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とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

おおかみこどもの雨と雪 視聴

2024-08-12 03:13:45 | 映像作品視聴感想
・ほーんあれか、まーた味のないクラッカー映画かと思って見始めた。
・いやクラッカーなのは間違いない。
・全体を通して言えば、確かに「だから何? 」と言う感じではあった。
・だが、その途中のプロットが本当胸に来る。

・クラッカーの一つ一つがマジでむせる
・本当行動や言葉の一つ一つがこちらに刺さってこちらを殺しにくる。
・例えば主人公のはなが育児に懸命になる姿がもう見てられない。
 おんぶひもでおんぶして洗濯中にうたたねするとか、ちょっとした合間時間に寝るとかぐあああ! これなんとかならんのかおい! 

・第二子の雨であるが、「かあさん、おおかみってどうしていつも悪者なの? 」「みんなに嫌われて最後には殺される」「だったら僕オオカミはいやだ」と自己のアイデンティティが世界に愛されていない既存の社会規定、思考を嘆く。
 うおおおおい! これも何とかならんのか! いやお前は普通に生きてていいし愛されてんだよ! お前の父ちゃんも普通に生きてたよ! 
 くそっ! くそっ! くそがっ! 

・1回目の栽培で枯れる野菜
・2回目の栽培で枯れる野菜
 ぐああああ! 
・で口は悪いけど面倒見のいいじいちゃん
 ぐああああ! 

・でやっぱり思うのが、細田作品は「ものすごい出来のいい絵本」であるということ。
 監督の限界がこれじゃなくて、あちこちの要望だとかを調整したらこうなった感は凄いある。
 (新海監督が大衆受けにシフトしたのと同じように)。
 ファミリー向けとして安心・・・とは思ったけど、最初のシーンとかちょっと子供にはなあと。

あと今回は、あのまっ白い巨大空間での回る巨大リングはありませんでした。

まっ白い巨大空間での回る巨大リングの実績表
○ SUPER FLAT MONOGLAM
○ 時をかける少女
○ サマーウォーズ
☓ バケモノの子
☓ おおかみこどもの雨と雪

以上です。

時をかける少女 女性は鬼の速度で相談

2024-08-09 19:44:01 | 映像作品視聴感想
と言うことで、細田守監督作品「時をかける少女」であるが作中の主人公が転校してきたイケメン男子校生に告白されるシーンがある。
それを主人公はその告白されたことを数回「なかった」ことにしたその後に、即座に自分の叔母へ相談している。
こうしたことは男社会の間ではあまりすることがない(女性側のプライバシーや、個人的な考えを他人に暴露することになるので、他人に「話さない」ことでそれなりに女性の側を気遣っている)。

だが、女性社会ではこれが異なっており、告白されたり、男女間で何かあれば即座に他人に相談する。
光の速度は、秒速299792458メートルだが、この速度の98パーセントの速さで彼女らは情報を伝達するのだ。

いやこの映画の場合は、その光の速度すら超えている可能性がある。
今回の件で言えば、結果的に言っても、千秋からの告白は未遂に終わったが、しかしその思いを他人に暴露していると言うとこで同罪である。

私はこうした彼女らの物事を軽んじて行動する容態を、「デリカシーがない」と言って批判しているが、彼女らはそれらを見直すそぶりすらない。いやむしろこれでバランスが取れた健全な動きなのだろう。何かあって相談する先もないと言うのは良くないことだ。


バケモノの子 視聴

2024-08-09 19:43:38 | 映像作品視聴感想
アマプラ400円。

・序盤1時間は普通。
 豚の僧侶の若いあんちゃんがいい味出している。
 あと、多々良だけれども、

↓これが多々良


どこかで既視感が・・・
多分これ


とこれ


顔の中央はルパンぽい。

あと、「渋天街」と書くくらいなので、漢字文化圏ではあるみたい。あと日本語が通じるし、いや
日本語主体の社会圏になっている。
の割に「アドバイス」と言う英語が出てくる。いやこれ助言で良かったような。

途中で白鯨の文章らしきものが出てくる。
「主人公は自分の片足を奪った憎い鯨に復讐しようとしている でも実は、主人公は自分自身と戦っているんじゃないかな? 」「つまり鯨は自分自身を映す鏡で」


・熊徹が勝つ。これみんな当時の視聴者が思ってただろうけれども、猪王山でなくていいんか? 
 どう考えても猪王山がトップにふさわしいだろ的な。

・と思ったところであああ〜とか思ったんだよね。
 途中で自分と熊轍が似ていることに気づいた辺りで、自分が出世できないのもなるほどな、と。

・凄い勢いで納得できなかった。
 え? これで終わり? これで終わりでええんか? 

・中身ない。


時をかける少女 振り返り分析2

2024-08-09 01:27:50 | 映像作品視聴感想
1.救われるべき人

 ここの物語には救われるべき登場人物がいくつかいる。
 恋が成就した女子高生の後輩、恋が実らなかった主人公。
 これらはそれぞれに甘酸っぱい思い出を遺して「ああ、良かったね」と言う感じで終わるのだが、消化不良だったのがあの消化器を投げた男子高生である。

 この男子高生は悪いことが起こる要素の起動役として据えられているが、よく考えればこの男子高生はいじめられ気質なだけで、最初から何も悪くない。
 できればこの男子高生も救われるべきであった。

 コースケと千秋のように悠々自適に生きて高校生活を満喫する人間もいれば、余裕がなくて運もないと言う、この「生きて生きて、何とか小さい平穏と幸せを手に入れるんだ」と言う男もいる。後者が救われるテーゼがない。これが気になった。

2.

2回目に視聴する「後で付き合っとけば良かったって後悔しても知らねーぞ」のリフレインがもうきつくてよくできている。ぐああああ! みたいな。ほら、そっち行っとけ、バカ、みたいな。

3.

で、ちあきの告白の仕方もよかねーべみたいな。
もっと手を取ったりしてドキドキさせたりするんだよ! 
木を薪にして燃え上がらせるにも順番があるべ? 
切る→1〜2年くらい乾燥させる→薪へみたいな。

いきなり生木を持ってきてもそら火がつかねえべさ、と。

で、まあ最初の告白からかなり時間も経ったから、そういう段取りは踏めたことになったのだけれども。

4.
重要なのが二度寝三度寝に使用したり、カラオケの10時間連続に使用したりで、体感と体の疲労や回復は、時間の経過と共にそれなりに蓄積しているっぽい。
つまりあのまま無制限に使用し続けていればおばあちゃんのようになるのだ。
女性版&リアルタイムで加齢する浦島太郎になる。

時をかける少女 振り返り分析

2024-08-05 23:54:25 | 映像作品視聴感想
と言うことで。

1.何回タイムリープした? 

 駅の坂道で 14:00(1)
 川辺で21:00(2)→プリン食べようとして失敗→元の時間に戻る
 川辺で23:00(3)ブリッジでジャイアントスイングを避ける25:23
 カラオケで26:16(4)
 カラオケで26:43(5)
  カラオケで10時間いたというので、2時間コースならここであと2回飛んだと言うこと→を加算して(7)
 鉄板焼きを食べる27:29(8)
 2回予想でキャッチ(10)
 3回打てる(13)
 朝も二度寝三度寝(16)
 忘れ物をしても取りに行かなくて済む(17)
 食い放題も90分で終わりじゃない(18)
 告られて戻る(19)
 告られて戻る(20)
 告られて戻る(21)
 消化器をよけさせる(22)
 この時点で残り6

 と言うことでおおよそ28回前後、もしくはそれ以上がタイムリープの上限回数だったと考えられる。

 告白1回目(失敗)()
 告白2回目(失敗)()
 告白3回目(失敗)()ここで残り1

 でラストが+1で29くらいか

2.入れ子構造と前ふり

 上手いな、と思ったのが「まことがいい目を見ている分、悪い目を見ている人がいるんじゃないの? 」と言う導入。
 で、その具体的に発生してしまって、更にそこから予期せぬ方向に連鎖してしまう現実の提示。

 これができていて、なんで未来人の提示が枠組みとして最初の方に提示できていなかったし。なんで? 

で、話は戻って「まことがいい目を見ている分、悪い目を見ている人がいるんじゃないの? 」と言う導入については本当お手本にするべきと言うくらいの綺麗さだった。