とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

キリスト教プロテスタント カルバン派(長老派) の出生主義と、それに相対する反出生主義

2017-05-01 22:02:01 | 哲学・学術・教育
牙を研げ 佐藤優 P41

 結論から言うと、プロテスタンティズム、なかんずくカルバン派は、人は生まれる前から、救われる人は選ばれていて、天国のノートに名前が載っていると考える。同時に、生まれる前から、滅びに至る人も天国のノートに記されている。しかし、そのことを我々は知ることはできない。
 現実の生活においてさまざまな試練がある。しかし、自分は選ばれている人間んだという確信を持っているから、どんな試練も乗り切ることができ、最終的には「ああ、これでよかったんだ」という人生を歩むことができると考える。いわば刷り込みです。
 だから、プロテスタントの人たちは、苦しみながら最期を迎えたとしても、ふりかえって自分の人生はよかったと思って死ぬ。そういう刷り込みがあるから、特に逆境に津おい。どんな逆境にあっても、それは神の試練であって、救われることが前提になっている。教会に行くことも、自分が教会に来させられていると考える。



反出生主義 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%87%BA%E7%94%9F%E4%B8%BB%E7%BE%A9

ショーペンハウアーは、人生は嫌なことの方が多いと主張し、最も合理的な立場は子供をこの世界に生みださないことだと主張する。子供は、親・出生地・時代を選べない点から、ノルウェーの哲学者Peter Wessel Zapffeは、子供が同意なしに世界に生み出されることにも留意している。

親になって子供を育てることは、幸福をもたらすとは限らない。子供の立場から見ても、子供は親を選べない点から、児童心理を知らなかったり、子供を奴隷扱いするなど育児に不適格な親(いわゆる「毒親」)のもとに生まれたら、必然的に子供は不幸になる。

子供を持つ親は、子供のいない家庭と比較して統計的に有意に幸福のレベルが低く、生活満足度、結婚満足度、および精神的健康状態が悪いことをヨーロッパやアメリカの多くの学者が報告し、いくつかの証拠を発見している[1]。
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