とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

夢の中のドラキュラの話し

2013-11-11 21:34:08 | 日記
久々に怖い夢を見た。怖い夢を昔からしょっちゅう見ているので、慣れもあるせいか、現在の私の心情としては、恐れおののく、と言う感覚では無いのであるが、まあちょっと気分も悪いので、厄落としに書かせて頂く。サスペンスホラーのようで我ながら気味の悪い。

薄暗い空間の中、十数人が何かをしてうろうろしているが、その中の数人が吸血鬼であることが分かった。皆、一方向に逃げ、私もその中の一員として逃げる。逃げて行く内にさながらマラソン大会の様相を呈するに至った。皆その内に散り散りになり、自分は一人で逃げることになった。とにかく道は分からないがメインの大きな通りを走っていれば間違いない、と思いどんどんと走って行くが、その内、周囲がやっとのことで目視できるくらいの暗さの道に入ってしまい、袋小路に入ってしまった。
仕方ないので、建物の中に入る。建物の壁は黒く、中も暗いままだ。
追手はひたひたと距離を詰めながら迫ってくる。壁も登ったがそれでも追ってくる。
そこで向こうが、何やら話しかけてきた。日本語だ。何かを言っていたのだが、思い出せない。
そこであと一息で追いつかれるところで、屋根から洞窟の天井と思しきところへ差し込み式フックを引っ掛け、逃れた。ここで夢が終わる。

さてここで反省であるが、追ってくる得体の知れない何かは、言葉を喋っていた。つまり何か意味のある言葉を私に向かって話していたのであるが、これは角度を変えて考えてみると、ひょっとしたら何らかの交渉は可能だったのかとも思う。
基本的には向こうさんとしたら、暴力でふみにじれば後はどうでもいいはずなのである。それを何か言葉をかけてきたと言うのは状況があまり良くなかったからではないだろうか。状況を好転させようと働きかけていたのではないか。
いや、それにしたって、私の交渉手段に逃げ切ると言うものがあったのだから、その選択肢を取り続けて、その結果、向こうにダメージを与えると言うのは間違いではなかったとも言える。




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タクシー運転手のおっちゃんの話し

2013-11-11 21:08:26 | 日記
先日タクシーに乗った。まあ小一時間くらいだと思ったが、そのくらいの時間ならタクシーの運転手さんとはしゃべる。色々な人がいて面白いのだが、この日のおっちゃんはプロ中のプロであった。それはしゃべりや接客が、と言うことではなく、車の運転を生業(なりわい)として自らの人生と一体化させている人だった。
運転後、暫くしたら話しは始まった。
「あれですよ、最近は就く仕事が無いから、仕方なくタクシーの運転手になるって言う人が多いんですけど、私は違うんですよ。私はこれが好きでタクシーの運転手になりましたから。」おっちゃんはスーパーカーブームが来てからと言うもの、車にハマり続け、車が好きで好きでしょうがなくなってこの業界を選んだのだと言う。なので車のことには人一倍詳しいし、その複雑に絡み合った繊維のように育まれた愛情の内実を紐解くにも、これまた一筋縄ではいかなそうな性格をしていた。そう言うおっちゃんは嘆く。「最近はパンクしたからJAFを呼ぶって言う人もいるけど何なんでしょうね。運転手なんだから、それくらいは自分で出来なくっちゃあいけないかと。」おっちゃんの人生はタクシーの運転手とトラックの運転手を行ったり来たりしたそうだ。そのおかげもあって、おっちゃんは整備のかなり深い部分までできるらしい。ちなみに車には、トランクの裏、ボンネットの裏、シャシーの裏面までワックスをかける熱の入れようだ。
休憩時間には、仲間内で車のどこにワックスをかけるかで議論となる。

私は今の境遇的に、将来タクシーの運転手になってしまうかもしれない、と言う恐怖がある。なので、おっちゃんの話しには羨望と言うものが基本的に無いのだが、しかし、別の面から見た場合、少し羨ましくなった。

それは自分の好きなことを仕事にし、休み時間も完全に自分の趣向に合う人達と話し合えるからだ。
私の場合なんか、「民族的イデオロギーはITの時代を迎えてどのように変化していくか?」「覇権を握るITに共通・通底する要素は何か?」「今後世界はどうなるか?」などとは誰も話したがらないだろうし、普通の人にそれを言っても、お茶を濁されるだけで私も得るものが無いだろう。今の環境に不満は無い。むしろ、私の周囲にいる人達がとても私に気を遣って頂いている状態なので、恐縮するばかりなのである。
これをして、私が趣味の話しをしたい、と言うのは贅沢すぎる悩みであろう。



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