読書録「ファントム・ペイン」3
著者 神永学
出版 新潮社
p58より引用
“だが、見てくれがかわいくても、中枢神経
の興奮作用と、幻覚作用を併せ持つ麻薬で、
覚醒剤と大差はない。”
目次より抜粋引用
“Phantom
Pain
Revenge”
向こう見ずな青年を主人公とした、アク
ションミステリー長編小説。
天命探偵・真田省吾シリーズ第三弾。
雨、車の中から六本木近くのクラブハウス
を見張る刑事たち、彼らに協力するのは派手
な顔立ちの少女だった…。
上記の引用は、麻薬MDMAについての一文。
今年は危険ドラッグが大きく問題になりまし
たが、この種の物も今でも出回っているので
しょうか。
薬を使って興奮や快楽を得たとしても、それ
で壊れた体と長い時間付き合わなければなら
ないとしたら、いいことはないと思うのです
が。なにより違法なので、体だけでなくその
後の人生にリスクを背負うことになりますし。
真田の仲間たちの過去の因縁が描かれてい
て、シリーズをより深く楽しめるようになる
一冊だと思います。
ーーーーー