インターネット時代の患者と医師の向精神薬に対するスタンスについて述べた論文(エッセイ?)です。
この本の執筆者の中では飛びぬけて若く(1969年生まれ)、しかも開業医なので、向精神薬や患者に他するスタンスもかなり違っていて、時にシニカルに感じる部分もあります。
高度成長時代のメランコリー親和型の単極うつ病から、現代の双極Ⅱ型障害までの向精神薬の推移や、患者や医師の向精神薬へのスタンスの変化について概観しようとしていますが、構成がうまくなく尻切れとんぼな感じです。
特に、筆者が思い入れのある向精神薬の「官能的評価」(文中には筆者の定義も書いてありますが、かえって誤解を招く恐れがありますので、あえてここには書きません)にこだわりすぎて、いたずらに紙数を浪費した感はぬぐいきれません。
特に、インターネットで入手した向精神薬の自己処方の危険性については、具体例も挙げてもっと述べるべきだったと思います。
この本の執筆者の中では飛びぬけて若く(1969年生まれ)、しかも開業医なので、向精神薬や患者に他するスタンスもかなり違っていて、時にシニカルに感じる部分もあります。
高度成長時代のメランコリー親和型の単極うつ病から、現代の双極Ⅱ型障害までの向精神薬の推移や、患者や医師の向精神薬へのスタンスの変化について概観しようとしていますが、構成がうまくなく尻切れとんぼな感じです。
特に、筆者が思い入れのある向精神薬の「官能的評価」(文中には筆者の定義も書いてありますが、かえって誤解を招く恐れがありますので、あえてここには書きません)にこだわりすぎて、いたずらに紙数を浪費した感はぬぐいきれません。
特に、インターネットで入手した向精神薬の自己処方の危険性については、具体例も挙げてもっと述べるべきだったと思います。
うつ病論―双極2型障害とその周辺 (メンタルヘルス・ライブラリー) | |
クリエーター情報なし | |
批評社 |