とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

人の死は鼻で笑っていいものではない

2020-11-08 22:54:34 | 会社での出来事

葬式と人格 - とめどもないことをつらつらと
https://blog.goo.ne.jp/booter/e/f9bb28d5c17fa87f9ca406139cc4032a

某年某月某日、グループ会社のKさんが40前半という若さで突然亡くなってしまった。性格は快活で人望も厚く、皆に慕われていた。週末は元気だったのに、週明けに職場に顔を出さないので、様子を見に行ったら吐血して倒れていたという。具体的な死因についての情報はついに知らされなかった。社葬をするというので取り急ぎのお金を持って会場に向かう。すると100人以上はいるだろう仕事関係と見られる人間でホールが埋められていた。全てKさんの為に来ているという。私がこの会場で知り合いの女性を見かけた。話しかける。この女性はKさんと数年来の付き合いなので、思う所人一倍だろう。彼女は私と話している時に思わず涙ぐむ。この涙は本物だ。私は涙が出そうになるのをこらえてそのまま気丈に話す。

(中略)

そして親会社に当たる会社に勤めるFさんは、葬儀の前日のエピソードがある。
それまで私とFさんは会話をした事が無かったが、訃報のあと、たまたま帰るタイミングが一緒になり、短い道中少し話し込んだ。私が「何で死んじゃったんでしょうね」とうつむいて言った。Fさんは鼻で一回笑ったあと「仕事のし過ぎなんじゃねーの」と言った。ちなみにこれがFさんと私が喋った最初の会話だ。その場は何事も無く一緒の道中まで過ごして、その後分かれたが、私の中に腑に落ちないものが残った。人の死は鼻で笑っていいのか? 
Fさんと私は同い年だが、私は以後、Fさんとの会話で敬語を崩していない。Fさんはその理由に気づいているだろうか。


このFさんを今更に思い出して腹が立った。
人の死は鼻で笑っていいものではない。
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3 コメント

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Unknown (おーっぱい)
2020-11-10 00:07:40
その人は自分に向かって笑ったんでしょ
「明日は我が身」と思っていても辞められない自分を
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Unknown (booter)
2020-11-10 00:54:11
そうだとしたらかなりひどいブラックな環境ですね。

皆が皆、定年前の死を意識して働いていると言う。

うーん、私にしてからもそうかもしれませんね。
未だに不思議なのが、なぜあの会社の人々で、課長職以上の人が死んだり、あるいは障害を持ったり、あるいは病気になっていないのか不思議なんですよ。

ちなみに私はその時言葉がしゃべれなくなりましたが(今は徐々に回復)、うーん、なんでみんな障害負ってないんだ? 死んでないんだ? と凄い不思議なんですよね。

ひょっとしてみんな手を抜いているんでしょうか。
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Unknown (booter)
2020-11-10 00:59:41
そのFさんにしてからも、確かに過労気味でフラフラになりながらも仕事していましたが、障害も負ってない、病気になってない、死んでないと言う点で、私から見ればピンピンしている方なんですよ。仮に自分に言ってたとしても全然覚悟が足りないんじゃないんでしょうかね。
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