とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

サムライチャンプルー 視聴

2024-10-02 22:40:31 | 映像作品視聴感想
と言うことで。
オサンティドタバタ時代劇。

・以前1話のみ見たことがあったのだが、視聴を中止した。面白くないからである。
 何がどう面白くないのか、と言うと、①皆が精神的に共有して抱える精神的課題とその克服がない、②最終的に倒しに行く大ボスがいない、と言うものであった。
 一応目的は「ひまわりの匂いのする侍を探す」になっているが、舞台での目的としては弱い。
 また、これらは登場人物に精神的課題として最初から共有されていない。

 しかし、私は以前よりそれらの要素を求めなくなった。
 私は再度視聴を開始することにした。

 ちなみに同じドタバタでも、グレンラガンの方は、①皆が精神的に共有して抱える精神的課題とその克服が大アリ、②最終的に倒しに行く大ボスが明確と言う感じで私のお気に入り、いや精神的支柱を支える作品である。
 ついでに言えば、グレンラガンは③途中の大ボスが仲間になる、④最後のラストバトルでOPテーマが流れる、⑤主人公が精神的に成長する。⑥もうこれ以上ないくらいの、打ち倒せないだろうと言う困難が次々に襲いかかっては撃破する、⑦大ボスまでの道程が直線的であって分かりやすい、⑧大ボスを倒せば世界が救われる、と言うことが明示されており分かりやすい、と全てが揃ったアニメーションにおけるパーペキムーブをしていた作品であった。

・基本的に殺陣がいい。スターウォーズのあのライトセーバーのちゃんばらは一体何だったんだと思うくらいによくできている(いやそもそもスターウォーズの殺陣は良くなかった。なんでフォースと組み合わせなかったん? )。
 あと湯呑で刀を受ける演出は初めて見た。あれはいい。

・9話「魑魅魍魎」。大麻畑を育ててた山奥の天狗集団(僧兵)がいたが、ムゲンに放火されて皆らりった話。まあ一言も大麻だなんて言ってないけど、あの形の葉っぱの畑と紫色の煙の表現がそれしかないんだよなあ・・・凄いギリギリを攻めた表現だ。
 ちなみにどうも画像検索する分には大麻の煙は紫色とかじゃなくて普通に白なんじゃないのかと。
 これは色がついている表現(黄色い声援、青息吐息)と同じか。

 あと大麻はアッパーじゃなくてダウナーだったと思ったので確認。
 ほぅーら、大麻はダウナーじゃないか。アッパーはコカインよね。あれ? あの葉っぱってコカインなんか? 確認したが違う。やっぱり大麻だがアッパー描写。
 とまあ知識だけなんでかあるんですよね。延々と書ける。
 まずは古くはスキタイ人が大麻をいぶしたところに・・・みたいな。
 ちなみに私は薬物・大麻は一切やっておりませんし、それどころか酒とタバコがダメで、更にそれどころか缶コーヒーがダメで(なんでみんな缶コーヒー飲んで体にダメージ来ないの? )、虚弱体質の私はそれが故に一番綺麗な体をしております(しかし内臓の機能障害が・・・)。
 多分製作者側も経験ないから間違った描写になったんだと思う。
 ちなみに大麻は時間感覚を失うらしいです(byジュリアン・バーバ(英物理学者))

・13話「暗夜行路 其之壱」
 途中、9:52付近でフウが民家の玄関をスパッと音を立てて開くシーンがあるが、細かくは間違い。
 ああ言う民家であのくらいの年季ものであれば、屋内であればまだしも、屋外との境目にある玄関口の戸は、基本的に扉のたてつけは悪くなっており、ああいう風にすぱっと開けしめができない。
 下の受け口の木材が白く乾いて経年の摩擦で丸みをおび、時にはほぞの中がささくれだっている。
 なので、「ガタガタ」と建付けの悪さを表現しながら開けるのが正解。
 ちなみにロウを塗れば滑りが良くなる、と言う話しもございますが、それでも現代の障子のようにすぱっと開けることはできないと思います。ちなみに私は試しましたが良くなることはなかった。
 あと当時でもロウは貴重品なので、そういう用途には使用しないと思います。

 色々言っていますが、それ以外は本当時代考証がよくできていると思います(素人意見で上から目線)。
 ラップやってるところとか、改造駕籠が質で安く見積もられるところとか。

・14話「暗夜行路 其之弐」
 元々おしゃれだったけれども、ここに来て更に急激にオサンティになった。
 あとフウがムゲンに持ってきた食料はイカとかタコとかあと良くわからない全部軟体動物の海産物だった。

・15話「徹頭徹尾」
 最初のカエルスクラッチほんまおもろい。
 あと忍者の動きが本当秀逸。これからのアニメはこれを参考にしたらよからふず(2004年放映なので20年前の作品)。
 「ばんざーい」なぜか欽ちゃんのように斜めになる一行。
 エレベータがあるwww


・18話「文武両道」
 もう最初の解説文からおもろい。
 「ムゲンたちは広島に着いた。ジンは昔世話になった道場に行ったが道場主はすでに他界し道場は荒れ放題。双子の息子たちは町のチーマーになりお互い反目しあっているのだった。」
 チーマーwww。たぶん今の令和の人には分からない。
 あと若本規夫さん一発で分かるな。
 ラップバトル。
 江戸時代にこんな大量の染料あるかなー(棒)。


・21話「悲歌慷慨 其之弐」
 ラストの大雨になる描写が秀逸。

・22話「怒髪衝天」
 体育会系wwwそんな言葉江戸時代にあったかなー。
 コミュニケーションwwwついに英語が出たし(いやバイトとかも言っていたような)。
 働かざるもの食う寝る遊ぶwww
 超時空時代劇wwwあーもうダメwwwラストに向かってスロットルかかってる感じがするwww
 「彼は自称超能力者のケント」あーもうダメwww
 んー? 長崎に行くのにきのこ雲は・・・ちょっと頂けないと言うか・・・引くと言うか・・・
 ギャグにしてはいけないというか・・・

・23話「一球入魂」
 いきなり作画ミスだが、いやもうこのアニメが何だか掴んだ。
 時代劇アニメにいきなりアメリカの球場をぶっこんでくる辺りでどういう展開になっても気にしてはいけない。
 
 声:篠原遊馬
 スポーツ根性時代劇www
 みのに線香☆☆☆あーもうだめ

・ラスト

 この手の厚塗りがいいのに、なぜアニメでは使用されないのか。コストが跳ね上がるから? 
 あと視聴者としては私しか喜ばなさそうというのが・・・


・と言うことで。
 海外視聴者から指摘されるよくある日本アニメの特徴として、「登場人物の構成がパターン化している」と言うものである。いわゆる男2、女1と言う非対称の構成が多いと言うことだが(エヴァンゲリオンなどはこの逆で男1女2)、これもそう。物語に予想をせぬ音階が混ぜ込まされるのが、ストーリーに躍動を与えると言う感じか。

・あとやはり、「おされギャグ侍アニメ」として見れば本当に高品質で面白いが、しかし普通のアニメとして見る分には「父親に会いに行く」は目的感が弱い。またその目的をメンバーが共にすれば良かったのだが、それも弱い。再度言及するが、これの完璧バージョンがグレンラガンだった。
コメント
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