっているようだった。
 ただ、このメーカーは大阪の方の会社らしく、関東では中々売っているところがないのが残念ではある。


 次はKUWAHARA
 KUWAHARAなんてメーカーは聞いたことない、という御仁もいるかも知れんが、その実ここの自転車は恐らく大多数の人間が見ているはずなんである。


 というのも。

 何と実はこのメーカー、あの映画E.T.で主人公達が自転車で空を飛ぶ名シーン、あの自転車を提供していたのだ。

 元々KUWAHARAはBMXを作っていて、古くからアメリカにも自転車を提供していたそうだが、正に日本の誇る自転車メーカーと言っても過言ではないのだよ。

 で、ここのブースで一番俺の目を引いたのは、写真のGAAPというコレ。
 まず見た目がカッコエエ。
 これがどうも試乗できるってんで目の色変えて乗ってみたが、さすがのKUWAHARAスキトキメキトキスって感じで(←結構世代の分かりそうなネタだが…)フラツキが無いとかいう次元ではなく、サスの効き具合もよろしく並のMTB以上に楽しめる乗り心地でよろしかった。

 最近某所でバリバリにカスタマイズされたコレを見かけたのだが、その時の話はまあいずれできるかどうか分からんな。


 最後はDE ROSA
 去年は試乗できたが、今回は午前に行かなかったため既に試乗は絶望的だったので見るだけだった。

 ここの面白いところは、昔歴史の勉強だかで習った家内製手工業ってな感じで、ご家族総出で一つ一つのフレームやら何やらを手作りでやっておられる。

 今回、ブース内でその様子をひたすら放映していて、溶接やペイント工程、はたまた強度検査としてフレームに機械で繰り返し衝撃を与えるシーン等を男100%な入場者達が見ていた(笑)。何だかんだ言ってやはりああいうのは男は好きなんだよね…でも自転車自体はオサレさんなので女性にも人気だよ。


 そんなこんなで、色々自転車を見て乗って、リアルに走る滑る見事に転ぶというある意味超人的な?活躍をやっているうちに閉店のお時間近くになってきた。

 諸事情により早めに帰った友人と別れ、俺は単独でチョロっとあるところに寄った。その話をもって、次回よーーやっと最終回だ。