読書録「面白南極料理人」4
著者 西村淳
出版 新潮社
P48より引用
“しかし、一度油で揚げてある「サッポロ一番」他の即席ラーメ
ンは、使いものにならないどころか、ドーム基地で越冬中でさえ
も十分おいしくいただくことができた。”
目次から抜粋引用
“大雪原の小さな家
作業と宴会の日々
まじめでおかしな仲間たち
飲んで怒って笑って泣いて”
二度の南極観測を経験した著者による、二度目の観測越冬隊で
の出来事を記した一冊。
出発前の雪中訓練の様子から一年の任務を終えての帰還まで、
非常に苛酷なはずの出来事でも面白く書かれています。
上記の引用は、南極観測船「しらせ」艦内での食料配布を記し
た部分での一文。著者達が行く予定だったドーム基地は高地で、
水が85度で沸騰するので使えないと思っていたそうです。ウイル
スも生きていられない中でなら、インスタントラーメンは極めて
便利な保存食になるようです。いつまででも置いておけそうです
ね。
閉鎖された場所では、食べることと気分転換がとても重要なの
だなと思いました。
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