いちこく御休み処~馬籠宿
居心地のよい休み処につい長居をしてしまった。
無料の茶屋だが、置かれた寄付の壷に気持ちだけ入れさせて頂いた。
馬籠に向かって歩き出す。
林の中の峠道をかって和宮様や「夜明け前」の青山半蔵も島崎藤村も歩いたのだろう。
石畳を出るといっとき車道にでる、そこには今は使われていない峠の茶屋跡。
ここは海抜801m、北は高い木曽の山々、南は「平らな野原の多い」と当村が書いた美濃平野。
車道を少し下ると右に入り下りとなる膝の悪い私は用心用心。
間もなく峠の集落があり,ここにも江戸がある。
長年受け継がれた生活の知恵が軒先や庭に受け継がれている。
11時半馬籠まで1.6k、お昼までに到着できるのだろうか?
坂がつづきます、妻籠から馬籠まで峠を歩いている日本人は少なく外国からのウオーカーが多い。
香港在住のイギリスの団体さんノルディックウオーク?両手にステッキを持ってかなり疲れて様子で坂を上ってきます。
「がんばれ!」と声を掛けると明るい返事が返ってきます。
中山道でなくスペインの巡礼をしている気分でした。
石畳の下り坂を歩き、車道を超え更に石畳の道は下りの方が厳しいと思った。
12時すこしまえ、馬籠の手前の展望台に到着、やっと日本人に会えました。
奈良井宿で同宿した同郷のご夫婦は妻籠にこれから行き馬籠を歩くとお話ししておられたが、この峠を越えたのかな~
展望台を降りるとそこは木曽路の一番南の宿場「馬籠宿」。
山の尾根に出来た珍しい地形の宿場,石垣を積んで平地を造り一軒づつ家が建てられている。
奈良井宿、妻籠宿と同様多くの観光客が行き来する、江戸の宿場町でした。
今回の旅も明日で終りとなる。
それに昨夜の宿で出た檜の箸がここに売られていた。
私は滅多にお土産は買わないのだが、財布と背中の重さを気にしながら購入。
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